明日香村

9/23(土)は久しぶりに明日香村を歩いてきた。

一時期、このあたりを頻繁に訪れたが、しばらくご無沙汰している。祝日なので混雑しているだろうとは思ったけれど、残暑が厳しくて近場の山へ行く気にならないので、軽い散歩気分で出かけた。

10時半に橿原神宮前駅を出発した。

10分ほど歩いて石川池へ。地図では石川池と表記されているが、現地の標識は劔池となっている。正面の丘は孝元天皇陵。

こんなに暑くてもやはり秋はやってきている。

細い道を適当に歩いて向原寺へ。

このあたりは推古天皇ゆかりの場所。

そばには難波池。

こんないわれがあります。

そして甘樫坐神社。

甘樫丘に向かって適当に歩いていたら道が消滅してきた。

強引に進んだらほどなく公園の舗装路に出て、無事、甘樫丘(147.7m)にたどりついた。

丘から明日香村方面。背景は御破裂山。

畝傍山と後ろに二上山。

北には耳成山。

下に下りて、埋蔵文化財展示室へ。ここはタダだが展示物が充実している。エアコンがなくて扇風機が回っていた。

明日香村は田圃が広がっています。

入鹿の首塚。

飛鳥寺は以前に一度入ったので今日は入らず。

12時も過ぎてちょっと休憩したい気分なので、万葉文化館へ。

立派な建物だがここもタダ。人形を使ったちょっとした出し物などを見て、1時間ほどのんびりした。

そろそろ昼食にしたいところだが、値段が高かったり、適当なメニューはすでに売り切れだったりで、以前に一度食べたことのある石舞台古墳の方に向かうことにした。

1時半になってようやく昼食にありつけた。ライスが古代米で、地野菜が使われたプレートランチをいただいた。

石舞台古墳も何度も見ているのでパスして、最後の目的地の檜隈大内陵(天武、持統天皇陵)に向かう。

聖徳太子ゆかりの橘寺。

明日香村の役場は初めて見た。何という立派な建物!!

大きな駐車スペースがあって、休日でも開放されているもよう。

檜隈大内陵が見えてきた。

正面までは行かずにこの道を行く。

宮内庁の治定している天皇陵にはその正当性に疑義が持たれているものが少なくないが、ここに関してはまず間違いないと言われている。昔に一度盗掘されていて、その時の記録が日本書紀の記述とほぼ一致しているらしい。

あとは住宅街を通って橿原神宮前駅に向かう。飛鳥駅や岡寺駅の方が近いが、吉野線は本数が少ない。

石川池の南側に出た。朝と反対側。孝元天皇陵はこちら側が玄関口。

橿原神宮前駅に戻って、無事帰宅した。

鏡山

9/17(日)は講座で琵琶湖湖東の鏡山へ行ってきた。

JR野洲駅に集合して、バスで三井アウトレットパークへ。

駐車場のそばを歩いてハイキング道に入る。

ハイキング道に入って20分ほどで鴨谷池。

次第に山道らしくなってきて、雲冠(観)寺跡へ。

小さな磨崖仏。

11時半頃に鏡山(竜王山)の山頂に到着した。

そばの展望台へ。

展望台から北東方面の眺め。手前のちょっとした山々は雪野山

三角点(384.5m)まで行って、ここで昼食にした。

三角点から南の方の眺め。阿星山などの稜線。

しばらく下って、星ヶ峰へ。

このあたりは星ヶ崎城の城跡。

石垣が少し残っている。

かがみの里の道の駅に下山して、ここで解散した。

嵐山

9/13(水)は京都一周トレイルの講座で嵐山界隈を歩いてきた。


✳︎GPSの電源入れ忘れのため序盤欠落

JRの保津峡駅に集合して、しばらく車道を歩く。

トロッコ保津峡駅に立ち寄る。昔はここが山陰線の保津峡駅だった。

橋から眺める保津川。

落合で河原に下りて、ここで昼食にした。

芭蕉の句碑。

「清滝や 波に散りこむ 青松葉」

車道を登って六丁峠へ。

今度は下って、鳥居本へ。本来はここが愛宕山の登り口。

嵐山の界隈に入って、二尊院。

ハスの花の咲く小倉池と対岸に御髪神社。

外国人観光客がかなり戻ってきている。

亀山公園の展望台からの桂川。川縁には「星のや京都」。山腹には大悲閣。

平日にもかかわらずボートは繁盛していた。

渡月橋の人波はコロナ前にはまだ及ばないかなという感じ。

嵐山公園からの小倉山。右後ろは愛宕山。

その後、阪急嵐山駅で解散した。

甲山

9/4(月)は久しぶりの講座で西宮の甲(かぶと)山へ行ってきた。

集合は阪急の仁川駅。

強い日差しのもと、しばらく仁川沿いの車道を歩く。正面には甲山。

地すべり資料館は休館日でした。

道のそばには神呪寺(かんのうじ)への丁石。

甲山森林公園に入る。

江戸時代に大坂城を再築した時に石を切り出した跡が随所に残っている。

公園内の軽登山路を行く。正面に甲山。

ほどなく展望台へ。

展望台から大阪市街。後ろは生駒。右にうっすらと葛城山、金剛山。

この少し先の広場で昼食にして、午後は甲山へ向かう。

20分ほどの登りで山頂に到着した。

二等三角点があります(309.2m)。

神呪寺へ向けて下りようとしたところ、ハチの巣があるので行くなという表示。

致し方なく少し戻って山腹をトラバースして神呪寺へ。

本堂。

立派なお寺です。

あとは車道で阪急の甲陽園駅に向かうのだが、ちょっと寄り道して展望場所から甲山と神呪寺を望む。

神戸の山手によくある超高級住宅街を下る。

無事、甲陽園駅に到着して解散した。

武奈ヶ岳

8/29(火)に陸上クラブの仲間と比良の武奈ヶ岳に行ってきた。

西南陵を歩きたいと思ったのだが坊村へのバスは平日は走っていない。イン谷口へのバスも平日は運休なので、比良駅から歩いてワサビ峠経由で西南稜に向かうことにした。

8時20分に比良駅を出発した。

1時間20分ほど歩いて青ガレの取り付きで一服。

10時7分に金糞峠に出た。

沢筋を40分ほどで中峠。

11時13分にワサビ峠に出た。

少し登ったら西南稜が見えた。

昨年、講座で来た時は天気が悪くて展望はほとんど無かった。

琵琶湖が見えてきた。

京都の山も。真ん中奥に愛宕山。

好天の下、稜線万歩。

クリスマスツリーのような木がいっぱい。

山頂が見えた。

11時50分、武奈ヶ岳の山頂(1214.2m)に到着した。

伊吹山と右に霊仙、御池岳。

沖島と近江八幡の山々。

トリカブト。

スキー場跡から八雲ヶ原に下りてきた。

北比良峠からまた沖島と近江八幡の山々。

ダケ道を下りて正面谷に合流した。ここで水浴びをしてしばし休憩。

そして3時前に比良とぴあにゴールした。

最後は京都駅の居酒屋で打ち上げをして、満足の一日でした。

大台ヶ原

6月に大台ヶ原で松浦武四郎の碑にたどり着けなかったことがずっと心にひっかかっていた。

地図で見るとこの碑は車道からほんの200mくらいのところにあって、道はないけれどさほどヤブは濃くなさそうな気がするので、車道からたどり着けるのではないかと考えた。

このところずっと酷暑で日帰りエリアの低山にはとても行く気にならないので、今度は大台ヶ原を少し歩くつもりで行ってみようと思った。

8/21(月)の早朝に家を出た。

いつもの調子で途中で朝食を取って走って行ったのだが、何と大台ヶ原のドライブウエイが土砂崩れで通行止めになっている。おそらく先日通過した台風の影響だろう。

しかし幸いなことに通行止め箇所を迂回できるルートがあるようで、さらにトンネルを二つほど越えたところから狭い林道に入る指示が出ていた。

対向車が来たらとてもすれ違えないような道だったが、まだ早い時間なので下りてくる車はなかった。通行止め箇所を迂回して道が広くなってからも随所に土砂を取り除いたような箇所があった。

そんな条件の平日にもかかわらず、駐車場はそこそこの車が停まっていた。

準備を整えて9時20分に出発した。

しばらく車道を歩く。ウラジロモミ?

20分ほど歩いて、このあたりだろうか。

本当はここに入るためにはレクチャーを受けなければならないのだけれど、わずか200mくらい先の碑を見るだけなのでお許しください。

地図では平坦に行けるはずなのだがどうも入る場所を間違えたようで、少し下っていく。

おまけに水の流れる沢に出た。

どうもこの対岸の上が正しい場所のようで、登れそうな場所を探して這い上がった。そうしたら地図で想定したような地形になった。

松浦武四郎の碑まではほんのわずかだった。

武四郎は遺言で、死んだら骨は大台ヶ原に埋めてほしいと言っていたのだが、お墓は東京に建てられて、分骨がここに埋められた。

これで今日の主目的は完了。5分もかからずに車道に出た。

車道を少し戻って川上辻へ。

ここから以前に日出ヶ岳から下りてきた道で日出ヶ岳に向かう。

帰ってからこの写真を見たら立入禁止の文字の下に、シカのワナが仕掛けられていると書いてあった。この時にしっかり読んでいたらたぶん入らなかっただろうと思うが、前回よりさらにわかりにくくなっていた踏み跡に入って行った。

巴岳。標高不明。

次第に傾斜が急になって、日出ヶ岳が近づいてきた。

突然開けて、山頂の展望台が現れた。

前回はここから入ったのだが、もし本当にシカのワナを仕掛けているのであれば、ここにもそういう表記がないと危ないんじゃないかと思うのだが。

10時45分に日出ヶ岳の山頂(1695.1m)に到着した。

6月に来た時は熊野灘が望めたのだが、今日は遠方は雲に隠れていた。

冷たい飲み物を補給して、大蛇グラの方に向かう。

以前に登山ツアーの補助役で大台ヶ原を歩いたことがあるのだが、この時は脱落者が出て、その方に付き添ってビジターセンターに一度下山してから大蛇グラに向かったので、この先の正木ヶ原のあたりはまだ歩いたことがない。

展望台を過ぎるとしばらく木道が続く。山を歩いている気がしない。

正木嶺はどこかわからないうちに通り過ぎて、日出ヶ岳から30分ほどで正木ヶ原へ。

ほんの数十年前は鬱蒼とした森だったのだが、台風やらシカの食害などで、今はこんな姿になってしまった。

ほどなく尾鷲辻へ。

なぜか神武天皇の像。

このあたりは牛石ヶ原。

ほどなく大蛇グラへの分岐に到着。

大蛇グラでは運良く誰もいなかった。やっぱりビビる。

横の大岩壁。

分岐に戻ったら誰もいなかったのでおにぎり休憩にした。

それからシオカラ谷に向かってどんどん下る。標高差で150mくらい?

一瞬、渡渉? と思ったが、吊り橋がありました。ツアーで来た時に歩いているのだがもうすっかり失念していた。

そのあと100mくらい登り返して、午後1時過ぎに駐車場に戻ってきた。

幸か不幸かずっと曇りだったので強い日差しを浴びることはなかったが、そんなに涼しいというほどではなかった。

心残りだった武四郎の碑を訪れることができたので満足の一日でした。

浦河、義経神社、二風谷、そして敦賀へ

7/31(月)はいよいよ最終日。夜のフェリーで敦賀に向かう。

二風谷のコタンだけは当初から予定していたが、それだけでは時間が余ってしまうので、観光案内を見て浦河でいくつか名所を巡っていくことにした。

まずはルピナスの丘へ。情報では急な坂を登ると書いてあったが、上まで車で行けてしまった。

海が見下ろせる花壇になっているのだが、花の名前の表記がまったく無い。

こんなに暑いのにコスモスが咲いている。

次は先日、風呂に立ち寄ったレジャー施設のそばにある紅白ナナカマド。

少し走ってオロマップ展望台へ。

足元に広がっている牧場は牛ではなくて馬。日高はサラブレッドなど競走馬の産地で有名。

ぐるっと回ってオバケ桜へ。

先ほどのオロマップ展望台からも見えるようだが、花が咲いていないのでどれかわからなかった。

またしばらく走って浦河ダム展望台へ。

ダム湖のうらら湖は気が茂っていて見えず。

いよいよ今日のメインイベントの義経神社に向かう。

昨年、二風谷コタンに行ったときに「義経神社」という標識を見かけたのだが、その時は義経伝説とアイヌの関係をまったく知らなかったので、あれっと思っただけで通り過ぎてしまった。

歴史上は義経は平泉で自刀したことになっているが、実は生き延びて北上したという伝承が残っている。正史では否定されているが、その伝承を伝える場所がいくつかあって、津軽には義経(ぎけい)寺という寺があって、昨秋に津軽を訪れた時に立ち寄った。

平取(びらとり)の義経(よしつね)神社は江戸末期に幕吏の近藤重蔵翁が贈った御神像を祭るために創建された神社で、イザベラ・バードが二風谷のコタンを訪れた際にもコタンの有力者に案内されてここを訪れている。

建物は立派で、非常に良く管理されている模様。

本殿。

中に入ると、

お守りなどが置かれていて、PayPayで支払えるようになっていたので一つ買ってきた。

資料館は残念ながら休館日だった。

平取で昼食を食べてから二風谷のコタンに行った。昨年に続いて二回目。

平取で昼食を食べた時、二風谷でアイヌ料理を食べればよかったとちょっと後悔したのだが、来てみたらアイヌ料理の店は閉まっていた。

チセ(家のこと)が建っているなかを歩いて奥に向かう。

アイヌ文化資料館に入る。

ウポポイにも二回行ったし、ここも二回目なので正直、もうあまり新鮮味は無い。

昨年は気がつかなかった奥の方の展示スペースを回ってからビデオ映像を鑑賞して時間をつぶした。

そこそこの時間になってきたので土産物店の人に紹介された鵡川(むかわ)の道の駅へ。ちょうど二風谷を出た直後から豪雨になったのだが、運良く道の駅に着いた時にはほとんど上がっていた。

温泉があるのだが夜は定番のなごみの湯に行くつもりなので売店などでひまつぶし。

その後、なごみの湯でのんびりした。

ここは料金は高めなのだが(950円)風呂が大きく、露天や水風呂もあり、中のレストランが割安でしっかりした夕食がとれる。

ゆったりしたソファのある休憩室でフリー WiFi を使って遅い時間までのんびり過ごせるので、苫小牧からフェリーで出る時はここで過ごすのが定番になっている。

最後にマックスバリュでビールや朝食のパンなどを買って、フェリーターミナルに向かった。

ターミナルに到着したところ、見たこともないような高校生の大集団。ゆうに100人は超えている。これがみんな同じ船に乗るの?

実は札幌でインターハイが開催されていたのだった。

いつも以上にロビーは混雑していたし、レストランも生徒のための余分の時間なども営業してくれたおかげで恐れたほどの混雑ではなかったが、やはり今までに経験したことのない混雑ぶりだった。

風呂はあと数分タイミングがずれていたら大混雑に巻き込まれるところだったが、運良く入れ違いでやり過ごすことができた。

家に帰り着いたのは8/1(火)の夜遅くだった。

アポイ岳、様似

7/30(日)はいよいよ今回最後の山で、アポイ岳に向かう。

休日は混雑するとのことで、暑い季節でもあるので早朝に出発することにした。

朝の5時に登山口を出た。登山届けによると数人の先行者がいた。しばらくは林道。

登山道に入ったら一合目の標柱が現れた。これは最後まであった。

1時間ほどで五合目の避難小屋に到着した。

太平洋が見えていたけれど写真ではわからない。

キンロバイ? キジムシロ?

森林限界を越えてきた。いつの間にか今日の先頭になっている模様。

上るにつれてガスってきて、展望はほとんど無くなった。

お花畑への分岐。帰りはお花畑をまわるつもり。

こういう山にはあまり似つかわしくない九合目の表記。

どういうわけかこの先でまた樹林帯になって、7時ちょうどにアポイ岳の山頂(810m)に到着した。

下山はお花畑の方をまわる。イブキジャコウソウ。

幌満お花畑。花はほとんど無し。

シラカンバの林を抜ける。

往路でちょっとした突起があったのをやり過ごしてきたのだが、帰りはそこに立ち寄ってみることにした。

ここが馬の背だった。

9時15分に登山口に下りてきた。

水分以外は無補給で歩いてきたので後片付けをしてから車の中でおにぎりなどを食べて、時間潰しにそばのジオパークビジターセンターへ入った。

ビデオを見たりして時間をつぶしてから、中でもらった様似(さまに)の観光パンフレットにのっていた観光スポットを訪ねてみることにした。

まずは日高耶馬溪へ。

明治、大正、昭和の3つのトンネルが並んでいる。上の写真の真ん中が明治、その右の大正は半分だけ写っている。

それから幌満川のダムに向かう。離合不可能な狭い未舗装路が続く。

途中に神社。上までは上がらず。

近くに「かんらん岩の露頭」。

未舗装路を20分以上走ってようやく幌満川第3発電所ダムに到着した。

こんなところにこんな大きなダム湖があるとは。

さて、来た道を海岸の国道まで戻って、そのそばにある和助地蔵。

開けて中をのぞくと、

このお地蔵さんは斎藤和助さん。昔は日高耶馬溪を越えるためには様似山道という山道を越えなければならなかったのだが、その山道の整備に尽力した人とのこと。

様似山道はハイキング道として残されているようで、一度歩いてみたい。

お次は冬島の穴岩。

「冬島」というのは元はアイヌ語とのこと。

そして昨年訪れたエンルム岬へ。

階段を上る。

アポイ岳は霞んでいて見えない。

最後に観音山へ。

先ほどのエンルム岬。

足元にはソビラ岩。

そして親子岩。

そばにはアイヌのチャシ跡。

様似観光を堪能して今宵の宿の浦河のビジネスホテルに入った。

今回は最後まで車中泊のつもりだったのだがあまりの暑さにうんざりして、このあたりでは標高の高い適当な車中泊場所が見当たらないので、急遽ビジネスホテルを予約した。

こんなところでも(失礼!)つぼ八は繁盛していた。

然別湖、十勝牧場展望台、幸福駅

昨日は標高差はそれほどではなかったがわりと長く歩いたので(20km少々)、意外と疲れが残った。今日(7/29)も天気は良さそうだけれどまともな山行きはちょっと厳しいと思ったので、今後の予定を考えた。

大雪のエリアは明日以降は天気が崩れそうで、南の方がまだ良さそうだったので、最後の山としてアポイ岳に向かうことにした。

アポイ岳の登山口は昨年訪れているのだが、ここからはかなりの距離がある(200km以上)。途中で観光しながら一日がかりでのんびり移動しようと思う。

まずはニペソツの登山口へ行くときに横を通り過ぎた然別湖へ。

ここは北海道ではもっとも標高の高いところにある自然湖。

早朝にもかかわらず(朝7時半くらい)中国人の団体観光客(台湾かも?)が来ていた。

近くに白雲山という山があって、わりと簡単に登れそうなので、登山口に行ってみた。

好天の土曜日のせいかすでに駐車スペースはほぼ満杯状態で、あとからもどんどん車が入ってきてハイカーであふれてきた。マイクロバスで来た団体客も。

この人混みに圧倒されて登る気力を無くした。

ネットで適当な場所を探して、次は十勝牧場展望台に向かった。

のどかな風景だがそれにしても暑い。

正面には十勝の山々が望める。地図を見てみたがどこがどの山だかわからず。

反対側は日高の山々が望めて、まさしく展望台だった。

北海道は猛暑で、特に十勝地方は熱中症警戒アラートが発令されているとラジオで伝えている。まさにそのど真ん中を走っていく。

「幸福駅」というのは昔から知っていたけれど、それが帯広にあるということはまったく知らなかった。地図を見たらちょうど通り道のようなところにあるので、立ち寄っていくことにした。

駅の手前にある幸福寺。

異様にきれいで立派な寺だった。

そして幸福交通公園へ。

人混みを恐れたがそれほどではなかった。

しばらく走って道の駅で昼食をとった。

それにしても暑い。車の温度計は 36 度を表示している。日高の方は多少はマシだろうか。

温泉は日高のレジャー施設にある風呂へ行った。

あんまり温泉ぽくないなと感じたが、あとで調べた限りでは温泉とは書いていなかった。

アポイ岳登山口の駐車スペースは車中泊禁止と書かれていて、そばのキャンプ場の駐車場を利用するようにとのことだったので、それに従ってキャンプ場の駐車場に車を停めた。

ここも海から近くて標高が低いので熱帯夜を恐れたが、先日の根室の手前ほどひどくはなかった。

白雲岳、松田岳

7/28(土)は白雲岳に向かう。

ここ、銀泉台は標高が高い(約 1500m)ので夜はぐっすり眠ることができた。

登山届けに記入して、5時45分に出発した。

しばらく林道を行く。

10分ほどで山道に入る。

ほんの数分で見晴台へ。

ほどなくチングルマの群生。

ウコンウツギ。

雪渓を渡る。

奥の平を行く。

エゾコザクラ。

コマクサ平へ。

咲いています。

群生というにはちょっとさびしい感じだが。

左に見えるのは小泉岳だろうか。

イワブクロ。

(エゾ)マルバシモツケ?

(エゾ)ウサギギク。

イワギキョウ。

チシマノキンバイソウ。

エゾツツジ。

7時40分に赤岳に到着した。2078.5m の三角点は右の岩塔のあたりにあるのだと思う。

赤岳は一応山頂ということになっているのだが、実際の地形はこの先もやや上り勾配になる。

分岐で少し横に入って、小泉岳(2158m)へ。

少し下って白雲岳への分岐に着いた。

ひと登りしたら白雲岳の山頂が見えた。

エゾコザクラ。

山頂直下の岩のゴロゴロした斜面でうっかりルートをはずしてしまって、手を使って岩の上を進むことになってしまった。

8時45分、白雲岳の山頂(2230.1m)に到着した。北海道では3番目の標高の山。

正面には旭岳

山頂からのパノラマ。

山頂で出会ったのは一人だけ。入れ違いで下山されたのでのんびりおにぎり休憩にした。

さて、今日の本当の目標はこの先にある。いつだったかこのあたりの地図を眺めていたら、旭岳の東の方に松田岳という山があることに気がついた。これはやはり一度ご挨拶しておかなければならないだろう。

と言うことで先ほどの分岐に戻って大雪山系の主稜線を辿る。

しばらく緩い下りで、雪渓を二度渡る。こういう場所ではトレランシューズは歩きにくい。チェーンスパイクは持ってきているけれど、そこまでするのは面倒だ。

しかし大雪の稜線歩きは本当に気持ちがいい。

10時10分に北海岳(2149m)に到着。

山頂から御鉢平のパノラマ。

(エゾ)イワツメクサ。

やや下り気味に稜線を辿って、10時20分に松田岳の山頂(2136m)に到着した。

こんな山、ほとんど誰も気にしないのだろう。標柱には山名は無かった。おそらく壊れてなくなったのだろうと思う。

旭岳がさらに近づいた。

御鉢平の眺めがなかなかワイルドだ。

これで目標を達成したので、あとは淡々と下るだけ。

白雲岳への分岐でパンを少し補給して、あとはノンストップで午後1時40分に銀泉台に下りてきた。

温泉は層雲峡の黒岳の湯へ行った。

google map で調べてセブンイレブンへ行ったら何と閉店していた。これは困ったと思ったらさすがは北海道、近くにセイコーマートがあったので助かった。

とにかく夜は涼しいところで過ごしたいと思って、銀泉台へ行く時に通った三国峠の駐車場に向かうことにした。ここなら標高 1000m くらいはあるし、トイレもある。

さらに展望が素晴らしかった。ニペソツがど〜ん。そして足元には樹海が広がっていた。