普賢岳

10/29は湯快リゾートでバイキングの朝食をとってから雲仙ロープウェイの仁田(にった)峠駅に向かった。ホテルからほんの 10 分程度だった。

昨夜のテレビのニュースでこのあたりの紅葉が見頃になっていると放送されていたのできっと観光客が多いだろうと思ったが、通行開始の8時半過ぎに来たのでまだそれほどでもなかった。

準備を整えて9時に出発した。一旦ロープウェイの駅に行ってルートを確認してから仁田峠の登山道に入った。

普賢岳は以前に大きな噴火をしているので山頂にはいけないだろうと思っていたのだが、実は山頂にも行けるようだ。ただしこのあたりの最高峰の平成新山には登れない。

25分ほどでロープウェイの妙見岳駅に到着した。

雲仙の温泉街とおしどりの池が見える。湯快リゾートも見えているはず。

しばらく進んで妙見神社。妙見岳の山頂は通らないようだ。

さらに国見岳に向かう。

最後の登りはなかなか厳しい。

山頂(1347m)は大賑わい。

普賢岳だと思って撮った写真は実は平成新山だった。

少し戻って風穴をまわる。明治以降に絹糸の生産のための蚕の卵を冷蔵保存する目的で利用されたらしい。

平成新山の麓を行く。ところどころ噴煙が上がっている。

11時9分、普賢岳の山頂(1359.3m)に到着した。小学生の団体など、ハイカーで溢れていた。後ろは平成新山。

駐車場から見える風景はそれほど紅葉の見頃とは思えなかったが、このあたりはきれいだった。

12時前に駐車場に戻ってきた。平日にもかかわらず駐車場は満杯に近かった。

今日はこれから佐賀県の吉野ヶ里遺跡に向かう。連日の長距離移動で、ガソリン(軽油)の残量が少ないのに長い間ガソリンスタンドが無くてかなりあせったが、何とかガス欠になる前に給油することができた。しかし高かった。ガソリン価格が高騰しているが、それにしてもかなり高かった。

3時間くらいかかって午後3時過ぎにようやく吉野ヶ里遺跡に到着した。

思っていたよりもはるかに広大な遺跡で、時間的にとても全部をまわることはできない。まぁ時間があったとしても全部はまわらないとは思うけれど。

弥生時代の生活風景が再現されているとのこと。とは言ってもあくまでも上流階級の人たちのこと。

歴代の王の墓と考えられている北墳丘墓。

とにかく広大なエリアなので場内を走るマイクロバスが運行されている。それに乗って入り口に戻って、今宵の宿の八女グリーンホテルに向かった。

このホテルは夕食朝食付きということで予約したのだが、夕食は併設されている沖縄料理居酒屋での食事券だった。これに気づいた時は予約をキャンセルしようかと思ったのだが、また新たに探すのも面倒なのでそのまま行くことにした。

いざ行ってみるとこの沖縄料理居酒屋はなかなか良かった。料理もおいしかったし、店の人の対応も親切だった。

私は若い頃に一度口にした焼酎があまりにも口に合わなくて、それ以来焼酎は一度も呑んでいない。しかし九州と言えばやはり焼酎という印象なので、あえて挑戦してみることにした。

その旨を店の人に伝えてお勧めを請うたところ、ここは沖縄料理店なので泡盛を呑んで欲しいと言われた。

泡盛は名前こそ知っているものの、どんな酒なのかまったく知らないし、それが沖縄の酒ということすらもこれまで知らなかった。

勧められた銘柄(何だったか忘れた)を一口呑んでみたところこれが思いのほか呑みやすい口あたりで、昔の焼酎のイメージとはまったく異なっていた。

最後にいただいた沖縄そばも絶品で、大満足で店を出た。今回の旅で初めて本当においしいと思えるものに出会うことができた。