すみかわスノーパークから刈田岳

2/28(火)も快晴。今日はみやぎ蔵王のすみかわスノーパークから刈田岳を目指す。猿倉スキー場のスクールのインストラクターのお話しでは刈田岳はこちらのルートの方が滑りは楽しいらしい。


✳︎赤が登り、青が滑り

道の駅からすみかわスノーパークに向かう。目の前に蔵王の山々が美しく広がっている。

登山者用駐車場に車を停めてゲレンデへ行く。リフト券3回分で何と2300円(一日券が4000円)。

運転開始の9時にリフト乗り場に向かう。

リフトを3本乗り継いで、ゲレンデトップから出発したのは9時40分くらいだった。観光ツアーコースの方向に向かう。

しばらく雪上車の道を行く。ここでは雪上車での樹氷原ツアーが行われている。

30分ほどで車道から離れて西の斜面に入る。蔵王山の東側にあたるせいか樹氷はあまり発達していない。

刈田岳が見えてきた。そして次第に風が強くなってきて、雪面がクラストしてきた。最初からクランポンを装着していて正解だった。

南の屏風岳方面。

右手に熊野岳が見えるようになってきた。

斜面はもはやスケートリンク状態で、クランポンを付けていても危険を感じるようになってきた。山頂まではもうそれほど距離もないのだが、このまま進むのは危険と感じた。風が強いのでスキーを担いで登るわけにもいかない。ここで終わりにしよう。

ただ、このカリカリ斜面では滑降の準備をすることもできないので、左手のカール状の斜面に逃げ込むことにする。新雪なら雪崩が怖そうな斜面だが、この堅雪なら大丈夫だと思う。

少しトラバースして柔らかい雪とところまでたどり着いた。

滑りのためのビンディングの装着は苦労した。それでなくてもこのところトゥーピースが入りにくいのに、不安定な斜面なので非常に時間がかかって、一体どれくらいの時間がかかったのかわからないくらい。

ようやく装着できたが、下りのルートがいまひとつよくわからない。

gps で登りのトレースからあまり離れないようにしたが、それでも少し滑ると南側にはずれてしまう。

トレースに惑わされて沢筋を下ったところ、ずいぶん登りのルートから離れてしまった。この先で元のルートに出会うのではないかと淡い期待を抱いていたが、そうはいかない様子。

覚悟を決めてまたシールを貼り直して登り返すことにした。

登り返しは10分くらいだったが、シールにして良かった。思いがけず仙台平野の眺めを堪能できた。

このあと少しでゲレンデに戻ってゲレンデのコースを下まで下りたが、ゲレンデコース上では誰一人滑っている人に出会わないという超閑散としたスキー場だった。

レストハウスに戻ったのは1時を過ぎていた。

ゲレ食もひどかった。

明日は実質最終日だが、今日は想定外に苦しんだ。最後に昨年4月に雪不足で途中敗退した栗駒山へ行く予定だったが、果たして歩けるだろうか。天気もあまり良くなさそうだ。

ずいぶん迷ったが仙台周辺では楽しめそうなところが見当たらないので、予定通り向かうことにした。

途中で昨年立ち寄った「たかもりの湯」に寄った。

泊まりはこれも昨年行った道の駅の「厳美渓(げんびけい)」へ。

気分的には明日は中尊寺観光かなという感じだ。

ライザワールドから熊野岳

2/27(月)はようやく待望の快晴の日がやってきた。蔵王山の最高峰の熊野岳を目指す。


✳︎赤が登り、青が滑り

8時半のリフト運行開始直後に出発した。今日はリフト券は2回分のみ。

ゲレンデトップから9時頃に出発した。

今日は先日の経験から幅広でない方の板で来たのだが、昨日の雪で新雪が少し積もっている。これは板の選択を誤ったかと思ったが、少し登ると先日同様の堅雪になってきた。

晴れていると樹氷も立派に見える。

10時17分に稜線に出て、刈田岳を望む。

今日は予定通り熊野岳に向かう。

稜線に出るとやはり風が強い。

ルート上からは御釜は見えないので、端に寄って御釜を覗く。強い追い風に吹かれているのでちょっとびびる。

避難小屋のあたりはたくさんの登山者が一休みしていた。雪に埋もれて小屋はよくわからない。

山頂まで行ったら強風で滑降の準備が大変なのではないかと思って、このあたりに板をデポしていこうかと思ったりしたが、山頂はあとわずかなので行ってしまうことにした。

11時36分、熊野岳山頂(1841m)に到着した。熊野神社の祠も樹氷状態。

歩いて登ってくる人たちを横目に見ながらスキーで滑っていけるのは快適そのものである。

樹氷原に戻ってきて、ビデオを撮ってゆっくりした。

12時45分、ゲレンデ下まで戻ってきた。

レストランでカルビ丼を食べてゆっくりした。

数日を過ごした山形に別れを告げて、今日はこれから初日の夜を過ごした「道の駅・村田」に戻る。

まずは「青田健康ランド」で暖まって、それから村田に向かった。

蔵王猿倉スキー場

2/25(土)も前日同様のすっきりしない天候で、山の上の方は厚い雲に覆われている。

今日もゲレンデスキーで時間潰しするしかなさそうだが、ライザワールドは週末は駐車場が有料になる。1100円分のチケットが戻ってくるけれどやはりゲレンデのレストランはあまり入りたくない。

ライザワールドへ向かう時に少し手前に猿倉スキー場というのがあった。ネットで調べてみるとここは週末でも駐車場は無料で、リフト一日券がシニアだと2800円とのこと。

単純な練習モードなら少しでも安い方がいので、こちらに行ってみることにした。

リフトはわずか2本で、しかもV字状に配置されているのでコースが短い。練習と開き直って滑るしかなさそうなスキー場である。

標高が低いので雪質も悪く、まるで国境に来ているような気分。

小学校低学年程度の子供のスキー教室がさかんに行われていて、別の斜面では子供のレーシングチームがポール練習をしていた。

風呂は臥龍温泉・青田健康ランドへ行ってみた。地元の方々御用達というような雰囲気の風呂で、大人400円なり。

夜はまた天童の道の駅へ。

翌日の2/26(日)は朝起きたら雪が 10cm ほど積もっていて、天気予報でもまだしばらく降りそうだった。

これはもう山形観光で時間潰しするしかないかと思ったが、とにかくスキー場方面へ向かってみようと行ったところ、予想外に雪が止んできた。

それならということでまた猿倉スキー場へ行ってみた。日曜日のせいか前日よりはずいぶん車が多かったが、ゲレンデに入るとみんなどこで滑っているのだろうかと思うくらいガラガラだった。

前日の様子から考えてスキースクール に入ったら実質個人レッスンになるのではないかと期待して申し込んでみたところ、期待通り大人は私一人で個人レッスンになった。

わざわざ蔵王まできてゲレンデでスキースクール に入ることも無いだろうと思うのだが、この天気で一日を有効に過ごすためには致し方ない。明日は好天予報なので明日に期待しようと思う。

蔵王ライザワールドスキー場

2/24(金)は生憎の不安定天候予想。

昨日、刈田岳へ行った経験から予想するとこの天候で上部に行けばかなり厳しい状況になりそうなので、ゲレンデスキー練習に励むことにした。

そして今日もまたライザワールドへ。

上部はどんよりと厚い雲に覆われているが、ゲレンデは特に問題はなかった。

陽が照っていないおかげで雪が緩むこともなく、ゲレンデ練習は堪能できた。

これでリフト一日券 2800 円なら十分満足です。

ライザワールドから刈田岳

2/23(木)はいよいよ蔵王ライザワールドスキー場から熊野岳を目指す。

今日は祝日なので駐車場が有料(1000円)だが、リフトの一日券を購入するとレストラン等で利用できる1100円分のチケットがもらえる。山に登るだけなら2回リフトに乗ると上まで行けるのだが、おそらくそれほど時間がかからずに下りてこられるだろうし、それに天候もあまりすっきりしないので上部がガスっていたらゲレンデスキーになってしまうので、一日券を買うことにした。シニア料金で3100円なり。


*赤が登り、青が滑り

リフトを2本乗り継いでゲレンデトップへ。

祝日とあってスノーシューのハイカーがたくさんいて、おかげでルートに迷わずにすんだ。9時半過ぎに出発した。

緩い登りをしばらく行くと樹氷原に入ってきた。

30分ほどで避難小屋が出てきた。

稜線に上がるちょっとした傾斜のガリー。右に見えるのは無雪期の観光用リフト。

このあたりまで来るとかなり堅雪になってきた。パウダー用の幅広の板で来たので下りがちょっと心配。

ガリーを上り切ったところで右に刈田岳。

左に熊野岳。

刈田岳は後日、反対側のすみかわスキー場から登るつもりなので今日は熊野岳を予定していたのだが、雪の状態が思いの外カリカリで、おまけに稜線上は強風なので、近くに見える刈田岳に向かうことにした。

しばらく平坦で歩きにくかったが、最後の斜面を上がって11時ちょうどに刈田岳山頂(1757.8m)に到着した。

山頂エリアには10人程度の人がいて、写真を撮ってもらった。

神社はほとんど雪に埋もれている。

準備に手間取って山頂を出発したのは11時半くらいだった。

下りはリフトのところまでは戻らずにちょっとショートカットして下った。少し下ったところから山形市(上山市?)方面の眺め。

下りは思ったよりはスムーズに滑れて、30分足らずでゲレンデのエリアまで下りてきた。

ゲレンデ脇の木はこんな様子。

あとはゲレンデの整地された斜面を滑って、12時過ぎに戻ってきた。

✴︎後日、快晴の日に撮った写真

1100円分のチケットがあるので久しぶりにゲレ食でカツカレーを食べたが、昭和のゲレ食レベルだった。

一休みしてからゲレンデでしばらく滑った。このスキー場はリフトが3本しかないのだが、その3本がほぼ一直線に配置されているので、上から下まで滑るとそれなりの距離がある。

平日なら駐車場もタダでリフト券も安い(シニア2800円)ので、練習には良さそう。

3時半頃まで滑って、はな駒壮経由で天童の道の駅に戻った。

蔵王温泉スキー場

2/22(水)はいよいよ待望の蔵王温泉スキー場へ行く。ただし天候はあまり期待できなさそう。

道の駅から1時間少々走ってロープウェイ乗り場すぐそばの駐車場に入った。平日なのでタダ。

ロープウェイは意外と混んでいた。樹氷観光の一般客がたくさんいるためだった。

並んでから1時間くらいかかってようやく山頂駅に降り立った。残念ながら展望はほとんど無し。

ちょっと先にお地蔵さんがあるのだが、人がたむろしているので近づく気にならなかった。地蔵岳もまったく見えず。

樹氷原もこのとおり。

スキー場の樹氷原コースは上部はガリガリ。コース幅も狭いのでまわりを気にしながら慎重に下る。

今日はもうゲレンデスキーしかできなさそうだ。

このスキー場は以前からずいぶん憧れていたのだが、実際に滑ってみると途中で平坦なところがあったり、ゲレンデとゲレンデをつなげる部分に平坦なところがかなりあったり、正直言って期待外れだった。

雪質もそれほどいいわけでもなく、ゲレンデスキーを楽しむのなら志賀高原の方がよっぽどいいと感じた。

しばらくこのエリアで過ごす予定なので、天童の道の駅に向かう。

その前にすぐそばの「はな駒荘」へ。

何と65歳以上は250円なり!! せっけん、シャンプーも揃っています。

すぐそばのマックスバリュで食料を調達して道の駅に車を停めた。駐車場は大きかった。

国境高原スノーパーク

マイゲレンデの国境スノーパーク。1月中旬以降雪不足であわや営業休止かと思われるほどだったが、先週からの降雪でようやく完全復活した。

先週はずっと天気が悪かったので控えていたが、ようやく天気も安定してきたので、2/3(金)に久しぶりに出かけた。

この日はレディースデイで、女性はリフト券がタダということで女性が多かったが、それでもリフト待ち時間はほとんどゼロ。

駐車場の混み具合からは想定できないくらいゲレンデは空いていた。

ここはゲレンデが二つあって、そこを繋ぐコースが一つあるのだけれど、いつもロープが張ってあって侵入禁止になっていた。シュプールはいくつかあるけれどルール違反はしたくないので控えていたところ、めずらしくそのコースがオープンされていた。

それならばと初めて入ってみた。おそらくこのスキー場で一番の急斜面だと思われるが、まぁそれほど大した傾斜ではなかった。ただし雪が硬くなっていて滑りにくかったが、なんとか下まで降りてくることができた。

雪がもう少し柔らかければ何度か滑ってみたい斜面だったけれど、このコンディションなら一回で十分。

終日、基礎練習にいそしんだ。

国境高原スノーパーク

1/12(木)に滑り初めで国境高原スノーパークへ行ってきた。

年末はオープン初日に行ったせいかリフト券半額チケットがもらえたので、さっそく利用させてもらった。

年明けにまとまった積雪があって全面オープンになっていたが、このところしばらく雪が降っていない様子で、朝方はかなりガリガリ雪面だった。

年末は滑れなかったエリアにも行ってみたが部分的にブッシュが出ていたりして、斜度もそこそこあるので練習には相応しくないと感じて、2回ほど滑っただけでいつものゲレンデに戻った。

相変わらずのガラ空きで、週末はどういう状態なのかわからないのだが、これで営業が成り立っているのだろうかと心配になる。

高速を使わずに行けて、しかも琵琶湖バレイや箱館山のようにロープウェイに乗らずにゲレンデに行けるので非常に便利で、練習のためと割り切ればそれなりの広さはあるので、ぜひともずっと営業を続けてほしいと願っている。

国境高原スノーパーク

12/28(水)は今シーズン初スキーで滋賀県北部の国境高原スノーパークへ行ってきた。

昨シーズンは11月から滑り始めて年末までに5日ほど滑っていたのだが、今シーズンはこの日が初めてだった。

昨シーズンは11月後半に全国的にまとまった雪が降って、多くのスキー場が急遽オープンしたりしたのだが、今シーズンは生憎の雪不足で、ウィングヒルズは11月に人工雪コースでオープンしたけれどさすがにもうそんなコースに高速代を払ってまで行く気力は無い。

12月後半になってようやくジャム勝奥伊吹がオープンしたが、期待の国境は雪不足でまだオープンできない状態だった。

いくら何でも年内に一度は行っておきたいと思って奥伊吹にでも行くかと思っていたら、国境が28日にオープンするとのこと。ただし積雪量が十分ではないのでリフト2本のみの営業とのこと。雪の量が不安ではあったけれど、どうせ練習モードなので高速に乗らずに行けるのがありがたい。

と言うことで28日のオープン初日に出かけた。

平日の急なオープンだったせいか朝方は非常に閑散としていて、スキー場全体でも客は10人いないのではないかというくらいだった。

積雪量は練習モードと考えれば問題は無い程度で、多少草が出ている箇所もあったけれどそれほど気になるほどではなかった。

8時半のオープン直後からクローズの5時前まで延々と単調な練習を繰り返したが、はたして練習の効果はいつか得られるのだろうか。

栗駒山

4/26(火)、東北遠征最後の山の栗駒山に向かう。曇天のもと、7時過ぎに「いこいの村栗駒」の駐車場に到着した。今日も他には誰もいない。

7時半過ぎに駐車場を出発した。やはり疲れが残っていて身体が重いが、樹林帯の緩い登りを進む。

次第に傾斜が急になってきたのでクトーを付けた。しばらく登ると車道に出会った。

車道を避けて横の斜面を進むと大きな水流が現れた。右側を何とか通過できた。

9時過ぎに車道終点のいわかがみ平の避難小屋まで来た。

遥か彼方に栗駒山の山頂が見えてきた。

ずっとなだらかな雪の斜面のように見えたが、実際はうっとうしいヤブがしばしば行くてを阻む。

ようかん休憩を取ってさらに進んだが、ついに完全なヤブに阻まれてしまった。

疲れた身体でここを突破する気力は無く、ここを今日の最終到達点とすることにした。標高1250m。出発して2時間少々だった。

シールを剥がして下りに移るが、スキーがぜんぜん滑らない。そう言えば東北に来てから一度もワックスを塗っていない。時間はたっぷりあったのにうかつだった。

行きに苦労して抜けたヤブは行きに通った場所がわからなくて結局一旦板を脱いで手に持って通過した。

避難小屋のあたりで女性二人の山スキーパーティが休憩しているのに出会った。

下りも苦労したが1時間足らずで駐車場に下りてきた。

最後まで無事終えることができてほっとした。予定していた8日間の行程は予定通り入山して、ヤブに阻まれた秋田駒ヶ岳と栗駒山以外は山頂までたどり着くことができた。

明日の昼、仙台発のフェリーで帰るので今日は仙台のホテルを予約している。これまで行きのフェリーの夕食以外はすべてコンビニやスーパーの惣菜で過ごしてきたので、今晩は仙台でグルメしようと思う。

ホテルで風呂に入れるがやはり温泉へ。栗駒市の「たかもりの湯」に寄った。

仙台市では国分町というのが有名な繁華街とのことだったので、国分町のそばのホテルに部屋を取った。ただ、仙台市の便のいい場所のホテルはどこも駐車場が無くて近隣の有料駐車場を割引価格で利用するようなシステムになっている。

ホテルのそばは道が渋滞していてなかなかスムーズに走れず、しかもホテルに近い駐車場は私の車は入れられないと断られて、狭くて混んだ道をさんざんウロウロさせられた。少し離れた大きめの駐車場に停められるまで30分くらいかかった。

チェックインして一息ついたらいざ国分町へ。

ネットで調べておいた小さな居酒屋へ入った。おいしかったが思ったよりも高かった。安くてまずいよりはいいけど。