昨日の登山教室は湖北の行市山(ぎょういちやま)。
これで今月は4日から1日おきの4回目で、明日(6/12)の5回目でようやく一区切りになる。
この山は4日に行った大黒山のすぐ近くで、北国街道(R365)をはさんで反対側(西側)に位置する。
ここももちろん初めてで、名前すら聞いたことの無かった山だ。
今回は登山口が公共バスの便があるところなので、JR 木之本駅から便数の限られたコミュニティバスに乗って、今市停留所で下車した。
停留所から行市山が正面に望める。
まずは毛受(めんじゅ)兄弟の墓へ向かう。
この横からフェンスを開けて登山道に入る。
ずっと気持ちのいい樹林帯なので気分良く歩ける。
中之谷山。と言っても標識があるだけで、山頂の雰囲気はまったく無い。
たまに眺望の得られる場所がある。これは昨年登った横山岳。
このあたりには賤ヶ岳の戦いの遺跡がたくさん残っている。
コアジサイ。
このあたりからしばらく登山道が急登になった。日陰になっているので助かる。
左が横山岳で右は金糞岳。
エゴノキ。
12時前に行市山山頂(659.7m)に到着して、昼食にした。
真ん中の少しぼやけているのは伊吹山。
昼食後は北の柳ヶ瀬山へ向かう。
歩き出してからしばらくは背丈を超えるくらいの密集したヤブで、昔の北山のヤブこぎを思い出させるような道だった。足元は苅られた跡があるので整備はされているようだ。
ヤブ地帯を抜けたら大きなブナ?
少し急な下りで久々坂峠へ下りたって、
少し登り返して柳ヶ瀬山(439.1m)に到着した。
三角点があって山名がついてはいるけれど、ここも山頂とは思えない地形の場所。
このあとさらに北へ向かうと玄蕃尾(げんばお?)城跡。
このエリアは草がきれいに刈られていて、非常に整備されている。久々坂峠の北側は峠のすぐ近くまで林道が延びているので、ここを車で上がって整備作業をしているのだろう。
本丸跡でしばらく休憩したが、残念ながらまわりは木が生い茂っていて展望はあまりきかなかった。
下山はなだらかな道を柳ヶ瀬に向かう。
柳ヶ瀬はかつては宿場町としてかなり栄えたそうだ。
数少ないコミュニティバスに乗って(実は先日の大黒山で椿坂から乗ったのと同じ時間のバス)、余呉駅に出た。
駅のホームからは行市山、そしてその向こうに大黒山を望むことができた。
南側は余呉湖と賤ヶ岳。
なかなか楽しい一日でした。
京都一周トレイル嵐山、のち烏ヶ岳から保津峡
今月から文化センターの新しい講座を担当することになった。
京都一周トレイルコースを分割して歩くというもので、実はこの文化センターの登山教室では最も古い講座で、始まってから数年が経過していて、すでに何周も繰り返しているらしい。当然、受講者は入れ替わっているのだが。
今日のコースは嵐山界隈で、登山というよりはほとんど嵐山観光めぐり。
前回が清滝から鳥居本だったので、今日は JR の嵯峨嵐山駅から嵐山の観光コースを歩いて鳥居本まで行って、そこからトレイルコースを辿って阪急の嵐山駅までという設定だった。
スタートはゆっくりで、嵯峨嵐山駅を 10 時過ぎにスタートした。
今日はほぼ街歩きということで、足馴らしのために新調した HOKA を履いてきた。
人力車の走る観光コースの雑踏を行く。平日でも外国人観光客など、観光客は多い。
野の宮神社の鳥居は木そのままというめずらしいもの。
清涼寺(嵯峨釈迦堂)の大門。
小倉山を望む。
これは大文字の鳥居。
トレイルコースに合流して、いったん鳥居本まで行く。
今日、唯一の花のヤマボウシ。
二尊院はここから眺めるだけ。
まるで観光客だ。
小倉池。
亀山公園で昼食を取って、展望台へ行く。保津川の眺めが素晴らしい。
亀山公園には小倉百人一首の句を刻んだ石がいたるところに置かれている。
保津川を行く舟。
そして嵐山と言えば渡月橋。
法輪寺にも立ち寄る。
このあと2時20分くらいに阪急の嵐山駅に到着して、ここで解散となった。
この時間にこのまますんなり帰るということはあり得ないので、あらかじめ予定してきた烏ヶ岳を経由して保津峡へ行くルートに向かうことにした。
まずは一周トレイルコースを松尾山方向に向かう。ここの登りは以外と苦しい。
15 分ほどでトレイルコースからはずれて西に向かう。「保津峡へは通行不能」と書いてある。
烏ヶ岳までは以前に歩いているので問題無いと思っていたところ、いきなりロスト!!。どうも北向きの尾根に入り込んでいるようだ。
来た道を引き返したつもりだったが、間違えた箇所がわからないままいつの間にか正しいルートに戻っていた。
嵐山城趾は訪れておく。
このあと、嵐山の頂上からの下りがはっきりわからず、またもやロスト!!。今度も北の尾根に入り込んでいた。
今度も元に戻ったつもりがいつの間にやら正しいルートに戻っていた。
烏ヶ岳(398m)もピークを行く。
このあたりは本当に気持ちのいい道だ。
前回来た時に左の沢から這い上がってきたあたりを越えて、いよいよ未知のエリアに入る。しかし道ははっきりしている。
少し下ってからしばらく登りが続いて、峠のような箇所に出た。
実は三角点のある山上ヶ峰(嵐山北松尾山 482.6m)がこのすぐ左側だったのだが、道がはっきりしているのでそのまま素通りしてしまった。
帰ってから残念無念と思ったが、またこういう機会があることを期待しようと思う。
道は次第に北上する。はっきりしているのでルンルンで進んだところ、にわかに不明瞭になってきた。
標識の無い分岐があって、そのあたりは黄色のペンキを何度か見かけたのでそれを信じて進んだところ、どうも様子がおかしい。
gps のトラックで西側に進んでいる箇所で、不明瞭なままに進んでいたら下に林道が見えた。ところがその直後に道が無くなった!!。
あれっと思ったら足元に草に隠れたハシゴがチラッと見えた。これで林道に下りる。
こんなところで林道に出るとは思ってもみなかったので、とまどってしまった。地形図を詳細に見るとこのあたりまで林道が延びているのだが、それは帰ってから冷静に見て気付いたこと。
進む方向は右のように思えるのだが、右は登っている。
2回ほど左へ行ったり右へ行ったりして gps で方向を確認して、はやり左だと判断してそちらへ向かった。
しばらく進むと小屋のような建物があって、林道はそこで終わっていた。
ますますわからなくなってきたが、よく見ると小屋の横に登山道のようなものが見える。右側の斜面には上がって行く登山道があって、おそらくさっきあった分岐をそのまま下るとここに下りてくるのだろう。
小屋の横の道を下ったところ、これが正しい道だと確信できた。
つづら折れを下って行って、最後の方はロープのあるなかなかしょっぱい斜面だった。
トロッコ列車の線路をトンネルでくぐって保津川に出る。
すぐ左にはトロッコ保津峡駅と橋が見えた。
橋を渡って車道を水尾方向にしばらく登って、4時45分に JR の保津峡駅に到着した。
山上ヶ峰のピークという大きな宿題を残してしまったけれど、これもまた訪れるためのきっかけになるとプラス志向に考えたいと思う。
講座ではこれまでは見向きもせずに駆け抜けていた名所をゆっくり味わうことができたし、アフターは以前から気になっていたルートをおおむねトレースできたので、大満足の一日だった。
朝日峯
今日の随行は愛宕山北方の朝日峯だった。
今日ももちろん私は初めてで、山名を聞いたことも無かった山。
集合は高雄の奥の細野口というバス停。京都駅から1時間以上かかって 10 時前にようやく到着した。
愛宕山へ続く林道をゆっくり登って行く。
最近何度も見かけてさすがに覚えたタニウツギ。
今日、何度も見かけたエゴノキ。
これも一昨日に続いてコアジサイ。
しばらく行って、愛宕山へ向かう道から分かれて松尾峠へ向かう。愛宕山は右。
右の道は竜ヶ岳から東へ下りて清滝へ下る時に横切る林道につながっているようだ。
なぜかここだけ咲いていたクリンソウ。
しばらく行って田尻の廃村跡。
廃村八丁を彷彿させる。
ようやく山道らしくなってきて、沢沿いを行く。
なぜか排気ガスのにおいが強くすると思ったら、モトクロスバイクの二人に出会った。高雄側からやってきたようだ。
歩き出して2時間少々、12 時過ぎに松尾峠に到着して、ここで昼食にした。
昼食後に今日の目的の朝日峯に向かう。峠からは少し林道。
少し行って林道からはずれて山頂へ向かう。
山頂まではほんの 10 分程度だが、自然林の非常に雰囲気のいい道だ。
1時前に朝日峯(688.1m)に到着した。
ここは展望が素晴らしい。
正面は比叡山。左には横高山と水井山。
京都市内の向こうは鷲峰山などの山城の山々。
松尾峠に戻って高雄へ向けて下山。松尾峠のお地蔵さん。
このあとは登山道で、2時頃に林道まで下りてきた。
沢の対岸にマタタビ。
不気味な不動尊。
この道は昨年、京都一周トレイルを伏見から嵐山まで行った時に間違って入り込んだ道だ。
清滝川の橋に到着したところで今日は解散ということになった。
皆さんは高雄からバスで帰られるので、一旦バス停まで行ってから、私はトレイルコースを沢池の方向に行くことにした。
沢池方向へ向かう林道はこれまで高雄に向かう方向しか走ったことが無いので、どうも雰囲気がしっくりこない。こんなに急だったのかという感じ。
バス停を出て 30 分くらいで沢池への道の分かれまで来た。
時間も時間なので、沢池へは向かわずにこのまま林道を進む。
下りに入ったらもっとしっかりした林道になるのかと思ったら、以外に山道っぽくなってきた。
しかしそれもわずかで、1時間足らずで住宅街に出た。
そのあとわずかで今朝バスで通った R162 に出た。
JR の花園駅まで歩こうと思っていたのだが、こういう道を歩くのはストレスが溜まるもので、バス停に何人かが待っておられるので時刻表を見たところ、四条烏丸行きの1時間に1本のバスが間も無く来そうな時間だったので、これに乗ることにした。
さて、今日の最大の収穫は実はコレだった。
昨年、横山岳で見かけたヤマシャクヤク。
どこで見かけたかはヒ・ミ・ツ!。
大黒山
昨日は随行で湖北の大黒山へ行ってきた。
もちろん登るのは初めてで、これまでに山名すら聞いたことが無かった。
JR の余呉駅からタクシーで椿坂峠に向かう。
R365 は木之本と今庄を結んでいる谷筋の道だが、ここは柳ヶ瀬断層という活断層になっていて、断層の東側(大黒山方面)は傾斜が急で、西側はなだらかになっているという話をタクシーの運転手さんがしてくれた。
R365 と言えば思い出すのは今庄 365 スキー場。ここは昼間はスキーのみ(ボード禁止)というスキー場で、個人的には好みのスキー場だった。
椿坂峠は現在はバイパスのトンネルが通っているので、旧道で峠まで行くつもりだったのだが、旧道が通行禁止になっていて、トンネルを出て旧道と合流する所から歩くことになった。
峠まではゆるやかな登りで 20 分くらいだった。
峠にはバブル時代に別荘地として売り出されたとかいう名残がわずかに残っている。
峠のほんの少し手前から登山道が東に入っているが、道標などはまったく無い。このあたりは余呉トレイルというコースになっているそうだが、そういう標識は一切無かった。
登山道はいきなりの急登で始まるが、ちょうど登山道に沿って工事用のモノレールが敷かれていて、車道には車が2台ほど停まっていた。
登山道の溝に沿ってレールが敷かれているので、わずらわしいことこの上ない。
レールが手すりになって助かる場合もあるけれど、レールをまたいだりくぐったりと、素手だった私は早々に手が真っ黒になってしまった。
このコースは全般的にあまり展望が無かった。
たまに開けた箇所からは西側の赤坂山方面が望めたが、私にはどれがどの山だかさっぱりわからない。
傾斜は少し緩くなってきたけれど、レールはまだまだ続く。
もう山頂が近いというあたりまで登ってきたら、ようやくレールが終わった。座れる椅子が並んでいる。
ほどなく稜線の道に合流して、歩き出して1時間半ほどで大黒山の山頂(891.6m)に到着した。
まだ昼前なので、ブナ林を東峰に向かう。
久しぶりにギンリョウソウ。
一度目につくと、この後もしばしば見かけた。
このあと、送電鉄塔の整備の工事をしている人たちに出会った。例のモノレールで上がってきた人たちだった。
これは変わったブナの木。
このアングルで見ると2本の木に見えるけれど、反対側から見ると太い1本の幹になっていた。
ナナカマド。
大黒山から 30 分ほど歩いて、東峰で昼食にした。サルの群れがいたそうで、ケモノ臭がぷんぷんする。
来た道を引き返して、大黒山手前の尾根を南へ下る。分岐にはテープがあるだけで、道標は無し。
滑りやすい急な下りが続く。
奇妙な形の木が随所に現れる。
途中の展望エリアで東の方向を望む。鉄塔の左側は三周ケ岳?
3時過ぎに沢筋の林道のところまで下りてきた。
ウツギの仲間。
コアジサイ。
30 分ほどでバス停に着いた。すぐそばに八幡神社。
1日3本のコミュニティバスで余呉駅に戻った。
好天の土曜日にもかかわらず、他の登山者は誰一人会うことがなかった。
休日に山へ行くならこういう静かなところがいいけれど、いかんせん遠い。まさか一人で来てタクシーを使うわけにもいかないので、こういう機会でも無ければ来ることが無いという貴重な経験だった。
アジサイ園
昨日は花の講座の下見で、舞鶴の舞鶴自然文化園へ行ってきた。
思ったよりも遠くて、途中で昼食予定の店に寄ったせいもあって、家から2時間半ほどかかった。
本番は今月の 16 日で、園のアジサイまつりが 10 日からということもあって、まだアジサイが咲いているのはごく一部のみ。
所々にある展望エリアからは舞鶴湾が望める。
遠くの山はおそらく弥仙山だろう。
先日眺めた青葉山に立ち寄ってみようかとふと思ったりもしたけれど、この下見は仕事として来ているので、もしものことがあってはいけないので、止めておくことにした。
青葉山は手前の山に遮られてここからは見ることができなかった。
一度このあたりに来て、青葉山や弥仙山を訪ねてみるのもおもしろそうだと思った。
HOKA ONE ONE RAPA NUI 2S TRAIL
久しぶりにシューズを新調した。
買ったのは、HOKA ONE ONE RAPA NUI 2S TRAIL。
私はここ数年は買い物はほとんどネットで、この3年くらいはシューズもネットで買うようになった。
私は足が小さくて、最近は男性用はほとんどが最小でも 25cm からしかなくて、これでは少し大きい。
標準的なサイズのシューズであれば、女性用の 25cm がちょうど合う。体重も軽いし、脚力もあまり無いので、女性用でも十分だ。
トレイルシューズはたくさんのモデルを揃えているような店はあまり無いし、わざわざ時間と交通費を使って探しに出かけるのも面倒だ。
と言うわけで、ネットで「これは!!」と思えるようなモデルが安く売られているのを見つけると、サイズが合いそうであればそれを購入するようになった。
最初のうちはサイズが合うかどうか心配だったけれど、これまで 10 足くらいネットで買っていて、サイズが合わなかったことは一度も無い。
標準よりもサイズの差があるようなモデルの場合は、たいがいそういうコメントが出ているので、それに従って男性用の 25cm を買ったこともあるが、それはそれでうまく合った。
安いセール品を買っているので、返品や交換はできないのは仕方無い。
登山者やランナーはシューズに強いこだわりを持つ人も少なくないが、私はそういうことはほとんど無くて、メーカーとモデルがそれなりのものであれば、安ければそれでいいくらいの感覚だ。
今回、突然 HOKA を買ったのは、先日の淀川ロングジョグで HOKA のシューズに助けれた感覚が強くあったから。
ソールが極厚なので、荒れた山道では引っかけやすいという欠点はあるけれど、長距離長時間になるとあのソールの柔らかさは大きな助けになる。
難点はとにかく値段が高くて、セール品があまり出ないということ。もちろん今は他のメーカーでもトレイルシューズで2万円くらいのモデルはたくさんあるけれど、さすがにトレイルシューズ1足に2万円を出せるほど懐の余裕は無い。
今、持っている Bondi B は「中古」という商品で、確か6千円くらいで買った。
淀川ロングジョグの後にネットで HOKA の販売状況を調べていたところ、1万2千円から1万3千円くらいで買えるモデルが何点か見つかった。
候補はこの RAPA NUI 2S TRAIL と Stinson ATR だったが、最終的に RAPA NUI はソールが Vibram ということに惹かれてこちらにした。Vibram は「登山靴のソールと言えば Vibram」というメーカーだ。
最後に残っていた 25cm で、サイズもちょうど。重さは実測で片足 290g だった。
Bondi B に比べるとソールのブロックががっちりしているので、ロードでは若干走りにくいかも知れないが、UTMF での使用率が非常に高いそうだ。
さて、このシューズのこけら落としはいつ、どこになるだろうか。
淀川ロングジョグ
私にとって UTMF 完走の鍵はロード部分をどれだけしっかり走れるかということだ。
序盤はキロ6分台、中盤はキロ7分台、そして終盤をキロ8分くらいでカバーできれば理想的なのだが。
そういう意味で UTMF に向けた練習はトレイルよりもロードにウェイトを置くべきだと思っている。
しかしながらこれはスピード練習と同じく、私にとってはつらい練習になる。もはや単調なロードの長い距離を走る意欲が湧かないのだ。
と言うか、元々ロードは基本的にフルマラソンがメインだったので、ロードでフル以上の距離の大会は2年前に走った奥熊野いだ天の 100km だけだ。この大会は全コース舗装道路だけれど、アップダウンが多く、私はおんたけウルトラの練習という気持ちで走った。
昨年の4月にクラブの仲間と淀川 80km 走をやった。
こんな練習はとても一人ではできないと思って仲間に入れてもらったが、終盤はよれよれでキロ7分以上のペースになった。しかし自宅発着にしたので、トータルで 86km ほど走った。
今日は 80km はないと思うが、ざっと見て 70km くらいありそうなコースを自分で設定して、チャレンジしてみることにした。
序盤は2週間前に走ったコースで、淀川左岸を八幡方面に向かって、御幸橋を渡って京滋バイパスの側道で大山崎に渡って、それから右岸を大阪方面に下って、4年ほど前にクラブの相棒とやった 40km 走のコースを辿って左岸を枚方に戻ってくるというもの。
ゴール直前で gps のバッテリーが切れてしまったが、結果的には 68km くらいだった。
残念ながら朝から快晴だった。山へ行けば良かったかもと思ったけれど、暑い中を走るのも練習と割り切った。
今日は終始フラットなロードだけれど、シューズは HOKA にした。キャノンボールで終盤 HOKA に助けられた気がしたのと、昨年からの長距離、長時間のコースでは結果的にほとんど HOKA を履いていたのが頭に浮かんだから。
トレイルではないので躓いて転倒する危険もほとんど無いだろう。
淀川河川敷に下りたって、八幡を目指す。キロ6分前半というところ。
今日の目標は最後までキロ6分台を維持すること。それ以上のスピードは求めない。
スタートして1時間くらいで御幸橋にたどり着いた。
先日と同様に京滋バイパスの側道に乗る。
大山崎に入って淀川右岸に下りて、これからひたすら大阪市内を目指す。
日射しが強いが、まだ午前中なので所々に木陰があるのが助かる。
スタートして2時間半ほどでようやく枚方大橋まで来た。
河川敷は公園がたくさんあって、トイレと水場があるのがありがたい。水場ではしばしば顔を洗って、ネッククーラーを湿らせた。
いつの間にかペースは6分ちょうどくらいまで上がっている。
モノレールの橋の下で今日初めて荷物を下ろしてパックサンドを一切れ食べた。
11 時を過ぎる頃から日射しが陰ってきた。天気予報通りだ。このまま快晴が続くと後が不安だったので、一安心した。
毛馬の閘門に着いたのはもう 12 時前だった。
このあと正しい道を辿らずに駐車場の中を抜けようとしたら、グラウンドの横の斜面をしばらく行くことになってしまった。これは失敗だった。
リズムが崩れて一気に疲労感が強くなってペースが落ちた。
これはまずいと思って、橋の下で腰を下ろしておにぎり休憩にした。
そろそろ左岸に渡らなければならない。
40km 走をやった時は、距離調整のために一旦歩行者が渡れない橋まで行ってから戻って、左岸に渡った。
もうずいぶん以前のことなので、その橋がどれだったかはっきりと思い出せない。
何となく前の橋は以前に戻った橋のような気がしたが、取りあえずそこまで行ってみることにした。
橋のそばで尋ねてみたら、やはりこれは以前に戻った橋だった。
手前の橋に戻るために堤防に上がったところ、下の車道脇に自動販売機が見えた。
ちょうど疲れてきていいタイミングだったので、コーラを買った。
橋の上からは梅田の高層ビルがすぐそばに見える。
渡ってからは車道を行ったり、やっと堤防に上がれたと思ったら工事で車道に下ろされたりで、心身ともに疲れてキロ7分近くまで落ちてしまった。
午後1時過ぎにようやく毛馬閘門に着いて、気分的に終盤戦に入った感じがした。
走り慣れた道になると気分が楽になるのか、ペースはキロ6分台前半まで持ち直した。
ただし随所の水場で顔を洗って、ネッククーラーを湿らせた。
モノレールの橋の近くで残りのパックサンドを食べた。休憩すると走り出してしばらくがつらい。
淀川新橋までは遠かった。橋の手前で堤防を越えた所に自動販売機があることを覚えていたので、迷わずそこに向かった。
オレンジジュースを買って、縁石に腰掛けて飲んだが、再スタートがつらかった。
少しするとまたリズムが戻ってきて、キロ6分半くらいまで戻った。
枚方大橋に近づいた時はほっとした。
距離的には 70km には届かなさそうだった。
ちょっとした買い物を頼まれたので御殿山のライフに立ち寄ったが、ここで gps のバッテリーが切れてしまった。
家に帰ったのは午後4時過ぎだった。
総距離約 68km、行動時間8時間半、走行時の平均スピードはキロ6分32秒だった。
山田池練習会
今日の練習会は山田池。
晴れて暑い日になると思っていたので6周くらいにしておこうと思っていたのだが、予想外に曇っている。あまり暑くない。
準備運動などをしているうちに、少し小雨もぱらついてきた。
どんな走りをしようか頭が整理できないうちにスタートしてしまった。
昨年は UTMF が目標になってからは練習会でもスピードよりは距離に重点を置いて走っていた。そのために、キロ5分を切るようなペースでの練習はほとんどやらなかった。
結果的には UTMF は DNS で、ロードレースもまったく走らなかった(走れなかった?)ので、その練習が良かったのかどうかはわからないままだった。
ただ何となく、たまには心拍数を上げるような練習もやった方がいいのではないかとは感じていた。
しかしながらやはりスピード練習はつらいので、ロードレースを辞めた身ではなかなかモチベーションが上がらない。
それでも、ヘルニアで長い間練習会を休んだせいか、最近はまた練習会ではスピード重視で行こうという気分になってきた。
そんなわけで、今日もそこそこのスピードでは行こうと思って、走力の近そうな人たちのいるグループに着いていくことにした。
1周目は 12’25” でほぼキロ5分ペース。体感的にはあまり余裕は無い感じ。
しかし2周目になると少し身体が慣れてきたのか、11’56” まで上げることができた。
3周目はさらにペースが上がった感じで、11 分台はわかったけれど秒までは確認できなかった(11’39″)。
もう目一杯という感じで、6周やるなら少しペースを落とさないとムリだと思った。
しかしペースを落とすよりも、このペースで4周をきっちり走り終える方がいいと判断して、最後を 11’43” で終えた。
心拍数も平均で 160 まで上がっていたので、十分に追い込む練習ができたと思う。
由良ガ岳
月曜日に続いて火曜日は由良川河口近くに聳える由良ガ岳へ行ってきた。
もちろん私は初めての山。
この日も暑い一日だったが、午後から日射しが弱まって、前日よりは多少はマシだった。
貸し切りバスで京都駅をスタートして、京都縦貫と舞鶴若狭道、綾部宮津道を通って、2時間半近くで上漆原の林道に到着した。
おそらくあれが由良ガ岳東峰。
すでに標高は 400m を越えているので、登るのはほんの 200m くらいだ。
舞鶴市が観光に力を入れているそうで、登山道は整備されている。
このあたりはタニウツギがたくさんあった。
まずは西峰を目指す。
歩き出して1時間少々で西峰(640m)に到着した。
天橋立が望める。
半島の先にあるのは一瞬、原発かと思ったが、京都府には原発は無い。関電のエネルギー研究所とのこと。
これはタニウツギの花が咲く前。
東峰に向かって少し行くとまた展望エリアがあって、足元に由良の街並みが見える。右は由良川の河口。
これはカマツカ。
整備された広場でゆっくりめに昼食をとった。
昼食後、20分ほどで東峰に到着した。
祠の手前には狛犬が左右に配置されている。
由良川の河口が広がっている。
若狭富士と呼ばれる青葉山の姿が美しい。
下山は北側の由良に向かう。
1時間20分ほどで無事下山した。
時間があったので、海岸の公園に立ち寄った。
このあたりは森鴎外の「山椒大夫」の舞台になったらしい。
海辺から由良ガ岳を振り返ってみる。
こうして見ると 640m もある山には見えない。
この講座は前日よりもレベルの高いクラスだったが、内容的にはずいぶんゆったりとした行程だった。前日よりははるかに楽で、私自身も楽しむことができた。
大和葛城山
月曜日は登山教室の随行で大和葛城山へ行った。
ちょうど昨年のこの時期にも別の講座で登ったが、同じルートで登って、ロープウェイの山頂駅で解散して、後は各自自由という行程になった。
前日のマラニックにも増して日射しの強い暑い日で、年齢層の高い講座で葛城山までの登りが大丈夫か不安だったが、昨年よりは人数が少ないこともあって、昨年ほど前後が開くことは無かった。
昨年は好天の日曜日だったので道が渋滞してバスが何時に着くかわからないという状態だったので、ロープウェイの駅まで1時間ほどかけて歩いたけれど、今回は月曜日なのでバスに乗ることができた。それでもバスは満員になった。
ロープウェイの駅を10時頃に出発。
山頂はすぐそこのように見えるが、登りは階段の連続でなかなか厳しい。
定番コースでくじらの滝へ。
階段をひたすら登る。
2時間半ほどの登りで無事山頂エリアに到着して、昼食にした。日射しは強いが空気は爽やかだ。
昨年もツツジはほとんど終わっていたけれど、今年はすでに完全消滅状態。
向かいは金剛山。昨秋にこの講座で行かれているのだが、私はその時はヘルニアで休んでいた。
このところ天気が良くても遠くは霞んであまりよく見えない。まだ黄砂の影響なのだろうか。
昼食後は葛城山頂へ。
午後1時過ぎに山頂(959.7m)に到着した。
大和三山を見下ろす。何度見てもどれが何山か覚えられない。
この後、ロープウェイの山頂駅まで行って解散となったが、3名の方が歩いて下りたいということで、私も歩いて下りるつもりだったので、一緒に下ることにした。
自然研究路を下って、昨年下りた道に途中で合流した。
途中でリスを見かけた。
展望エリアでロープウェイが通過していくのを眺めて、滑りやすい道を慎重に下った。
このところ快晴の日が続いているので、土が乾いて非常に滑りやすくなっている。
慎重に足を置いていたのだけれど、それでも左足を滑らせてしまって、バランスを崩したひょうしにそばにあった木に頭を打ち付けてしまった。
打っただけと思っていたら、少ししたら血がにじんできた。
ボクサーがよく試合で出血する、まぶたの上の骨の出っ張ったあたりを木に打ち付けたようで、同行の方に心配させてしまった。しかしケガをしたのが自分で良かった。
帰りのバスはちょうど数分前に出たばかりで、次のバスまでは50分ほど待たなければならない。
みなさんは売店で休んでバスを待たれるとのことだったが、私は昨年と同様に近鉄御所駅まで歩くことにした。
30分ほどで着くと思っていたが、35分ほどかかって駅まで歩いて、自動販売機でコーラを買って電車に乗り込んだ。
この日、履いていたのはもう3年ほど使っている重めのトレランシューズで、カカトが随分すり減っていて、ブロックが消えてきている。
今日のコースなら大丈夫だろうと思っていたが、下りの最後の方が滑りやすいということはすっかり失念していた。
このシューズはもう山で使うのは止めて、普段履きに格下げしようと思う。