三石山、岩湧山、一徳防山

そろそろ秋を感じたいので、岩湧山へ行こうと思った。

岩湧山だけではもったいないが、さてどういうルートにするか?

電車の駅をスタート・ゴールにしたい。岩湧山ならスタートは南海の紀見峠駅しか無い。問題はゴール地点をどこにするかということ。まさかピストンというわけにはいかない。

ルートとしてはダイトレを行って槇尾山というのが一般的だけれど、ここへ行くとバスに乗らなければならない。それに人が多そう。

和歌山線の駅は岩湧山からはかなり遠いので、残されたルートは北へ向かうしかない。

岩湧山の北にある一徳防山(いっとくぼうさん)は講座で行ったことがある。この時は逆コースで岩湧山まで足を延ばした。

講座の時はマイクロバスでの大名登山だったけれど、今日は平民登山。しかし北に下って車道を三日市町駅までなら走れそうだ。

ただ、これだけではちょっともの足らない感じ。なので、前菜で三石山(みついしやま)を味わうことにした。こんな機会でもなければ行くことが無さそう。

我ながらいいルート設定ができたとほくそえんで、難波から南海電車に乗り込んだ。途中、車内放送で、人身事故が発生してダイヤが乱れるとのこと。どこに転進するか考えていたら、事故が発生した駅はすでに通過した駅で、取りあえず紀見峠駅までは行けそうで一安心した。

9/16、午前8時17分に紀見峠駅を出発した。

今日は左に折れて三石山へ向かう。

しばらく車道を進むとショートカットできそうな山道が。

このあとも何度かショートカットして三石山を目指す。しかし歩く人が少ないようで、蜘蛛の巣だらけ。木の枝をぐるぐる回しながら歩いても、それでも蜘蛛の巣がしばしば顔に貼り付いてくる。

おそらくこれが三石山へ登る最後の山道。

なかなかの急登が続く。

9時28分、出発して1時間11分で三石山山頂(738.4m)に到着した。展望はまったく無し。

道標に従って岩湧山の方向に進む。しばらく下ったら荒れた林道に出た。

ツリフネソウ。

路面が荒れていてあまり走れない。

しばらくしたら舗装路に出た。走れる所は走っていたが、いつの間にかロスト!!

このまま進んでも岩湧山のそばの車道に繋がっていそうだけれど、おそらく遠回りになると思うので、戻って登山路を探した。さっきは死角になっていた。

登山路入り口の看板は「車両通行止」。荒れた登山路にバイクの轍があった。絶対に遭いたくない。石を投げてやりたくなる。

幸い、バイクに出会うことは無く、三石山から1時間少々でダイトレの稜線に出た。

しばし登ると快適なトレイルになる。これは走るしかないでしょう。

ただ、やはりここまで来るとハイカーがたくさんいる。

ついに出てきました。ダイトレ名物、木の階段。

岩湧寺への分岐。ここを下る予定。

岩湧山への最後の登り。

シラヤマギク(?)。

クルマユリ(コオニユリ?)。

11時7分、岩湧山(897.1m)に到着した。

展望場所から和泉葛城山(たぶん)。

ススキはまだこの程度でした。

山頂エリアは人が多いので岩湧寺への分岐に戻って、ここで今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。

そして20分ほどで岩湧寺の車道に下りてきた。

講座で来た時にどういう道を辿ったのかよく思い出せず、岩湧寺の方へ少し下ってみた。

シュウカイドウが満開。

やはり車道を上に上がるようで、ようやく一徳防山の道標に出会った。

岩湧山エリアを離れるとまた静かな山歩きが楽しめる。ただしまたもや蜘蛛の巣地獄。

編笠山(635m)。

もう少し涼しくて、蜘蛛の巣が無ければ最高なのだけれど。

下山は一徳防山手前の分岐を下る予定。

12時55分、一徳防山(541m)に到着した。そう言えばかすかな記憶がある。ぼたもち休憩。

分岐に戻る時、岩湧山の素晴らしい眺望に気付いた。

下山は尾根道で、途中から沢に下る道へ行こうと思っていたのだけれど、案の定、沢筋は荒れていて、分岐からわずかであっさり諦めて戻った。

尾根を下ると最後はゴルフ練習場のそばに出る。近づいてきたらそこらじゅうにゴルフボール。

つまりここまで飛んでくるということで、万全の注意を払いながら下った。

一徳防山から1時間足らずでゴルフ練習場まで下りてきた。あとは車道を三日市町駅まで走るだけ。

午後2時22分、三日市町駅にゴールした。

ちょうど駅のすぐ前にスーパーがあったので、ここのトイレで着替えて、ビールを買って一人打ち上げをやった。

ちょうどバルコニーから正面に岩湧山、右に一徳防山。

楽しい一日でした。

伏見稲荷から大比叡

6月から始めた月イチロング走。早くも8月が欠けてしまったので、9/1に決行することにした。

7月に予定していた京都一周トレイルを伏見稲荷から鞍馬まで行こうと思った。しかしまた暑さがぶりかえしてきたので、はたして鞍馬まで行けるかどうか・・・。

朝、起きた時の意欲は今ひとつ。一時雨音が聞こえたりしたので淀川のジョグでお茶を濁そうかという考えもチラッと湧いたけれど、幸か不幸か雨もほどなく止んだので、予定通り出かけることにした。

いつも準備をする伏見稲荷駅のそばの公園が工事用フェンスで覆われていた。かなり古い施設だったので改修なのだろう。

そのそばのスペースで準備を整えて、出発したのは7時12分だった。小雨。

こんな時間でもすでに観光客はたくさん。特に外国人観光客が多い。本殿の横を進む。

千本鳥居は通らずに裏道から四ツ辻へ。

陽はさしていないので気温はそれほど高くないけれど、とにかく湿度が高い。すでに汗びっしょりで泉涌寺を通過。

住宅街を通り抜けて京女鳥部の森へ。

五条通りはトンネルで渡る。

清水山の山頂はパス。

東山山頂公園から北の方を望む。比叡山はかすんでよく見えない。

三条通りをしばらく走って、ネジリマンボを通ってインクライン。

日向大神宮。

大文字山山頂(465.3m)に到着したのはちょうど10時だった。

もちろん火床へ向かう。

火床からの下りは7月の講座で歩いた「大」の字の左の払いのルートが近そうだったのでそれを下って、本来の道に出会った所でおにぎり休憩にした。

その後、登山道を下っていたところ、左足のカーフサポートのあたりにチクッとした痛みが。見たらアブに刺されていた。

結構ぶすっと刺された感じだったのでポイズンリムーバーで処置していたところ、今度は左肩のあたりにまたチクッ。振り払ったら今度は右肩!!。

今日はうっかりハッカスプレーを忘れてきた。泣きたい気分で意気消沈。

いつもの朝鮮学校グラウンドルートを通って、バプテスト病院そばの自動販売機でコーラを補給。

片手に缶を持ちながら山道に入る。

随分疲れてきた。瓜生山(301m)まではすぐと思っていたのに、以外と遠かった。一瞬、違うルートを行ってしまったのかと思ったが、そうではなかった。

ここからしばらくはこれまでならわりと走れるコースだったのだが、今日はまったく意欲が出ない。鞍馬まではもうムリと思った。翌日は随行の仕事があるのであまりムリはできない。

石鳥居の所で腰をおろしておはぎ休憩にした。

沢で顔を洗ってちょっとすっきりして、水飲対陣へ。しかしもう修学院に下ってしまいたい気分。

さすがにここで下ってしまうわけにはいかないので、雲母坂を登る。

しばらく登りが続くと少し身体が慣れてきたけれど、いずれにしても今日は八瀬へ下ろうと思った。バスには乗りたくない。

上の方はおそらく昨秋の台風の影響であろう、すさまじい倒木。

今日の最終目標を比叡山最高峰の大比叡(おおひえ)にした。ここは一周トレイルコースからはずれているので来る機会が少ない。実は「比叡山」という名前の山は無くて、四明岳(しめいだけ)と大比叡の双耳峰。

駐車場のそばの車道を上がる。少し上がってから登山道に入って、午後1時7分、大比叡(848.1m)に到着した。3年半ぶり

ここから延暦寺へ下る道は歩いたことが無いので、そちらに向かう。

すぐに下れるのかと思ったけれど、予想外に15分ほどかかった。おそらく比叡山のトレイルレースではスタート直後にここを登るはず。

一周トレイルルートに戻って、以前に下ったことのある道に入った。

途中、ちょっとした展望場所から市原方面。

スキー場跡の下からの道に出会う峠。

もう八瀬駅まであと少しと思っていたが、登山道が倒木でふさがれていて、そのそばに人工的な階段が設置されていたので、そこを下った。

そうしたら精華女子校のグラウンドの石垣の上に出た。階段のようなものは見あたらず、数メートルの高さがあるので飛び降りるわけにもいかない。

石垣の上のヤブを進んだらフェンスが。何とか乗り越えられそうな場所を探して乗り越えた。以前はこんなことは無かったのだけれど。

今年中には講座でまたここを下ることになるので、その時は注意しなければ。

午後2時27分、八瀬駅に到着した。

約28km、7時間15分でした。帰ってからの疲労感は、これまでの鞍馬まで行った時と同じようなものだった。ひょっとしたらそれ以上だったかも。暑さのせい? ということにしておこうと思う。

甘南備山

どうしてもやらなければならない仕事ができたので、今日(6/29)は遠出はあきらめた。

しかし山田池のジョグでお茶を濁すわけにはいかないので、久しぶりに甘南備山(かんなびやま)へ行ってみようと思った。

前回、甘南備山へ行ったのはもう10年以上前だろうか。記録も残っていないが、かすかな記憶は片隅にある。

午後2時過ぎ、ポカリだけを持って家を出た。

穂谷川の堤防を走って、藤阪からR307に入る。

前方に甘南備山。ここを左に入る。


前回来たときは確か何の標識も無い山道に入ったはず。ここ?

道は以外としっかり整備されている。倒木もちゃんと伐採されている。

少し進むと道標が出てきた。やはりこれで合っていた。

出発して50分ほどで三角点(201.6m)に到着した。甘南備山からは結構離れている。

八幡の木津川方向を見下ろす。

ここから10分ほどで甘南備神社に到着した。

展望台から京田辺方面を望む。真ん中やや左の山は鷲峰山(じゅうぶせん)。右奥はおそらく童仙房の三ヶ岳。

本殿にお参り(221m)。奈良時代の創建と伝えられるが、この建物は昭和に改築されたもの。それでも結構劣化している。

前回来たとき、たしか山頂から少し下った所でR307に向かって下る道に入った記憶があったので、それらしい道を下ってみた。

しかしほどなくヤブが濃くなって前進を諦めた。

仕方無く元に戻って、三角点のすぐ下にあった分岐に入ってみたけれど、これも散策路をぐるっとまわって三角点を一周するだけで戻ってしまった。

もう元の道を戻るしかないと思っていたところ、氷室への標識を発見。

ひょっとしてこれだったかもと思って下ったところ、正解でした。トンネルでR307をくぐる。

そしてR307に出た。

あとは元来た道を戻るだけ。

約20km、2時間45分のショートコースだったけれど、それなりの満足感はありました。

生駒縦走 自宅から王寺

先月、弘法大師の道へ行った時、ずいぶん体力の低下を感じた。

それでなくても加齢とともに体力が低下してくのに、このところは普段のランニングも質量共に落ちている。

しかしながらもうレースに出ようという気分にはならないし、はっきりした目標が無ければ追い込んだトレーニングもできない。

そうは言ってもこのままずるずるとパフォーマンスが低下していくというのでは困る。今の自分のレベルなりにやりたいと思っていることはまだまだある。

追い込んだトレーニングはもうムリにしても、何か体力低下を極力少なく抑えられる方法が無いかと考えて、月に一度くらいは 40km 超のロング走をやるというのはどうだろうかと思った。

ロードや河川敷を追い込んで長距離走るというのはもはやムリなので、そこそこ走れるトレイルのロング走ならまだできるのではないかと考えた。

ちょうどおあつらえ向きのコースがある。

自宅発で生駒を縦走して王寺まで行くと 45km くらいになる。自宅発なのでアプローチの移動が不要で、今まで何度もやっているのでコースも熟知している。ただしアクシデント等で途中で降りなければならないような事態になるとエスケープルートはあまりよく知らない。

ちょうど昨日(6/23)は天気予報でも不安定と伝えていたので、初めてのエリアに行って雨に降られるよりは、練習モードで割り切った走りにしておいた方がいいだろうと思った。

曇り空の元、7時28分に家を出た。

穂谷川から津田のアルプラの前を通って、スパバレイへ。最近はこの程度の登りも走るのはちょっとつらくなってきた。

今日は練習モードなので国見山はパスして交野山(341m)へ。出発して1時間25分くらい。真ん中の緑のエリアは山田池公園。

くろんど園地の休憩所でぼたもち休憩を取って、ほしだ園地をかすめて飯盛霊園へ。水道を借りて顔を洗う。

住宅街を抜けて堂尾池へ。最近は釣り人を見かけなくなった。

出発して3時間40分くらいで、室池でおにぎり休憩にした。

出発してから4時間くらいでようやく阪奈道路の歩道橋まで来た。距離的には半分くらい。

ドライブウェイのそばの休憩エリアは団体が食事中だったのでパスして、生駒ボウルダーをキロ10分程度のスロージョグで進む。

生駒山山頂に上がる道はまだ通行止めだった。しかし昨年も登っていて様子はわかっているので入った。

登っていると、上からハイカーが下りてくるのに何度か出会った。いずれもわりと高齢のハイカーで、あの崩壊箇所を下りてきたのだろうかとちょっと不思議に思った。

登りが終わって右に曲がっていよいよ崩壊箇所というあたりにさしかかると、直進が通行止めになっていて、左から道が下りてきている。あのハイカー達はこの道を下りてきたようだ。

この石段を上がったらドライブウエイに出た。ここは通行止めになっていなかった。

山頂遊園地は結構賑わっている。三角点(642m)を探してみたけれどやはり見つからず。

少し進んで、自動販売機でコーラを買って休憩した。出発してからほぼ5時間、30km ほど来た。

生駒名物の電波塔。

パノラマ展望台から矢田丘陵を見下ろす。

暗峠は写真だけ撮ってすぐに通過。

ぼくらの広場から大阪市内を見下ろす。

昨年修復工事をしていた車道は完全に復旧しているようで、登山道も元に戻っている。十三峠の石仏。

午後3時前、ようやく信貴山(437m)に到着して、展望場所から金剛山地を望む。ただし霞んでいて遠方は見えない。

車道を走って、大和川にかかる明治橋から信貴山を振り返る。

午後3時42分、王寺駅にゴールした。

いつものように駅前の西友のトイレで着替えて、缶ビールを買って一人打ち上げをやった。

8時間15分、44.5km でした。

捻草峠、武士ヶ峯

捻草峠(ねじもちとうげ)は先日の「弘法大師の道」で通った峠。そして武士ヶ峯も弘法大師の道にあるピークだけれど、レースでは山頂は通らないので、私も先日は通っていない。

どうしてこんな所へ行ったのかと言うと・・・。

私は登山のガイドブックというものはあまり読まない。できるだけ新しい情報がほしいので、直近の情報は主としてネットから得ている。もちろんネットの情報をそのまま信じ込むわけではないけれど、複数の情報が得られればそれらからだいたいの状態を推測する。

とは言ってもガイドブックをまったく持っていないわけではなくて、新しい行き先を探す時などには利用している。先週の池木屋山は分県登山ガイドの奈良県版で知った山だ。ただしルートはヤマレコの記録を参考にして決めた。

その分県登山ガイド奈良県版を見ていた時、「弘法大師の道」が解説されているのに気がついた。行く前にはまったく気がついていなかった。

それによると天狗倉山の手前の捻草峠(ねじもちとうげ)から東の沢に少し下ると水が得られると書かれている。

本当だろうか? ここはちょうどルートの中間あたりなので、ここで水が得られればテント泊が可能になる。

先日は午前4時過ぎくらいに通過している。吉野を出発してから8時間半くらい。まだ暗かったので、どんな場所だったのかまったく記憶に無い。だいたい捻草峠の名前すら知らずに歩いていた。

これは確認に行かなければならない。

登山地図を見てみると、天川村の先の林道をつめて、天狗倉山に南から登る破線路がある。

もう一本、天狗倉山の少し西の方の稜線に突き上げる破線路もある。

しかしいずれも本当に道が残っているのかどうか疑わしい。ヤブ漕ぎはやりたくない。

距離は少し長くなるけれど、高城山の西で林道に下り立った所まで車で行ければ、先日歩いた道なので間違いが無い。

この林道はR168と天川村をつなぐ道なので、一般車も通れるようだ。

取り付きまでは五條から行った方が近いようなので、今日(6/9)の朝4時半に家を出て、途中でカップ麺とおにぎり、そしてコンビニコーヒーを飲んで、7時前にまだはっきり記憶のある登山口にたどり着いた。

準備を整えて、7時10分に出発した。ここは先日、林道へ出てからどこへ向かっていいのかわからなくてしばしウロウロしたところ。

木に張られているのは道標ではなくて、「熊が確認されています」という警告。そろそろ熊スプレーの購入を本気で考えている。

ガスっていていい雰囲気。

しかし思ったより急なアップダウンが多い。このあたりはそんなにきつかった記憶が無いのだけれど・・・。

まだ歩き出したばかりで身体が慣れていないのと、今日はポールを持っていないせいかも知れない。急斜面ではやはりポールがあると安心できる。ポールは現在、骨折で入院中。

出発して30分で高城山(1111.2m)。

高城山から35分で天狗倉山(1061m)まで来た。

ここからの下りはかなり急で、慎重に下った。前日の雨で滑りやすい。

天狗倉山から15分ほどで捻草峠に着いた。

ここからの大峰の眺めはなかなか素晴らしい。真ん中の突起は大普賢岳。少し離れた右は行者還岳。

しかし目的は水場。東斜面はこんな感じ。

とても水場があるようには見えない。もちろん道など無い。

少し下ってみたが、イバラが痛い。耳をすましても水の音は聞こえない。

下は沢なのでいずれ水は出てくるけれど、どれくらい下れば出てくるのかはわからないし、こんな斜面はそんなに簡単には下れない。

斜面に湧き水が流れているような所が時々あるけれど、そういう所はたいがい石がゴロゴロしているような斜面で、こういう草の茂った土の斜面に水が湧き出ていることはまず無い。

ガイドブックは2016年のものなのでさほど古くはないけれど、事前にネットで検索した限りでは捻草峠に水場があるという情報はまったく得られなかった。

やっぱり・・・というのが正直な気持ち。半信半疑だったので特に落胆は無い。

ヤマレコの記録で、3泊4日のテント泊で歩いた人がいたけれど、その人は途中二箇所、車で近づける場所に水をデポしていた。

天狗倉山に戻る途中に大峰山脈が眺められる場所がある。大峰を西から眺められる場所というのはなかなか無いと思う。東からなら大台ヶ原から眺められるけれど。

大普賢岳の右には弥山と八経ヶ岳。


大普賢岳の左には山上ヶ岳。

捻草峠から1時間半で車の場所まで戻った。

まだ10時過ぎなので、先日登らなかった武士ヶ峯に行ってみることにした。

しかし登り口がわからない。実は先日もこの道を探したのだけれど見つからず、そのまま林道を進んだ。

車を停めた場所の道路の反対側は何かの作業スペースのようになっている。そのそばのヤブを適当に登ってみた。

案の定、すぐに踏み跡が出てきたけれど、これはどこから来ているのだろう?

これまでの道に比べると踏み跡が不明瞭で、ほとんど歩かれていない感じ。あの「弘法大師の道」の道標も出てこない。

林道から15分ほどで武士ヶ峯(1014m)に着いた。

標識板も朽ちている。

実はこのピークは北峰で、もう少し南の南峰の方が少し高いようだ(1035m)。しかしどうせ行ってもただのヤブ山だろうからもうここで十分。

と言うことで、来た道を戻る。

不明瞭な踏み跡を戻っていたところ、随分すっきりした斜面になってきた。「あれっ、こんな道やったかな?」と思って gps を確認したら、やはり間違っていました。gps 様々です。

踏み跡を最後まで辿って下りたら、最後はこんな所で林道に下り立った。急斜面の高い段差に苦労した。

やれやれと思っていたら、何と近くに人が。ヘルメットをかぶったサイクリストだった。

車に戻ったら、シューズ(HOKA Challenger ATR)のソールの一部がはがれていた。どうもお疲れ様でした。それにしても寿命が短い。たぶん10回くらいしか履いていないと思う。

これで「弘法大師の道」は完全に諦めることになるのだろう。さすがに水をデポしてまでやろうとは思わない。

赤倉山、池木屋山

先週の弘法大師の道は快適だったけれど途中リタイアに終わってしまったので、満足感としては今ひとつだった。

しかしやはり山はこうでなくてはという感を再認識したので、静かな山で、まだ行ったことがなくて、充実感の味わえそうな山ということで探したのがここ、台高山脈の赤倉山、池木屋山。

どちらも南側から向かうと短い距離で登れるけれど、それではつまらない。

いろいろと記録を調べてみると、大又から明神平を経由して稜線を南下すると、片道10km少々くらいで池木屋山まだ行けそうだ。往復で20kmならそれなりの充実感も味わえそうで、台高山脈の稜線歩きに期待して、土曜日(6/1)の朝3時半に家を出た。

途中でおにぎりとカップ麺を食べて、コンビニコーヒーを飲んで、6時前に大又に到着した。到着した時は駐車場の車は1台だけだった。

準備を整えて、6時12分に出発した。今日のコースは私のニガ手な飛び石伝いの沢渡りが何カ所かあることがわかっているので、ポールを持参した。

ここから明神平までは講座で2回歩いたことがある。

おそらく昨秋の台風の被害。前回はこんなことはなかった。

沢筋に入ったらさっそく出てきました。しかしここはロープが張ってあるので問題無し。

この後も何度か沢渡りが出てきたけれど、ポールを持っている安心感か、講座で歩いた時ほどの不安感は無かった。

沢筋を離れるとつづら折れになる。静かで気持ちいい。

7時25分に明神平に到着した。バイケイソウが一面に。ただし花はまだ。


テントを張っている3人パーティがいた。駐車場に停まっていた車の所有者だろうか。

稜線に上がるとヤマツツジ?

穂高明神(1432m)には7時43分に到着した。出発してちょうど1時間半。ここに来るのは2回目。実は今日のコースの最高峰。

ここから先は未知の領域になる。ルートが多少不明瞭という情報もあって、期待と不安が半々。

古いテープに導かれて笹ヶ峰を越えたあと、なだらなかなピークでルートがよくわからなくなった。

gps のおかげで正規ルートに戻れて、8時半に千石山(1380.5m)を通過。この稜線は自然感がたっぷりで、非常に快適だ。

このあとぐんぐん下る。あまり下りたくないのだけれど・・・。その時、左のポールが木の根に引っかかって、「あっ!」と思った瞬間、ボキッという音。折れました。カーボンの軽量ポールなので横方向の力がかかると簡単に折れる。折れたのは2回目

標高1212mあたりが最低鞍部だった。こんな稜線のほんのちょっと下に何故か水が流れている。弘法大師の道もこんな場所が途中にあればテント泊で行くのだけれど・・・。

赤倉山への登りで来し方を振り返る。右の突起がおそらく千石山。遠方の稜線の一番高いのが薊岳。



9時23分に赤倉山(1394m、赤嵓山、コクマタ山とも言う)に到着した。ここで腰を下ろしておにぎり休憩にした。

数少ない展望場所から大峰方面。どの山かわからず。

霧降山(1360m)を10時ちょうどに通過。

このあとあたりから道に低木が生い茂るようになってきた。何の木か知らないけれど、今日は膝上までのスパッツで来ていて、ヒザの部分はムキ出しになっている(ふくらはぎはサポーターを着用している)。ちょうどその部分の高さあたりに枝が茂っていて、結構痛い。

池木屋山(いけごややま、1395.9m)には10時25分に到着した。出発してから4時間13分だった。

展望も無いので、ほんの3分くらいで踵を返した。何せ若干とは言え穂高明神の方がここより標高が高いので、復路の方が時間がかかる。

ピークから少し下った所に池があった。行きには気がつかなかった。

シャクナゲはもう終わっていた。

この先で、テント泊していた3人パーティにすれ違った。軽装で歩いていたので、おそらく荷物を置いてピストンなのだろう。

帰路も赤倉山で腰を下ろしてどら焼き休憩を取った。

最低鞍部からの標高差150mほどの登り返しはしんどかった。

このあたりでマットを背負った単独行の男性に出会って、さらにその後に、道から少し離れた場所に一人でテントを張っている人がいた。確かにこういう場所でテント泊するのは気分いいだろうとは思うけれど、水場は?

そして往路で少し迷ったなだらかなピークでまたもやロスト!!。今度も gps のおかげで助けられました。

だいぶ戻ってきた所から国見山を望む。

午後1時20分に明神平まで戻って来た。ここだけは人が多い。

人のいる場所はノンストップで通過して、つづら折れは走った。最後の林道部分も走って、明神平から50分、午後2時9分に駐車場に戻ってきた。駐車場は満車に近い状態になっていた。

このあと、やはた温泉に立ち寄って、汗を流してから帰った。

約24kmでほぼ8時間。コースも非常に気分が良くて、久しぶりにいろんな意味で満足できる山行きだった。

弘法大師の道 本編

土曜日(5/25)、午後5時の電車で出かけて、吉野には7時22分に到着した。ここまで電車に乗ったのは私一人だけだった。

出発したのは午後7時35分。街は静かだったけれど、以外と車がたくさん通った。荷物の重さは背負うとそれほど気にならなくて、スロージョグで進んだ。

トレイルレースではスタート地点になっている金峯山寺の蔵王堂を7時56分に通過。

青根ヶ峰の麓を越えるとまた車道になる。このまま車道を行くと楽ができることはわかっているけれど、そういうキセルのようなことをしてはいけない。

ここでポールを出して、本来の奥駆道に入る。

四寸岩山(1235.9m)には午後10時8分に到着。ここで大福休憩にした。

緩い下りは走る。大天井ヶ岳には午後11時44分に到着した。吉野を出発してからほぼ4時間10分。何と、以前に軽装で歩いた時より少し早かった。

気分良く、ここでおにぎり休憩にした。

次は小南峠を目指す。ここは昨年は逆コースで歩いたけれど、今日は下り基調なのですんなり行けると思っていたところ、なかなか峠の標識が出てこない。アップダウンも結構あって、ひょっとしたらすでに通り過ぎているのかもと思っていたが、だいぶしてから記憶にある地形に出会った。

小南峠に到着したのは午前1時33分。何と大天井ヶ岳から1時間40分くらいかかってしまった。昨年の登りとほとんど変わらない時間がかかった。

さて、ここからは未知のルートになる。しかも経験者の報告によるとここから先が厳しいらしい。急斜面のアップダウンの繰り返しで、時間の割には距離が延びないとか。ただ、gpsのトラックで見る限りは標高差はそれほど大きくない。

体力的にはまだまだ余裕はあるけれど、吉野から大天井ヶ岳まで標高差で1200m少々。四寸岩山での200mほどの登り返しなどを考慮すると、すでに標高差で1500mくらいは登っている。脚はそれなりには疲れてきているはずだ。

ジェルを補給して先に向かったところ、いきなり急登が始まった。傾斜で言うと比叡山の横高山の登りくらいだけれど、足元にそれほどしっかりしたステップが無い。と言うか、ただの急斜面。道になっていない。

こんな道がこれから続くのかと思うと先行きに不安を感じざるを得ない。

標高差にするとおそらく100mもあるかないかくらいだったので、一気に登り切った。次はこんな急斜面の下りがあるのかと心配していて、最初ちょっと急な下りがあったけれど、そこを過ぎると平坦な道になって、むしろ走れるくらいの道になった。

その後も以外と走れるような道が続いていて、経験者の報告と様子が随分違う。

その後も部分的にはロープが垂れているような急登が何カ所かあったけれど、それはほんのわずかな区間だけで、全般的にはむしろ大天井ヶ岳の前後の比べればはるかに走れるパートだ。

扇形山(1053.0m)を2時18分に通過。

黒尾山(986.0m)を3時33分に通過した。

ようやく空が明るくなってきて、大峰の山々。真ん中は大普賢岳?

天狗倉山(1061m)には4時36分に到着して、ここでソイジョイとゼリー飲料、そしてボトルにポカリを補給した。

振り返ると木々の間に御来光。

高城山(1111.2m)は5時18分に通過した。

この後、武士ヶ峰の手前で突然、車道に飛び出した。ところがこのあたりにテープマークが見あたらず、しばしウロウロさせられた。gpsにルートは入れてきているものの、ひょっとしたらそばに山道があるのではないかという不安があった。

しかししばらく車道を進むと、ようやくテープマークが出てきた。

このあと、30分近くこの林道を行くことになった。車道はあまり楽しくないけれど、今日は距離がかせげるのでありがたい。

これでこのコースの難関エリアは通過したことになるけれど、感覚的にはそんな難関とは思えなかった。以外と走れる部分が多かったように思う。本当のトレイルランナーにとっては一部の急登が厳しいイメージが残るのかも知れないけれど、ほとんど歩きのつもりで来ている私にとってはむしろ「走れる部分が多い」という印象の方が大きかった。

とは言っても時間はかなり経過している。一時は以外と早く行けるかもと思ったけれど、この様子だと18時間はかかりそう。

ほぼフラットな林道なので、一応走ってはいるけれど、おそらくキロ7〜8分のペースだろう。

ようやく乗鞍岳に向かう登山道へのマークが出た。

どういう訳かこの先あたりでgpsのルート表示が途切れてしまった。ポイント数が限界に達したのだろうか。トラックは表示しているし、紙の地図は持ってきているので、迷うことは無いとおもうけれど、ちょっと不便。

このあたりからかなり脚筋疲労を感じるようになってきた。これまでの走行距離は35kmくらいになっているし、時間もほぼ12時間。こういう長時間長距離行動はここ1年くらいはやっていない。

乗鞍岳への急登が始まった。これが「乗鞍の壁」と言われている場所。写真では大した傾斜には見えないけれど、実際はもし足を滑らせたら斜面の下まで止まらないだろう。標高差にすれば100mもあるかないかくらいだけれど。

乗鞍岳(993.5m)には7時37分に到着した。

ここで冷静に考えた。まだあと20kmくらい残っている。しかも全般的に登り基調になる。

この先の天辻峠は残された唯一のリタイア可能な場所で、ここを越えると高野山まで行くしかない。

天辻峠を越えると少し登りがあって、その次の出屋敷峠までは標高差200mほどの下りになる。つまりここを越えてしまうと、もしその後にリタイアしようと思って戻ろうとしても、それを登り返さなければならなくなる。

ビヴァークシートは持ってきているし、食料も水分もまだ十分あるので、途中で1〜2時間休憩することは可能だけれど、それはやはり避けたい。

次のバスは10時過ぎ。これが最終決定のトリガーになった。日射しも強くなってきたし、この先はこれまでの夜間走のように快適にはいかない。

この先で車道に出て、それをしばらく行って、天辻峠でテープマークに別れを告げた。

バスまではまだ時間があるので、のんびり歩いて道の駅に降り立った。8時35分だった。

13時間で41km。まだ多少の余力はあるけれど、これが今のほぼ限界と考えていいと思う。

もともと一度は諦めたコースなので、悔しいとか残念とかいう気持ちは無い。やらないよりはやって良かったというのが本音だ。身体で限界を感じられれば納得もできる。キャノンボールで六甲を往復していた頃ならできたのではないかと思うけれど、そんなことを今考えても仕方が無いし、このためにまたトレーニングしようとも思わない。

再挑戦は無い。続きをやって高野山までつなげるという考えも無い。こういうのは一気に行くことに意味があるので、六甲全山などもそうだけれど、分割して行くというのは私にとっては無意味だ。

ここ1年あまり、ずっと頭の片隅から離れなかったテーマが終わって、ようやくすっきりした。これで次の目標に気持ち良く向かえる。

弘法大師の道 プロローグ

この1年ほど、ずっと頭にあったのは「弘法大師の道」。

トレランのレースはここ何年か開催されているけれど、もはやレースを走れるだけの力は無いし、気力も無い。

何とか一人で行けないものかとコースの一部試走したりしてきた。

何と言っても、コース上で水を補給できないというのが一番のネックで、レースでなければほぼ全行程分の水分を自分で持つ必要がある。となるとテント泊は難しい。

走力のある人なら早朝に出てその日のうちに帰ってくるということも不可能ではないけれど、私にはまったく不可能。やるとしたら夜発の夜間走だ。昔、これでダイトレ全コースをやったことがある。

吉野を夜に出て、試走したことのあるコースを通って、小南峠あたりで夜が明けると未知の部分は日中走となる。これで15〜16時間というのが漠然と考えた戦略だった。

今年のレースは5月18日。やるならこの前後だとコースマークも充実しているはずで、夜明けもそこそこ早い。

実は先日、氷ノ山へ行った時、前日の午後まで、これを実行するつもりで準備していた。

しかし直前になって、レースに参加した人の記録がいくつか入手できたので、それと自分の試走のタイムを比較してみたところ、考えていた戦略はほぼ不可能ということがわかった。うまくいっても18時間くらいはかかりそうだ。

そんな長時間行動はもう二年半前のキャノンボール以来やっていない。おまけにここ二年ほどは練習の量も質も大きく低下している。

冷静に考えて、「弘法大師の道」はもうムリだと思った。

そこでこの週末は中辺路の続きをやろうと思った。

しかし前日になって、やはりここで「弘法大師の道」にチャレンジしておかないとこの先ずっと後悔するのではないかという気持ちが湧いてきた。

今度は迷いは無かった。出発時間を3時間ほど早めることにして、18時間行動を覚悟して行くことにした。問題は、本当に18時間行動できるかということ。

このコースはリタイアできる場所が少ないというのも難点で、さほど時間をかけずに公共交通機関のある場所に出られるのは二箇所しか無い。

一つは小南峠から洞川温泉。しかしここはまだまだ序盤で、ケガなどのアクシデントでも無い限りはここに下りることはまず無い。

もう一つはコースの3分の2くらいの場所にある天辻峠。ここは30分もかからずにR168に下りられて、大和八木行きのバスに乗ることができる。ただし1日3本。このバスの時刻を調べておくことにした。

この週末はかなりの高温予報だったので、中辺路よりもこちらの方がマシとも思った。

水分は、ポカリと水とお茶をそれぞれ500mlずつ。そして別に2Lの水を持って、粉末ポカリと粉末茶を用意した。また、ゼリー飲料も2つ持った。

さすがにずっしりと重い。7kgくらいになった。これでは走れないのではないかと不安になったが、もう行くしかない。

阿弥陀ヶ峰から稲荷山

今日(5/18)はふと思いついて、午後からタオルとティッシュとポカリだけを持って、阿弥陀ヶ峰に向けて出かけた。

阿弥陀ヶ峰は豊国廟(豊臣秀吉の墓所)のあるところ。先日の京都一周トレイルの講座で京女の森を歩いた時、阿弥陀ヶ峰に向かっていると思われる道があるのに気がついた。これまでここは何度も歩いているけれど、初めて気付いた。

通常、豊国廟は麓でお金を払って(50円?)、500段ほどあるという石段を上がっていく。そういう有料の場所に別ルートでこっそり行ける道を見つけると、ついつい行ってみたくなる。

三輪山鞍馬山などではそういう道には立ち入り禁止の看板が立てられているけれど、ここにはそんな表示は無かったので、気楽な気分で行ってみることにした。

午後1時半に京阪の七条を出発した。前方に阿弥陀ヶ峰。

山門を越えて、ここを真っ直ぐ進むのが本当の参道。

右にそれてバスの駐車場の脇から山道に入る。

5分ほどで脇道に出会った。ここを左に入る。

ほどなく左に石段が見えたので、そちらに出た。

あっさりと豊国廟に到着。来たことがあるのか無いのか、はっきりした記憶が無い。

説明板のようなものはまったく無し。

30分もたたないうちに来てしまったので、取りあえず南に向かうことにした。

京女の森は自然林なので気持ちがいい。こういう所は走るに限る。


氷ノ山よりはるかにいい気分!!

京都一周トレイルコースを南下して、悲田院の展望場所に寄り道した。正面の一番高いのは清水山。その左の丘が阿弥陀ヶ峰(だと思う)。

ベンチに腰を下ろしてポカリを飲んで、しばし京都市内の眺望を楽しんだ。

さらに一周トレイルコースを辿ったが、四ツ辻へは向かわずに階段下の分岐を左に入った。ここはかつて東山マウンテンマラソンでゴールに向かって走ったコースなのだけれど、この先の記憶はもはやまったく無い。

しばらく林道を進んだら、伏見稲荷のエリアに入ってきた。

標識に従って稲荷山の山頂(233m)へ。何年か前に講座で来ていらい。

四ツ辻に出ると一気に観光客が増える。まぁでもここからの眺めはいつも素晴らしい。

混雑具合は土曜日にしてはまだマシな方かも。

そして伏見稲荷駅から電車で帰ってきた。ちょうど2時間のプチトレランでした。思いのほか気持ち良かった。

氷ノ山、鉢伏山

好天間違い無しの日曜日(5/12)は行き先をなかなか決めることができなかった。

実は12日は陸上クラブのマラニックのイベントで、これまでは随行などの用事が重ならない限りはほとんど毎回参加してきたけれど、集団走はしんどいのでもう止めることにした。

地図をいろいろ開いてみても日帰りエリアではなかなか新鮮なルートを見出すことができない。足を延ばして2000m以上となるとまだまだ雪が残っている。

ようやく思いついたのが氷ノ山。まだ行ったことが無い。ここなら早朝発で日帰り可能だ。

さっそくヤマレコで記録を探ってみたら、氷ノ山と鉢伏山を周回する20kmほどのコースがあった。これだと思った。

さっそくgpsにこのデータを入れて、朝3時に起きて車で出かけることにした。

何とシューズを忘れて枚方大橋から戻るという失態を演じてしまったけれど、このくらいのタイムロスで済んでよかった。高速まで行っていたら諦めて戻ってマラニックに行くしかない。

途中でおにぎりとカップ麺の朝食をとって、3時間弱で福定親水公園(読み方不明)に到着した。八重桜がまだ咲き誇っている。

準備をして、7時前に出発した。しばらくは氷ノ山国際スキー場に向かう車道を進む。

なだらかな登りで、自然とジョグになる。ほどなく氷ノ山国際スキー場のエリアへ。

さらに上がると東尾根登山口に着いた。

気持ちのいい登り。

しかしまだ朝7時台だというのに下ってくる人がわりといる。10人くらいの高校生の集団も下りてきた。

稜線に上がると東尾根休憩小屋。このすぐ先でまた高校生の集団が休憩していた。どうも何か行事が行われているようだ。

ヤマアジサイ? ← たぶんオオカメノキ?(5/22)

「一の谷休憩所」とあるけれどベンチとかは何も無い。いつの間にやら標高1000mを越えていた。


お次は神戸大学の小屋。ここにも集団。

この上あたりから雪が出てきた。今回はこういう箇所がいくつかあるという情報を得ていたので、シューズは Brooks のゴアテックスのタイプにした。

あたりが笹原になって、山頂の小屋が見えてきた。

北の方にはこのあと目指す鉢伏山。

それにしても人は多いし、目の前の風景はスキー場の人工物。あまり気分のいい山域ではない感じ。

「古生沼(こせぬま)」に立ち寄ってみたけれど、このとおり。

そして8時54分、出発してほぼ2時間で氷ノ山の山頂(1509.8m)に到着した。

ここでちょっと補給しようかと思っていたけれど、ここにも高校生の集団がいるので、写真を撮ったら早々に先に向かった。

少し下ってスペースのある場所で、今日初めてザックを下ろしてぼたもち休憩していたところ、あの高校生の集団のしゃべり声が近づいてきた。このままだとあの集団の後ろを歩くことになりそうなので、あわててぼたもちの残りを口に放り込んで、お茶も飲まずにリスタートした。

それにしてもべちゃくちゃとうるさい。若くて元気があるせいか、ちょっと足を速めたくらいではなかなか離れてくれない。本当にイライラする。

来し方を振り返って、少しのんびりしたいところだけれど、そうもいかない。先に行かせてしまった方がいいかも・・・。

実はこういうことだった。

せっかく少し離れたと思ったら、今度は小学生の集団。そして中高年グループと、少し立ち止まっているとまた後ろから声が聞こえてくる。

しばらく下るとフラットな部分が出てきたので、ここぞとばかりに走った。

氷ノ山越避難小屋。

このちょっと先が峠なので、高校生がここで下りてくれることを祈って先へ進む。こんな所も昔は伊勢道だった。私が歩いているコースは「ぶん廻し」という呼称がついているらしい。

しばらく登ると鉢伏山が近づいてきた。

ようやく静かになったと思ったら今度は前のグループに追いついてしまった。

最後尾にいた指導者と覚しき人は「どうぞ」と言ってくれるけれど、それだけ。前に10人以上いるというのに前に声をかけるでもない。あきれたけれど、それなりのスピードでは歩いてくれているので、あきらめて付いていく。

しばらく歩いたら小屋が現れて、彼らはここ一本取る(休憩のこと)ようだ。

曽爾高原を思い出すような光景。ここはススキではないけれど。

小代越には小学生の集団が見えるので、その手前の斜面でこの先の登りに備えておにぎり休憩にした。

高丸山(1070.2m)を登り切るとようやく鉢伏山が指呼の距離に近づく。

鉢伏山(1221.6m)には11時8分に到着した。氷ノ山から2時間15分だった。

ここも小学生の集団。それよりもがっかりしたのは、何とバイク!!。マウンテンバイクではなくてモトクロスバイク。こんな場所で排気ガスを吸わされるとは・・・。

眺望を楽しもうという気持ちは早々に失せて、写真を撮ったら下山にうつる。これは氷ノ山。

これは神鍋の方の山々。昔、神鍋高原のトレランレースであの稜線のあたりを走ったはず。

山頂の少し下にちょっとしたジャンクションピークがあったので、ちょっと立ち寄ってみる。神社かなにかがあったのではないかと思われるけれど、すでに崩壊している。しかし静かなのでここで桜餅休憩にした。

しばらく下ったら車道に出た。

しばらく車道、それから未舗装道に入って、ハチ高原スキー場のゲレンデを下る。


ここも麓には小学生の集団。

今回はヤマレコに登録されていた記録のgpsデータを入れてきたのだけれど、これから先のルートは本当にトリッキーだった。よくこんな道を見つけたなという感じ。相当何度も歩いている人に違い無い。googleのナビでもこれは出てこないだろう。

ゲレンデ下からはロッジの横の細い道に入る(左斜め下に延びている細い道)。


このあと、ゲレンデのコースや畑のそばの細い車道などをくねくねと通って、一旦市街地に出る。

しかしこの先もまた地元の人の生活道路のような細い道を辿って、親水公園に向かう車道に出た。

最後は車道をしばらく上がって、12時33分に駐車場に戻ってきた。20.5km、5時間40分だった。

こんなにポピュラーな山だとは知らなかった。

ただ、例え人が少なくて静かに歩けたとしても、また来たいとは思わない。あまりにも人工的景観が多すぎる。