使い捨ての携帯トイレを100円ショップで買ってきた。今度の山行での携行品。
登山者の多い山域では携行するようにしているとのことだが、今回のコースのように山小屋がある場所では実際に使うことは無いようだ。
登山における糞尿の処理の問題はなかなか難しい。昔はほとんどの山小屋では糞尿は垂れ流しだったが、人気山域では自然分解をはるかに越える量が溜まるようになり、その処理が大きな問題になっている。
糞尿処理の設備は多大なコストがかかるため、山小屋にとっては大きな負担となる。トイレを有料にしている小屋もたくさんあるが、それはそれで少し離れた場所にこっそり・・・というのが後を絶たない。
ペットの糞尿と同様に、量がわずかであれば自然分解するし、自然な肥やしになるという側面もある。ずっと以前はさほど問題にはならなかったことだ。私自身も、トイレがある場所ではそこを利用するようにしているが、無い場所では陰でこっそり・・・というのが本当のところだ。
この春に落石を受けて亡くなった山スキーヤーの方は、自分の出した糞尿はすべて持ち帰るようにされていたらしい。大したものだと思うが、自分にはそこまではできないという気持ちも少なからずある。ゴミは小さいものでも必ず持ち帰るようにしているが、さすがにウ○コをザックに入れて持ち帰る気にはなれない。
まだまだ修行が足りません。