鹿児島へ

先日、ふと随行の予定を確認したところ、11月の最初の講座がいつもより1週間あとになっていることがわかった。10月後半からしばらく空きがあるということで、このチャンスに思い切って遠出しようと思った。

遠出となるとやはり北海道が頭に浮かぶのだが、ちょっと時期的に中途半端。場所によっては雪があるだろうが、山スキーができるほどではない。しかしながら歩き登山にはもはや厳しい季節だ。

昨年、何かで見た山の写真に強く惹かれて、最初は日本の山ではないのではないかと思ったのが霧島の韓国(からくに)岳。

近くにはニニギノミコト天孫降臨伝説の高千穂峰もある。このあたりはぜひいつか行きたいと思ったことを思い出して、急遽九州へ行くことにした。九州はマラソンでは何度も訪れているが、登山で行ったことはない。

フェリーで鹿児島へ行って、南の開聞岳から北上して、最後は別府からフェリーで帰ることにする。

出発は10/21(木)17:55大阪港発のフェリー「さんふらわあ」。

鹿児島の志布志港まで約15時間の行程だが、翌日の朝に到着するので、北海道へ行った時ほど時間を持て余すということはなかった。ちょっと奮発してトイレやテレビの付いた個室にしたせいもあるかも知れない。

到着した日(10/22)はのんびり観光で過ごすことにした。

志布志港は鹿児島市のずいぶん東なので、まずは桜島に向かう。桜島の山は入山できないので、桜島ビジターセンターの駐車場に車を停めてビジターセンターに入った。わりとこじんまりした施設で、あまり時間つぶしはできなかった。

そのあたりの公園を散策してから上に見えた展望場所に向かう。途中の月讀神社を参拝。

道がよくわからなくて集落の狭い道に入り込んでしまってあせったが、一度海岸沿いの広い道に出てから恐竜公園に行きついた。なぜここにこういう公園があるのかよくわからないが、山はわりと身近に見えた。

もうやることもないのでフェリーで鹿児島市に渡る。このフェリー、24時間運航しているらしい。

15分で鹿児島市に着いて、コインパーキングに入れてあらかじめ調べておいた土産物店に行ったが店頭に適当な商品が見当たらなかったので、結局この店のネットショップで注文した。

今日はほとんど運動をしていないがやはり温泉へ。googleで検索したところが何と温泉プールで、そこの人が教えてくれた近くの永吉温泉に行った。町の銭湯そのもので石けんやシャンプーも買わなければならなかったけれど、水風呂もあってなかなか良かった。

マックスバリュで食料を調達して、明日登る予定の開聞岳の登山口の駐車場に向かった。開聞岳は名前しか知らなったけれど美しい山容で、百名山だけのことはあると思った。