弥十郎ヶ嶽

土曜日(6/3)は随行で北摂の弥十郎ヶ嶽へ行ってきた。山名は知っていたけれど、行くのは初めてだった。

講師の先生が「同じ講座では同じ山には行かない」というポリシーで数年続けてこられたせいで、もはや遠くて不便な場所しか残っていない。一昔前はマイクロバスをチャーターすることが多かったけれど、バス料金の高騰と受講生の減少というダブルパンチで、どうしても公共交通機関を使わざるを得なくなっている。
しかしさすがにこのポリシーもそろそろ限界という感じで、行ったことのある山を時期やコースを変えて再訪ということにもなりそうだ。
今回も京阪、JR、阪急、能勢電鉄、さらに1日に2便しかないバスで、トータル3時間ほどかけて、篠山の南部の後川(しつかわ)という所までやってきた。4時間くらいかけてやってこられた方もいらっしゃると思う。
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少し車道を歩いてから林道に入る。
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林道をつめて、いよいよ山道へ。
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しばらく谷筋を上がる。
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が、このあたりから道が不明瞭になってきた。道があるのか無いのかよくわからないような状態なのだが、所々に古いテープが残っている。
本来のルートはもう少し東の尾根に乗るはずなので、講師の先生と二人でヤブ斜面を強引に上がってルート探索へ。
尾根上も古いテープは所々にあるものの、道らしきものは見あたらない。しかしヤブはそれほど濃くないので、みなさんを誘導してここから山頂に向かう。
八上山石標を発見。
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ちょうど昼前に無事、弥十郎ヶ嶽の山頂(715.1m)に到着した。
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篠山盆地が眺められるが、木が茂っていて全容は見えない。右の方は多紀アルプス?
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下山は篭坊温泉方向へ向かう。
少し下ってハハカベ山石標。
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峠を越えて、丈山を目指す。
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丈山乗越。
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無事、丈山(南峰?)に到着。標高がはっきりしないけれど、多分 723m くらい。弥十郎ヶ嶽より少し高い。
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丈山乗越に戻って、農文塾コースを下山する。
フタリシズカ。
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ほどなく茶畑に出た。
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このあとは車道を 3km ほど歩いて、スタート地点と同じ後川のバス停にゴールした。1日2便のバスの 20 分前くらいに到着した。
こんな機会でも無ければ来られない貴重な山でした。

リトル比良

昨日(5/21)は随行でリトル比良へ行ってきた。とにかく暑い日だった。

リトル比良は何度か歩いているけれど、直近でももう 10 年以上前。はっきりした記憶は無い。
出発時に思いがけないハプニングが発生!!。参加者のチェックを済ませたはずなのに、いざ出ようとすると一人足らない。
この日、初めて参加された方がおられて、同じ方向に向かう別のグループに付いて行かれてしまったようで、幸い連絡がついたので途中で待っていただいて、無事合流できた。
目指す岳山(だけやま)を望む。
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登山口の長谷寺。すでに気温が高い。
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少し登って、賽の河原。まったく記憶に無い。
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白坂に寄り道。
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「弁慶の切石」。この後もこのコースは随所に巨岩があった。
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岳観音堂跡。瓦がたくさん落ちていたけれど、わりと新しい感じがした。
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暑さのせいか、熱中症ぎみの方が出てきた。休憩を取りながらゆっくり登る。
岳山山頂そばの石造観音三尊。
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そして岳山山頂(565m)。
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もっと開けて展望のある場所だったような印象があるのだけれど、まったく違っていた。
少し下ったコルのような場所で昼食にした。
昼食後はオウム岩で展望を楽しむ。一番高い山は武奈ガ岳。
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これは琵琶湖方面。まだ黄砂の影響が残っているのか、遠方はすっきりしない。
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ヒメシャガ。随分めずらしいらしい。
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主稜線から分かれて見張山方面へ向かう。
鳥越峰(702m)は何の標識も無かった。
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この稜線は歩く人が少ないようで、倒木がたくさんあって道がわかりにくい。数年前までは明瞭なしっかりした道だったそうだけれど。
「鉄砲岩」。
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「ろくは石」。
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見張山(517.3m)は三角点がある。
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少し道をそれて長法寺跡に寄り道。随分大きな寺だったらしい。平安時代から室町時代に栄えたとか。
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展望場所からは2月に訪れた沖島
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「馬の足」。
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ちょうど下りた所にタニウツギ。
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4時前に日吉神社に下山した。
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近年は5月にこういう夏日になることがしばしばあるように感じる。
山で暑さにやられるようなことはほとんど無いけれど、基本的に暑い季節は苦手なので、いやな季節がやってきたという感じ。
涼しい所へ脱出したい。

三国岳

先週の金曜日(5/12)は随行で朽木の三国岳へ行ってきた。
桑原橋から登って古屋へ下りるというコースで、部分的には昨秋に歩いている

以前ならマイクロバスをチャーターして来るような不便な場所なのだけれど、昨今のバス料金高騰と、受講生の減少というダブルパンチのために、堅田からタクシーで桑原橋に乗りつけた。
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しばらく植林の急登を這い上がる。
標高が上がるとイワカガミが登場。
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休憩を入れながら、スタートして1時間半ほどで丹波越の峠に到着した。
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足元にはミヤマカタバミ。
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これはオオカメノキというらしい。
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峠から1時間ほどで三国岳への分岐に到着。
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三国岳の山頂(959m)で昼食となった。ずいぶん山深い不便な場所なのだけれど、個人的にはここ1年ほどで3回目。
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下山はまず岩谷峠へ。
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ここで実にめずらしいも瞬間に出会えた。
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何と、エゾハルゼミが蛹からふ化する瞬間に立ち会えたのだ。
最初に見た瞬間は、ふ化に失敗して死んでいるのかと思ったのだけれど、少ししたら足が動き出した。
羽が次第にしっかりと広がってきて、幹を上に登りだした。さすがに飛ぶまでは至らなかったけれど。
ここからしばらくはシャクナゲがたくさん咲いていた。
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沢筋に下り立ったらニリンソウ。
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対岸には雪が残っていた。
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ちょうど予定の3時に古屋に到着した。
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3時に迎えをお願いしていたタクシーがすぐにやってきて、堅田までスムーズに帰ることができた。

京都一周トレイル奥比叡

水曜日(5/10)は京都一周トレイル講座で奥比叡を歩いてきた。
コースは前回終了したケーブル比叡駅をスタートして横川のバス停まで。
随行区間の歩きだけではもの足らないので、朝は八瀬から歩いてケーブル比叡駅まで行って、帰りは横川からせりあい地蔵経由でバス停の登山口まで下った。

9時半にケーブル比叡駅に到着できるように、8時 20 分頃に八瀬を出発した。
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天気予報では降水確率が高めだけれど、今のところは雨は降っていない。
先日より頑張ったつもりだったけれど、先日よりも少し時間がかかって峠に到着した。
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ガスで幻想的な雰囲気。
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ゲレンデ下には前回とほぼ同じく1時間で到着した。
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予定通り9時半にケーブル比叡駅に到着して、10 時に歩き始める。小雨がぱらついている。
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道の北側にはツツジが植えられている。
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随行で来るメリットは、一人ならまず立ち寄らないような場所でゆっくりできるところ。初めて浄土院に入った。
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山道脇にクリンソウ。
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マムシグサ。
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ちょっと寄り道してみろく石仏。
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鎌倉初期のもので、破損は信長の焼き討ちのせいとか。
トイレに寄った峰道レストランで昼食にした。
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昼食後はせりあい地蔵に向かう。
玉体杉。
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回峰行者はここのそばの石に座って御所に向かって祈るのだとか。しかしこの大きな石(写真に撮ってこなかった)、一体どうやってここまで運んだのだろうか。いつごろ設置されたのだろか。表面はずいぶんきれいで、以外と近年の設置かもと感じた。
今週末(5/13)は比叡山のトレイルレースが予定されていて、大会間近ということで随所にテープマークが付けられているが、なぜかコースではないはずのこのあたりにもテープマークがある。
一周トレイルコースはせりあい地蔵から横高山へ登るのだけれど、今回はここで打ち切りで、横川のバス停に向かった。
横川のバス停には午後2時 15 分くらいに到着して、皆さんはここからバスで下山。
時間があるので私はせりあい地蔵まで戻って、ここから登山口のバス停まで下ることにした。
せりあい地蔵から下はトレイルレースのコースで、先日の試走の時に登った道。なかなか苦しかった。
普段はあまり人の歩かない道なのだけれど、下からトレランスタイルの人が上がってきた。こんな直前の平日でも試走に来るひとがいるのかと思ったのだが、近づいてみたら何と鏑木毅さん!! マーキング用のテープを持って登って来られた。
私が下りだったので道を避けたのだけれど、「どうぞどうぞ」ということで通してもらうことにした。
近づいたら「昨年、UTMF でお世話になりました」と一言ご挨拶。そして先ほどのマーキングの件を尋ねてみたところ、今回新設された 50 マイルは後半のループを2回廻るのだけれど、2回目はここの登りは無しで、トレイルコースをそのまま進むとのこと。
鏑木さんの競技に対するストイックな姿勢はつとに有名なのだけれど、おそらくコースのチェックが目的だろうと思われるこの時も、汗びっしょりで登って来られた。半分は自分のトレーニングのつもりなのだろう。
ゆっくりお話しできる状況ではなかったので「どうしてこんなコース設定なのですか?」というような質問はできなかったけれど、よく考えてみると一般ハイカーや観光客との接触を極力少なくするためにああいうアップダウンを設定されたのかなという気もする。
ちょうど今(5/13 14:45)はトレイルレース開催中で、上位選手はすでにゴールしていると思われるが、まだまだ多くの選手はコース上で苦しんでいる時間帯だ。しかも今日は朝はかなりの降雨だったので、コースのコンディションは極めて悪いと思う。
今朝の雨音を聞きながら、トレイルレースへの参加は当分無いだろうと思った。
試走の時は苦しかった登りも下りはすんなりで、横川を出て 45 分くらいでバス停に下り立った。
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次回の集合は横川のバス停なので、朝はこのコースを辿るつもりだ。

ポンポン山

月曜日(5/8)は随行で高槻・京都県境のポンポン山へ行ってきた。
ポンポン山はこれまで何度も登っていて、特にマラソンに集中していた頃は家から山麓の神峯山寺まで自転車で行って、ポンポン山2往復なんてこともやっていた。
今日は京都側の善峯寺から周回するコースだったけれど、東海自然歩道は何度か歩いたことがある。

JR の向日市駅からバスで善峯寺へ。善峯寺は花の講座で昨秋に訪れた。
少し車道を上がって、善峯寺の駐車場に入るカーブの所で山道に入る。
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善峯寺を望む展望台。以前は木がもっと少なくていい眺めだったらしい。
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このあと道が少し不明瞭になって、ヤブの急斜面を這い上がる。
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いくつかある登山講座の中では一番の初級クラスなので、ちょっと厳しかったかも。
ほどなく正しい道に合流して、稜線に上がって釈迦岳の東にある展望台で一休み。
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天気はいいのだけれど、黄砂のせいで展望はあまりよろしくない。
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釈迦岳山頂(630.8m)で昼食。
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昼食後、30 分ほどでポンポン山の山頂(678.8m)に到着した。
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枚方方面もかすんであまり見えない。
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少し戻って、杉谷の方向に下る。
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30 分足らずで杉谷へ。
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あとは車道で善峯寺に戻る。
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シャガ?
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25 分ほどの車道歩きで善峯寺のバス停に戻って、無事解散となった。
のんびりした一日でした。

地蔵山、愛宕山

日曜日(4/16)は随行で地蔵山と愛宕山へ行ってきた。
4月から新しい期になって、今期は定員一杯の 25 名という大所帯。しかも前日の時点では全員ご参加とのことで、面識の無い方も何名かおられて、行方不明者が出たりしないかという不安を感じながらのスタートだった。
ところが朝に JR で霧のためのダイヤの乱れがあって、滋賀県から来られる数名の方がバスの時刻に間に合わないことになってしまった。
1名は初めての方で、致し方なく欠席されることになってしまったが、6名の方々は京都駅で出会われたようで、別ルートで愛宕山を目指して、できれば午後に合流ということになった。
当日の都合で欠席された方もあって、結局スタート時点では 16 名だった。

八木駅からバスで越畑へ行って、ここから芦見峠へ向かう。
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棚田のあるのどかな道を進んで、登山道に入る。
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30 分少々で芦見峠に到着。
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植林の樹林帯を1時間少々登って、地蔵山(947.3m)に到着。ここは愛宕山よりも高い。
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少し下ると前方に愛宕山。
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愛宕スキー場の跡で昼食にした。ここにはスキー場を開発した中山再次郎氏の像があったが、戦争で金属を供出さされて、残っているのは台座のみ。伊吹山には像が残っている。
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昼食後は愛宕山の三角点(889.8m)へ寄り道した。一人だったら寄らない所。
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遠くに比良山系が望めた。
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このあと、愛宕神社で別ルートの6名の方と無事合流できた。
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総勢 22 名で大杉谷を下る。
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午後3時過ぎに清滝のバス停で解散となった。
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その後は数名の方々と一緒に、清滝川から保津峡駅まで歩いた。保津峡駅のあたりはいつもこの時期は山桜がきれいだ。
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雲母坂

水曜日(4/12)は京都一周トレイルの講座で比叡山の雲母坂(きららざか)を歩いてきた。
雲母坂の登りはなかなか厳しい。前半部は一周トレイルのコースではないのだけれど、スケジュールの都合で前回の場所に合流する地点まで修学院から歩かなければならない。
個人的には修学院から雲母坂は歩いたことがあるはずだけれど、もはや記憶にはまったく無い。
そういう意味では新鮮な気持ちでこの日を迎えることができた。

叡電の修学院駅に集合して、まずは鷺森神社へ。
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蔓殊院のあたりはミツバツツジがきれいだった。
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いよいよ雲母坂へ。
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山道に入る。
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山城跡もあります(きらら坂城趾)。比叡山の界隈はずいぶんたくさんあるらしい。
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ようやく一周トレイルコースに合流。ちょうど 12 時。修学院を出発して2時間だった。
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定番の展望台へ。ただし眺めはいまひとつ。
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展望台から少し登った所で昼食となった。ここには浄刹結界跡がある。
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延暦寺の修行僧が、修行中はここより下界には下りてはいけないという境界だそうだ。比叡山の登山道のすべてに設置されているとか。
もう少し上にも展望台。浄刹結界跡もここの展望台も、これまではわき目も触れずに通り過ぎていたのでまったく知らなかった。
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千種忠顕卿戦死之地に寄り道。ここは以前にも来たことがある。亡くなったのは南北朝時代のことなので、ずいぶん後世になってから建てられたもの。
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今日のゴールはケーブルの比叡駅。2時前に到着した。
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ここで解散。みなさんはケーブルで下山されたが、私は登山道で八瀬まで下りるつもり。
若い頃(子供の頃?)に何度か来た人工スキー場の跡。
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登山地図には書かれていないけれど、このあたりから下へ向かう道があると聞いたので探してみたが、それらしい道が見あたらない。
適当にヤブを下ってみたが、このまま下りて下でヤブが濃くなったら面倒と思って、結局一般路に戻った。
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林道へショートカットできる道があったのでそこに入って、無事林道に合流。
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ここからは登山地図に記載されているルートだが、あまり歩かれていない感じ。
ちょっとした峠にはお地蔵さん。
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そしてありました。浄刹結界跡。
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ケーブル八瀬駅には午後3時 20 分に到着した。
この講座は早い時間で終わってその後に個人的に楽しめるのがうれしい。ただ、調子に乗ってやり過ぎないようにしなければならないけれど。

青龍山

月曜日(4/10)は今月初めての登山教室で、多賀の青龍山(せいりゅうさん)へ行ってきた。今回も名前を聞くのも初めての山。

JR の河瀬駅からバスで大滝神社へ。ここから歩き始める。
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この講座は超初心者向きで、前期(半年間)は申込者が少なくて休眠になってしまったが、今期は復活になった。
まずは犬上川の大蛇ケ淵。こんなところにこんな景観があるとはまったく知らなかった。
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そこから川沿いの散策路を行く。
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ちょっと横道にそれて楢崎古墳公園。
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ようやく青龍山が近づいてきた。
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大門池は千年以上も前に造られた古い池。
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登山口の胡宮神社へ。
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境内を越えてようやく登山道に入る。
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足元に大門池。
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山頂(333m)で昼食にした。
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少し下った所にある「胡宮の磐座(いわくら)」。
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この少し下に「お池」という小さな池があって、かつてはこの池で身を清めてお参りしたそうだ。
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「お池」のそばでコーヒータイムを取って、また境内に下りる。
すぐ足元に名神高速道路が走っていて、多賀サービスエリアがちょっとめずらしいアングルで眺められる。
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このあとしばらく車道を歩いて、多賀大社に到着して解散となった。
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この講座は楽ちんで、復活してうれしい。

芳山

先週の日曜日(3/19)は随行で奈良の芳山(ほやま)へ行ってきた。若草山の東の方にある山で、名前を聞くのも初めてだった。

スタート地点は忍辱山。奈良駅からバスで 30 分ほどで、円成寺の近く。
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円成寺の端をかすめて東海自然歩道に入る。
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しばらくなだらかな道を辿って、東海自然歩道から分かれて南へ向かって、誓多林(せたりん)に出る。
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奈良らしい雰囲気の畑の広がる車道をしばらく西に向かって、トイレのある休憩エリアで昼食。
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昼食後は山道に入って、石仏へ。建てられたのは 1000 年以上前とか。
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ここではたくさんの人が休憩していた。
その後、ひと登りして芳山(517.6m)に到着。
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南下して車道に出て、ちょっと東へ戻って石切峠の茶屋へ。
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残念ながら茶屋は開いていなかった。
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西へ向かってほどなく石切峠。
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春日山石窟仏は金網で覆われていた。
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首切地蔵。
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お次は朝日観音。鎌倉時代の作品とか。
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さらに夕日観音。
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観光エリアに入ってきて、浮見堂。
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シカもたくさんいます。
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このあたりで解散して、私は人混みの三条通を西へ向かう。
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目的の開化天皇陵は入り口がなかなか見つからず、結局ぐるっと一周、さらに途中で何カ所も細い道を入りながら引き返すということを繰り返して、ようやく南側の入り口に到達した。
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古墳や遺跡などは興味を持つようになってきたけれど、まだお寺は神社までは成長していないので、自分で行くならこういう人混みエリアよりは明日香村や桜井あたりの方がいい。
でも好天に恵まれて楽しい一日でした。

山上ヶ岳

日曜日は雪の大峰シリーズ第三弾で、山上ヶ岳へ行ってきた。大峰三度目にしてようやく好天が期待できる条件だった。
正月に敗退した経験から、今回はトレッキングシューズ、そして新たにアマゾンで購入した中国製の 10 本爪アイゼンで出動した。
しかし気温は思ったより高めに感じたので、前日に用意しておいた山スキー用のジャケットはやめていつもの雨具にして、ピッケルもやめて山スキー用の折りたたみ式ピックの付いたストックを右手に持って、左は普通の山スキー用ストックにした。
これまで通り、途中のコンビニで朝食とコーヒーをとって、またしても道を間違えたりして(毎回、違う所で間違える)、洞川温泉を越えて奥に向かった。
母公堂(ははこどう)から先は冬は通行止めということになっているらしいが、実際には轍があって、結構車が入っている。
この奥にも駐車場があるのだけれど、ムリに入って面倒なことになっても困るので、母公堂の前の駐車場に停めることにした。ここからなら歩いてもそれほど大した距離ではない。

歩き出したのは6時 50 分だった。
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前の二回とは違ってすでにすっかり明るくなっている。
しばらく車道を行くが、路肩に車が何台か止まっている。洞川温泉の手前でも路肩に多くの車が止まっていたけれど、どうも釣り客のようだ。
20 分少々で清浄大橋に着いた。
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ここにも大きな駐車場があった。1日 1,000 円の有料だが、誰もいなかった。車は2台ほど停まっていて、先ほど車道で横を走って行ったと思われるワゴンが深雪にスタックしていたが、お手伝いをしている時間は無いのでさっさと通り過ぎた。
さて、山上ヶ岳はおそらく日本で唯一残っていると思われる女人禁制の山。ここから先は女性は入れない。
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しばらく木の階段が続く。
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そろそろ雪が出てきた。
出発してちょうど1時間で一本松茶屋。
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この中でアイゼンを着けようと思っていたら、中で二人パーティがアイゼンを着けていたので、そのまま素通りした。
いよいよ完全に雪道になってきたので、道ばたでアイゼンを着けた。初めてのアイゼンで、バンドの締め方は練習してきたつもりだったのだけれど、いざ本番になると忘れてしまっていた。
樹林帯で展望はほとんど無いけれど、空は快晴だ。
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大きな岩につららがかかって、岩陰に小さなお地蔵さん。
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せっかくの好天で気持ちいいのだが、どうもアイゼンの具合が良くない。締め方が正しくないのか、ずれてきている感じだ。
ずれている箇所に木の枝をはさんだりしてみたけれど、すぐに取れてしまった。
冬用のプラブーツで履いていたような本格的なアイゼンではないので、あまり信用できない。チェーンスパイクよりはマシという程度だ。おそらくこの程度の山が使用できる限界だろう。2000m を越えるような山では使えない。
歩き出して2時間ちょっとで洞辻茶屋に出た。
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振り返ると、左に大天井ヶ岳、右は小天井ヶ岳。
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洞辻茶屋の建物を抜けると右側に仁王像。目つきが恐かった。
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この先の分岐で左に入ったが、少し登るとロープが張ってあった。しかしその先にもトレースがあったので、そのまま登ったのだが、急斜面の木の階段は朽ちていておまけに雪がかぶっている。トレースも消えた。
ストックのピックを使って強引に這い上がったが、どうもここは行ってはいけない箇所だったようだ。
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ここを過ぎると、またしっかりしたトレースに合流した。
いよいよ大峰山寺のエリアへ。
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お寺の建物と、おそらく山上ヶ岳のピークであろう山容が見えた。
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山門をくぐる。
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少し行くと開けた地形になっていて、山頂は右側のようだ。
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10 時ちょうどに山頂(1719.4m)に到着した。
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山頂は展望があまり無いので、少し下りた開けたプラトーで腰を下ろした。
正面は八経ヶ岳と弥山、右が稲村ヶ岳。
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単独行の方が一人、休んでおられたが、おそらく一人で静かな方がいいだろうと思って(私ならそうなので)、少し離れた場所でおにぎり休憩にした。
10 分ほどで腰を上げて、当初の予定だった大普賢岳の方へ向かおうとした。
が、まったくのノートレース。
無雪期でもそこそこの距離があるのに、まさか一人ラッセルで進む気にはならない。
と言うことで、あっさりと戻ることにした。
行きにパスした西の覗に寄ってみる。
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どれくらいの崖なのかわからないくらい落ち込んでいる。
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行きに登った間違った箇所は正しいルートを下った。しかしここも部分的には雪の不安定な箇所もあって、おもちゃのようなアイゼンではあぶない斜面だった。
そうしたら下から上がっている単独の人に出会った。一本松茶屋で出会った二人パーティと思ったのはたまたま一緒になっただけだったのだろうか。
さらに洞辻茶屋の手前でももう一人に出会った。
結果的に、この日に山上ヶ岳を登ったのは私を含めてたったの四人だったようだ。こんな快晴の日曜日にこんなに登山者が少ないとは思わなかった。
大普賢岳を止めたので、かわりに大天井ヶ岳へ向かってみようかと思った。しかしここもノートレース。
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少し進んでみたけれど、思い湿雪でスネまでもぐるので、これはムリだと思った。
登山口には 12 時 15 分に下りてきた。
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また車道を歩いて、12 時 35 分に母公堂に戻った。
山上ヶ岳なら冬でも天気が良ければかなりの登山者がいるのではないかと思っていたけれど、予想外に静かな登山が楽しめた。登山者が少ないおかげで大普賢岳へは行けなかったけれど、快適な山行だった。