水晶の疲れがまだ残っている。まだまだ身体が重い。おんたけウルトラの後よりはるかに疲れている。ただし筋肉痛はまったく無い。
水晶では今年購入した Ultimate Direction の PB Adventure Vest というザックを使用した。このところはロングルートの時はほとんどこれを使用している。
UTMF もこれで行こうと考えていたのだが、水晶で UTMF の時に近い装備を背負った結果、これでは UTMF では容量不足になるとわかった。
トレランザックは、一日行動できるくらいの容量のものは3つ持っている。
数年前、初めて買ったトレランザックは Gregory の Reactor。
容量は 11L くらいで、ちょっとした着替えを入れてもだいたい大丈夫だ。
しかしこのタイプ(この当時はどんなメーカーでも基本的には同じような作りだった)は小物以外はすべて背中に背負うことになるので、水分補給は手軽にやろうと思うとハイドレーションということになる。
私は最低限度スポーツドリンクと水、さらにできればお茶の3種類は持ちたいので、スポーツドリンクと水は500ml のペットボトルにハイドレチューブを使って、お茶は休憩時にザックを下ろして飲んでいた。
しかしこういうスタイルだと水分の残量がわからない。暑い季節だと 500ml なんてわりとすぐに無くなってしまうものだ。
おそらくそういう理由からだと思うが、トレランの世界でもボトルをザックの肩ベルトに装着しているスタイルをしばしば見かけるようになってきた。これならいつでも残量確認できるし、補給もザックを下ろさずに簡単にできる。
そこで、登山用品として売られている外付け用のボトルポーチを購入して Reactor に付けてみたが、走るとどうしてもボトルが揺れて身体に当たる。はやりこういうのは歩きの登山やハイキングでしか使えない。
仕方無く2年前に購入したのは Salomon の XA Skin Pro 10+3。
いわゆるベストタイプというモデルで、普段は 10L。容量調節用のジッパーをはずすと 13L になる。
やはり最初からボトルを前に入れるようになっているモデルは具合が良く、これ以降 Reactor はほとんど出番が無くなってしまった。
しかし使い続けていると不満は出てくるもので、これの欠点はサイドポケットにジッパーが無いというこ。ストレッチ素材で押しつけているだけなので、背負っている時に中のモノが飛び出すようなことはまず無いが、ザックを下ろした時にぽろっとこぼれてしまうことがある。
特に前にボトルを入れるタイプは下ろして置いた時にボトルの重さで変な位置になってしまうことが多く、背負った時に十分に注意しておかないと落とし物をしてしまう。
そういうこともあって、前面のボトルポーチは水分を入れるのは片方だけで、もう片方に携帯やジェルなどを入れて、サイドポケットはゴミ袋や手ぬぐいなど、万が一落としても致命的にならないものだけを入れるようにしてきた。
ただこうすると重量のバランスが悪くなり、ボトルを入れた方の肩が疲れるというようなことも経験した。
この春になって UTMF に出場できることが決まった時、装備をどうするかということを考えた。できるだけ慣れているものが良いが、欠点のあるものは対策を考えておかなければならない。
ザックに関してはやはりこの Salomon のモデルでは不安だと思った。UTMF のような、おそらく極限状態になるであろう時に、落とし物に注意するというようなことは不可能だ。
と言うことで、この春に新たに購入したのが Ultimate Direction の PB Adventure Vest。
容量は 11L ということでほぼ Salomon と同じだが、サイドポケットにはジッパーが付いており、ボトルポーチの上にも小さなポケットが左右に付いている。サイドポケットの身体側もマジックテープの付いたちょっとしたポケットになっている。ここはいつもゴミ袋入れにしている。
これはかなりの優れものだった。これだとボトルポーチは両方にボトルを入れられて、貴重品もジッパー付きのポケットに入れられる。
本体背面にはバンジーコードが付いているので、帽子などはここにはさんでおける(実は今回、ここにはさんでいたゴアテックスの帽子をいつの間にか無くしてしまっていた)。
これを購入してからは今度は Salomon の出番がほとんど無くなってしまった。
機能的にはまったく問題無いのだが、唯一の問題は私にとっては若干容量が小さいということ。実質的には Salomon よりも小さいと感じる。
本体はストレッチ素材なので多少は詰め込むこともできるが、トレランギアの宿命で、軽量化を重視しているために耐久性が犠牲になっており、角張ったものなどをムリに詰め込むと簡単に破れてしまいそうだ。
これまでの日帰りトレランではこれでも対応できているが、UTMF では補給食などをたくさん持つ必要があるので、これではとても入りきらない。それに冬場になって防寒具やアイゼンということになるとまったく不可能だ。
財政の余裕も無いのでどうしたものかとネットをサーフィンしていたところ、たまたま見つけたのが RaidLight の Ultra Olmo 12 というモデル。これの中古が 9,800 円で売っていた。
モデル名の通り 12L という容量なのだが、いろんなレビューを見てみるとかなりたくさん入るらしい。
ベストタイプでは無く、Reactor のようなトラディショナルなスタイルでボトルポーチが前面に配置されているという感じ。おかげでザックの下部が大きく、このあたりにかなり荷物を入れることができそうだ。おまけに外から突っ込めるポケットも大きなものが付いている。
ちょうど Yahoo カードを申し込んで 3,000 ポイントをもらっていたので、思い切ってこれを購入することにした。
昨日の午前中に発注したら、早くも今朝には到着した。
箱から出して見た瞬間、これなら容量は大丈夫だと確信した。カタログスペックでは PB Adventure より1L大きいだけだが、実際は 1.5 倍くらいは入りそうだ。
中古だが使用感はほとんど無い。
肩ベルトや背中の当たる面にわりとしっかりしたクッションの素材が使われており、疲れてきたらこういうのが以外と身体に優しくて助かるかも知れない。
小さなジッパーがたくさんあって、かなり凝った作りになっている。おそらく重量そのものはやや重めだと思う。
唯一の問題点はウエストベルトが長すぎて、一番縮めた状態でもきっちりとしたポジションにならないということだが、私の場合はザックのウエストベルトはこれまで購入したすべてのモデルでこういう状態だった。
ベストタイプはウエストベルトが無いが、Reactor でもこのような状態で使ってきたので、おそらく大きな問題にはならないだろう。
早く実際のフィールドで使ってみたいが、今月はすでにすべての週末に予定が入っており、ロングトレイルに行けるのは来月になってからだ。しかし来月末は UTMF なので、疲れの残るようなロングは避けなければならない。
涼しくなってくれたら近場でもいいのだけれど、残暑が厳しかったらまた遠くへ出かけなければならない。
そんなわけで、このところ登山地図をつらつらと眺めている。
水晶岳
水晶岳はどこからアプローチしても遠い。北アルプスの最奥部と言ってもいいくらいだ。一般的には2泊3日は必要だが、何とかここを1日で登頂できないかと思い描いていた。
一番可能性の高そうなのは新穂高から双六小屋、三俣山荘を経由するルート。他には折立から太郎平、雲ノ平経由。それと、七倉からブナ立尾根を上がって野口五郎経由くらいだろうか。
実は2年ほど前に七倉から一度チャレンジした。マウンテンバイクで高瀬ダムの上まで行って、真砂岳の手前あたりまで行ったのだが、終盤に疲労困憊してブナ立尾根を下るのが不安だったので、そこで断念して引き返した。
実は高瀬ダムの道路は東電の管理で、自転車の走行は禁止されているらしい。出発が深夜だったので気が付かなかったが、戻って来た時にゲートで呼び止められた。
雲ノ平経由は折立までが遠いので、今回、新穂高からの往復にチャレンジすることにした。双六までは1日で往復したことがあるので、前半のルートはだいたい様子がわかっているというのも安心材料だった。
連日の猛暑で、新穂高でもかなり暑い。車のエアコンをかけたいくらいだったが、そういう訳にもいかず、窓を少し開けてエアマットの上でしばらく横になった。
出発したのは午前1時前。満天の星空だ。仙丈の時と違って月がまだ出ていないので、星空が素晴らしい。仙丈の時と較べると気温も低めで、湿度も低い。おおむねこの時期のこのあたりの天候という感じ。
ウエアは上はノースリーブのアンダーの上に半袖のトレランシャツとアームカバー、下はヒザ下までのトレランタイツ。シューズは HOKA にした。
左俣林道をスロージョグで進む。笠新道の出会いを過ぎ、ワサビ平小屋を通過して、小池新道取り付きまで1時間少々だった。
小池新道に入るといきなり雪が現れてびっくりする。
※帰りに撮った写真
こんなところでこんな雪なら、上部はどれくらい雪が残っているのかと不安になった。今回はアイゼンは持ってきていない。
しかしこれから先は雪はまったく無く、かすかに記憶の残る石畳のような道をヘッドランプの明かりで登って行った。
こんな時間帯でも二人パーティ2組を抜いた。いずれも中年の夫婦という感じで、ちょっとびっくりした。
鏡平へ向かって東に折れる場所ではテントを張っている人がいた。昔はここから沢をつめて大ノマ乗越に上がる路があったようだが、今は残雪期以外は使われていないようだ。
鏡平山荘へは3時半過ぎに到着。すでに起きて体操をしている人がいるが、あたりはまだ真っ暗。しかし東の空に明るい三日月が出てきた。
このあたりまで来ると結構寒い。先週の仙丈とは大違いだ。
弓折の稜線に出たあたりでようやく東の空が白んできた。
双六小屋に向かってしばらく下る。戻って来た時はここをしっかり登れるだろうか。
双六小屋がようやく見えてきた。
双六小屋には5時頃に到着した。ジェルを補給する。止まっていると寒いので早々に出発。
双六に向かう斜面を登っている頃、後ろに素晴らしいご来光を眺めることができた。
数年前に双六を往復した時は新穂高から4時間半くらいで登っているので、おおむね同じくらいのペースだ。しかし今日はこれから先が長い。水晶まで7〜8時間で行ければと考えていた。
今回は双六へは行かずにトラバースルルートで三俣へ向かう。
彼方に目標の水晶が見える。真ん中の大きいのは鷲羽岳。まだまだ遠い。
太陽が上がってきて、西側には自分の影が。
三俣蓮華(2841m)はピークを踏んでおくことにした。なかなかの急登で、10 分くらいだったが結構なアルバイトになった。
槍穂高連峰がくっきり。
三俣山荘へは出発して6時間くらいで到着した。
鷲羽岳(2924m)への登りは厳しかったが、何とか1時間弱で8時前に到着。
ここからの下り、そしてワリモ岳への登りはさらに厳しかった。ワリモ岳山頂へは行く気にならず。
水晶から戻ってきた時にまたこのアップダウンを繰り返すのは到底たまらないと思って、帰りは西側の谷ルートへ行こうと思った。
疲労感はかなり大きいが、ここまで来たらもう行くしかない。9時前にようやく水晶小屋に着いて、パワーバーでエネルギー補給をした。
このあたりまで来ると登山者は少ないのではないかと思っていたが、そんなことはなかった。百名山人気なのだろうか。ただしツアー登山のような団体は見かけない。小さなデイパックの人が多く、三俣山荘に泊まって来られているのではないかと思う。
念願の水晶岳(2986m)の頂上へは9時45分に到着した。出発してほぼ9時間かかった。
360 度の絶景で、富士山もはっきり見える(この写真ではわからないが)。
懐かしの野口五郎岳。
復路は岩苔乗越から沢のルートで三俣山荘へ向かう。
ちょうどこのルートの最低標高のあたりが、黒部川の水源地ということになっているらしい。
三俣山荘まで戻ったら、後は往路と同じ路を戻るだけ。しかしちょっとした登りが何カ所かあって、気分は重い。おまけにこのあたりで gps のバッテリーが切れてしまった。
三俣山荘に戻ったのが 12 時過ぎくらいで、この頃から急激に気温が上がって蒸し暑くなってきた。森林限界を超えているので直射日光を浴びて暑いことこの上ないが、帽子をかぶる気にはなれない。
双六下のトラバースルートを歩いていたら、稜線の下のあたりに熊がいた。随分以前に鹿島槍の稜線直下で熊を見かけたことがあったが、結構高い所までやってくるのだ。
※赤いマルで囲んでいるところ。
所々現れる登り返しも何とか歩き続けている。もう出発してから 12 時間以上たっているので疲労はかなり蓄積しているが、こういう状態のまま長く歩き続けられるようになってきた。
双六小屋に戻ったのは2時 12 分くらい。水を口に入れながらでないとぼた餅がノドを通らない。
鏡平山荘へは3時 35 分くらいに戻った。残念ながら槍の頂上部は雲がかかっていた。
石のごろごろした路を転倒しないように注意しながら下って、5時過ぎにようやく左俣林道に出た。
林道は緩い下りで路面も悪くないのだが、さすがにもう走ることはできなかった。たまにちょっとジョグのリズムで進むのが精一杯。
駐車場に戻った時は6時を過ぎていた。往路9時間、復路8時間半、距離約 45km だった。
仙丈ヶ岳
先週末は随行で仙丈ヶ岳へ行ってきた。これ以上望めないような好天で、アルプスとは思えないほどの暑さだった。
仙丈ヶ岳は学生時代に一度行っただけで、何と 41 年ぶりだ。その時はまだ林道も開通していなかったので、戸台から戸台川の河原を延々と歩いたことだけが記憶に残っている。
土曜日は貸し切りバスで京都から林道入り口になる仙流荘まで行って、ここで林道を走る村営バスに乗り換えて北沢峠で下車。ここから数分歩いた北沢長衛小屋で宿泊する。
林道のバスは路線バスだが、我々はほぼ1台ちょうどくらいの人数なので、貸し切り状態ですぐに出てくれた。
バスの運転手は観光バスのガイドも兼ねているようなノリで、景色やら植生やらを詳しく解説してくれる。立山の室堂に向かうバスも録音でガイドを流しているが、はるかに親切で知識も豊富だ。
遠方に仙丈の望める場所が少しの間だけある。
戸台川の左岸上部を行くようになると、左側に鋸岳の稜線から甲斐駒の眺めが素晴らしい。鋸岳の鹿窓も見える。
植生も豊富で、アサギマダラもそこらじゅうに飛んでいる。
北沢峠へは午後2時半くらいに到着した。2000m を少し越えているのだが、涼しさはまったく感じられない。
峠のちょっとしたエリアで植物が保護されているのだが、名前は忘れた。
林道とトレイルを東に数分下って北沢長衛小屋に到着。
夕食まで1時間半ほど時間があったので、手ぶらで甲斐駒方面に向かってみた。ずっと樹林帯で、わずか1カ所戸台方向が少し望めただけで、30 分ほど登ったところで引き返すことにした。
夕食後は持参したワインを楽しんで、日曜日は朝の3時半にヘッドランプで出発する。
2000m あたりまで来るとこの時期でも早朝はひんやりするのだが、そういう寒さはまったく感じられない。
夜が明けて、樹林帯を抜けると、360 度の大展望が広がっていた。
北は甲斐駒とその向こうに八ガ岳。
西は北アルプス。
東は北岳、そして富士山。
地蔵のオベリスクもはっきり見える。
小仙丈(2854m)まで来ると上部が白くなった御岳が望める。
仙丈まではもう一息。
8時半頃、ようやく仙丈ヶ岳(3033m)に到着した。
日本の山の標高トップ3そろい踏み。
富士山の雲がちょっと異様で、箱根の噴煙ではないかと思われたのだが、そうではなかったようだ。
下山は北側を廻って仙丈小屋へ。
藪沢のカールがきれいに望める。
馬ノ背ヒュッテのあたりは鹿よけネットで高山植物を保護している所がたくさんある。
藪沢を渡るあたりには上部にナメ滝。
最後は北沢峠に直接出るルートを取って、12 時半くらいに無事全員下山となった。
標高差 1000m を一日で登下降するということで、脱落者が出るのではないかという懸念が少しはあったのだが、結果的には全員無事登頂することができた。
体力的に厳しかった方もいらっしゃったと思うが、結果的にはいい思い出になったのではないかと思う。
私自身も久しぶりの南アルプスで、山々の大きさを実感できて、楽しい山行だった。
貝ヶ平山、香酔山
昨日は登山教室の随行で奈良県の貝ヶ平山と香酔山へ行ってきた。酷暑が予想されたが、おおむね曇りで、最後の車道を除いてはずっと樹林帯の中だったので助かった。
※gps のトラックデータのせいで実際のトレースよりもギザギザになっています。
朝は近鉄の榛原駅からタクシーに分乗して鳥見山公園まで行く。なかなかの急登で、ここを歩くとかなりのアルバイトになるだろう。標高はすでに 600m 近い。
そばに小さな池があって、ぐるっと一周してみる。
歩き出したのは 10 時くらい。少し登ると見晴台があって、大台や台高方面が望めるが、雲がかかって遠方は見えない。音羽三山も上部は雲に覆われている。
30 分ほどで鳥見山(734m)を越えて、所々ロープの張ってある急登をあえいで 11 時半に貝ヶ平山(821m)に到着した。
昼食をとってから来た道を少し戻って、小さな道標に導かれて東にそれて香酔山へ向かう。
踏み跡程度の道をドンと下って、ガンと上がって、20 分ほどで香酔山(795m)へ到着。
このまま東に向かうと延々と車道を歩かなければならないので、先ほどの分かれに戻って、登ってきた道をさらに下る。
少し下って、テープ標識のみの分かれから玉立(とうだち)へ向かう。
少し下った場所では貝ヶ平山という名称の由来と言われる、貝の化石がたくさん取れる。みんなで化石採集に励む。
30 分ほど下ると玉立の棚田エリアに出た。
道ばたには大きなヤマユリ。
東の方に見えるのは鎧、兜か?
この下にバス停があったが、次のバスまで1時間ほどあったので、暑い車道を 30 分ほど歩いて榛原駅に到着した。
鳥見山公園のあたりは東海自然歩道が通っているので、随分以前に一度は来ているのだが、まったく記憶が無い(山には登っていないが)。
暑さは予想したほどひどくはなかったが、湿度が高かったので、歩いた距離や標高差の割には疲労感の大きいコースだった。
榛原駅そばのコンビニで 500ml の缶ビールを買って、電車の中で呑みながら帰ってきた。
Mid Summer Games 2015
今日はクラブ恒例の記録会、Mid Summer Games だった。クソ暑い真夏の炎天下、競技場を半日借り切って、外部の人も交えて 3000m、1000m、100m、50m などを楽しんだ。
私がエントリーしたのは 3000m と 1000m。昨年と同様におんたけウルトラの翌週なので、完走が目標と言ってもあながち冗談では無い。昨年は 3000m は何とか 12 分少々で走れたものの、1000m は最初の1周でつぶれてしまった。
これまでは終了後は山田池公園で打ち上げをやっていたのだが、準備の手間などが大変なのでこれが無くなった。と言うことで、普段の練習会と同じく家からジョグで出かける。
快晴無風で、9時にはすでに 30 度を超えているのではないかと思えるような天気。
最初は 3000m で、一番遅い1組でスタートしたが、やはり記録会ということで、みんな練習会に較べるとハイペースで出て行く。あまり遅れるのも格好悪いので、集団の後ろの方でムリをしないように着いていく。
ストップウォッチのタイムは確認できなかったが、1000m は 4’12” だった。序盤に飛び出した人たちが徐々に落ちてきて、私は自分のペースを守っていたら順位が上がってきた。
2000m はラップを取り損ねて、ゴールは 12’48” くらいだった。普通ならこれくらいの余裕で走れば後半に上げられるのだが、やはり身体が重かった。
1000m も一番遅い組でスタート。昨年はひどかったので、その再現だけは避けたいと思って走ったが、予定よりハイペースで、追い込んだときにたまに感じる舌のしびれが少し出てきた。
4分を切るのはムリと思っていたが、結果的には 3’53” だった。
暑さのせいもあって、走った距離に較べると身体へのダメージは思いのほか大きかった。脚筋疲労がかなりある。
ちょうど今週は登山教室の随行が何日かあるので、一旦身体をリフレッシュさせようと思う。
おんたけウルトラトレイル100k
昨日は久しぶりの大会で『おんたけウルトラトレイル100k』を走ってきた。今年になってからは篠山、キャノンボールとリタイア続きで、9月に控える UTMF も完走はかなり難しいので、不本意な結果のままで大会参加から身を引くのはちょっと淋しいので、それなりのプレッシャーはあった。
場合によっては最後の大舞台になるかも知れなかったこの大会だが、UTMF に当たったおかげで、UTMF への調整レースに格下げとなってしまった。しかし内容そのものが易しくなるわけではない。
今回は特に目標というものは無かった。昨年は終盤のラストスパートで何とか 15 時間切り(14:55:49)が達成できて、ゴール後はこんな走りはもう二度とできないだろうと思ったので、記録よりも今の自分にどんな走りができるのかをレースの舞台で確認してみたいと思った。同じ大会だと比較もやりやすい。
心がけることとしては、下りは昨年よりは攻めること。そしてエネルギー補給をしっかりとやること。
これまでのコースの一部が道路崩壊のために、今回は序盤のコースの一部が昨年と異なっている。その影響で、距離も若干長くなっているとのこと(例年は 101km くらいだが、今年は 101.5km くらい)。
ウエアをどうするは迷ったが、以外と気温が高く、昼間は暑くなることが予想されたので、上は半袖のジップシャツ、下はサポートタイツ付きのパンツにした。念のためにアームウォーマーと、転倒時のためにヒザにサポーターを着用する。先月、比良へ行ったときと同じスタイルだ。
シューズは昨年と同様、サロモンの XR CROSSMAX にゲイターを着ける。
都市マラソンに較べれば桁違いに少ない 1000 人程度の参加者だが、それでもスタートは混雑する。真ん中あたりの位置に入ったが、大屋根の下に入ったせいか、GPS が衛星をなかなか捕捉できない。
原良和さんが参加されているらしいが、姿はまったく見えず。
午前0時にスタート。ゲートを越えるまで1分くらいかかった。
駐車場に上がってくる車道を下るが、転倒している人がいた。うつぶせで動かない状態だったが、かまっている余裕も無いのでそのまま素通りした。ここで転倒して打撲でもしたら棄権の口実ができるなぁというような邪悪な気持ちが頭の隅にふと過ぎった。
橋を渡って少し車道を行くと、林道への登りにさしかかる。この大会のコースで良いのは、すれ違えないようなシングルトラックがまったく無いこと。登りでも自分のペースで行けるので、余計な体力を使ったり、イライラさせられたりすることが無いのだ。
5km ほど行くと未舗装の林道に入る。台風後の雨上がりなのでいたるところに水たまりができており、早くもシューズはどろどろのびしょびしょだ。10km は 1:23。後で確認したら昨年は 1:29 だった。このあたりはまだ昨年と同じコースなのだが、そんなに飛ばしたという感覚は無かった。
どうも GPS の調子が悪い。昨年もそうだったが、なぜかふと見ると GPS がオフになっている。スタートさせてもすぐに勝手にオフになってしまうのだ。最初にちゃんと捕捉できなかったのが原因かも知れない。あまりに調子が悪いので、トラッキングはあきらめた。
この後あたりからコースが昨年と異なる。一旦車道に下りて車道をしばらく行ってから林道を延々と登って行く。この登りはなかなか厳しく、早くもジョグのリズムでは行けなくなった。
それよりも不安は、右股関節に痛みが出てきたこと。
このところ大腰筋の簡単なトレーニングをやっているのだが、その影響で右の股関節に軽い痛みを感じることがある。ちょうどそれが出てきたのだ。まだ走りに差し支えるほどのものではないが、徐々に痛みが強くなってきているので、このままどんどん悪化するとまずい。まさかの第1関門でリタイアというような悪夢が脳裏をかすめる。
昨年は第1関門まで5時間少々だったが、今年は 3km ほど先になっているとか。すでに夜が明けている。気持ちはどんどん落ちていくが、こういう長いレースでは必ずいつか持ち直してくると信じて、足を進める。
第1関門に到着したのは 5:15 くらいだった。おそらく 38km くらい。昨年と同じく、おにぎり、バナナをいただいて、気休めにバッファリンを服用する。
ここから次のエイドまでは走れるコースが続く。しかしこれまでにかなり体力の消耗を感じるので、あまりムリをしないようにする。とは言っても、これまでなら抜かれることが多かった下りでもそれほどではない。下りやフラットな部分での走りを意識して練習してきたのが若干効果が出ているのかも知れない。
50km は 6:57 くらいだった。昨年も確かこれくらいだったように思うので(正確には 7:04)、思ったよりはいいペースだ。
三浦貯水池わきのフラットな道は昨年よりは走ったように思う。
いよいよ第2関門に向けての長い登りが始まる。ここがこのコースで一番厳しい部分だ。トップ選手たちはおそらく走って上がっていくのだろうが、我々のレベルだとほとんどみんな歩いている。たまの緩い部分でちょっとジョグにするくらいだ。
右股関節に痛みはバッファリンが効いたのか、おおむね治まっている。その代わりに左足首に違和感を感じるようになってきた。痛みというものではないが、何とも言えない変な疲労感だ。疲労が積もって関節がダメージを受けているような感じ。
たまに雨がぱらついてきた。時折晴れ間が出たりしたのでいよいよ暑くなるのかと思いきや、むしろ天候は崩れる方向のようだ。風が吹くと寒さを感じる。アームウォーマーを着用してきて良かった。ただ、まだジャケットを着用するほどではない。
第2関門に入ったのは 9:43 くらいだった。68km くらい。昨年よりは少し早いかも(昨年は 9:48)。
ドロップバッグからお楽しみのコーラを出す。これは大正解だったと思ったが、記録を見たら実は昨年もコーラを用意していた。手持ちの小さなパウンドケーキで腹ごしらえする。
10 時ちょうどにエイドを出発する。雨は強くなったり弱くなったり。時折風が吹くことがあり、その時はかなり冷える。ジャケットを着用しようかどうか迷うが、こういう天候だと風が止むと蒸れて暑いので、我慢してシャツのままで進む。
適宜ジェルを補給しながら進む。
第3関門までの下りは結構うまく走れた。たまたま同じようなペースの人が近くに二人ほどいたのが良かったのかも知れない。
12 時に第3関門に到着。 82km くらい。ここでは具無しそうめん、バナナ、ミニトマトなどをいただく。
このあたりで昨年よりいいペースで進んでいることを確信した。序盤はかなり弱気になることもあったが、なんとか気持ちと身体をうまくコントロールしてここまで来ることができた。
ここから 90km あたりまでの登りはなかなか厳しいが、昨年一度経験しているので気分的には余裕がある。おそらく昨年のタイムを更新できるだろう。
雨はあいかわらず弱くなったり強くなったりで、時折強い風が吹く。風が吹いた時はかなり冷えて、さすがにジャケットを着ようかと迷うが、あと1時間ほど頑張れば最後の下りになる。何とかそこまで耐えたい。
このあたりまで来ると道ばたで座り込んでいる人や、緩い下りなのにとぼとぼと歩いている人が増えてくる。申し訳ないが、こういうのを見ると元気が出てくる。つぶれた人の最後のエネルギーを吸い取って走っている感じだ。
90km の通過は 13:24 くらいだった。このあたりの下りは昨年は気持ちを切り替えてガンガン下ったところだが、足元も悪く、よくこんなところを攻められたものだと自分ながら感心する。
今日は 14 時間台はほぼ間違い無いので、この期に及んで転倒などのヘマをやらかさないよう、慎重に下った。
最後の水だけエイドを越えて少し緩い登りになる。あと 7km 弱。昨年は気落ちしながらも走り続けたが、今年は少し歩いてしまった。しかし昨年のことを思い出して、やはり最後まで力を振り絞らなければならないと思い直して、すぐに走りに戻した。
ようやく最後の車道になった。あと 5km くらいだろうか。GPS が動いていないのでペースがわからないが、キロ6分くらいだろうか。
100km の標識が現れて、あとわずかということで安心した。
ちょっとした登りを越えてスポーツ公園に入る橋を渡る。昨年はこの橋のたもとが 100km だった。
昨年はここからゴールまでの登りで最後のスイッチが入って、たくさんのランナーをごぼう抜きにしたが、今年はそこまでの余裕は無く、目の前のランナーもそれほど多くない。
この大会もこれが最後だと思って、その味をかみしめながら坂を登った。
結果は 14:43:54。昨年より 10 分少々タイムを更新した。コースが若干違うので単純な比較はできないが、昨年より距離が若干延びて、さらに第1関門までのコース変更は登りの標高差が若干増えたのではないかと思う。
ただしトレイルの大会ではコースを知っているかどうかはタイムに大きく影響するので、純粋に力が上がったとは言い切れない。ゴールした時の喜びは昨年にははるかに及ばなかった。
しかし記録更新は意識せず、自然な流れの中でこういう結果を残せたことは、素直に喜びたいと思う。ひょっとしたら UTMF も完走できるかも知れないという気持ちが若干は芽生えたのは事実だ。
ただ、走っている間に、レースそのものを楽しめているかどうかはかなり疑問が残る。はっきり言って、走っていて楽しいコースではないと思う。2回も走ればもうそれで十分という気持ちだ。
UTMF コース発表
UTMF のコースが早くも発表された。例年、かなり直前まで発表されなかったのに較べると随分早い。ただし『すばしり』から『中山湖きらら』までのルートは調整中とのこと。
一部調整中が残っているにも関わらず、距離 168.4km、累積標高差 8337m と発表されているのはちょっと腑に落ちない。
UTMF は第1回が 156km、制限 48 時間、第2回が 161km、制限 46 時間、第3回が 169km、制限 46 時間と、回を追う毎に条件が厳しくなってきている
当然ながらコースも毎回微妙に変わり、河口湖スタートゴールは変わらないものの、時計回りと反時計回りが交互に開催されている。
第1回と第2回は完走率がおおむね 70% くらいだったが、昨年の第3回は 60% 弱まで一気に下がった。
第4回の今回はおおむね前回のコースの反対向きだが、若干ロードが増えている感じ。
累積標高差が前回は 9300m くらいだったのが、今回は 8337m と、ほぼ 1000m 少なくなっている。
前回の完走率が大きく下がったので、このあたりが考慮されたのかも知れないが、完走ギリギリレベルの私にとっては朗報であることは間違い無い。
関門時刻も、100km あたりまでは何とかクリアできるのではないかと思われるが、その先は未知のエリアなので予想は不可能だ。
戦略としては当初の思惑通りで、本格的な山岳パートはせいぜい早歩きくらいで体力をセーブして、ロードや走れる林道をきっちりと走ること。エネルギー補給はきっちりと行って、エイドでは適切な休憩を取るようにすることなど。
当初予定していた 24 時間を超える練習はまったくやっていないが、今となってはそういう練習で心身に大きな疲労感を残すよりは、出たとこ勝負でリフレッシュな気持ちで臨んだ方がいいのではないかと思っている。
今度の日曜日は昨年に続いてのおんたけウルトラトレイル 100km。昨年は思いがけない終盤の頑張りでわずかに 15 時間を切ることができたが、今年はどうなるだろう。
昨年とは若干コースが変わっており、ひょっとしたら少し短くなっているのかも知れない。昨年は距離表示では 101km くらいだったが、今年は 2km くらい短いかも知れないので、単純なタイム比較はできない。
今年目標にしているのは、50km を越えたあたりの湖岸のフラットな部分をしっかり走ること。昨年は不安があって思い切れなかったが、昨年よりはチャレンジしてみたいと思っている。
墓参り
今日は京都の知恩院へ墓参りへ行ってきた。
知恩院の納骨堂で眠っているのは私にとってのクライミングの師匠だった方。数年前に不慮の滑落事故で亡くなられた。
屏風岩や北岳バットレス、錫杖岳、近場では雪彦や御在所など、ホンチャンのルートにいろいろと連れて行っていただいた。
所属する山岳会の仲間と4人で、四条通りを歩いて知恩院へ向かった。まるで梅雨明けのような蒸し暑い日だった。
知恩院に入ると周りの緑のせいか、急に空気が爽やかになった。
さらに階段を上って納骨堂へ。
その後は東華菜館でゆっくりとランチ。もちろんビールもたっぷりと。
この山岳会に所属してもうほぼ 30 年。会の行事にはおそらく 10 年以上ほとんど参加していない幽霊会員だが、ごく一握りの人たちとはずっとお付き合いが続いている。
毎年のように実力派のベテラン会員の方が退会されていって、私が入会した頃のような岩登りやアイスクライミングなどの例会はもはや皆無だ。
私自身も安くはない会費を払って会員を続けることに疑問を感じることも無いではないが、本格的な登山をやるきっかけはこの会に入ったことで、そのおかげで登山の幅が広がったことは間違いの無いことなので、会に対するお返しはほとんど何もやっていないけれど、まだしばらくは会員を続けるつもりでいる。
競技場レペティション
今日の練習会も競技場。先週、久しぶりにインターバルをやって、わりと気持ちが良かったので、今日も予定メニューの 3000m + 2000m + 1000m のレペティションをやることにした。強度は先週と同様に、目一杯まではいかない程度。
4’30” は切るというくらいの気持ちでスタートした。最初の 1000m は走っている時は時計がしっかり見えなかったが、4’25” だった。体感から考えるとそんな程度だと思う。
次の 1000m は 4’23″。最後の 1000m は少しペースアップして 4’12” だった。
先週のインターバルでは平均 4’10” くらいだったので、3000m の最後でこのタイムは悪くないと思った。
10 分ほど休んで 2000m の開始。
かなり余裕を感じて、1000m は 4’25″。いくら何でもこれではと思って、次は 4’11” だった。
最後の 1000m はちょっと気合いを入れて、4’03” だった。
心拍数も先週に較べると若干低めで、先週のインターバルが何か刺激になったのかなという気がする。
今週は起床時の心拍数も低めで、たまにはこういう強い刺激を与えるのも必要かもと思った。
この週末は天気が良ければ久しぶりに白山あたりに遠出してみようかと思っていたのだが、幸か不幸か天気も良くないし、おんたけウルトラトレイルが2週間後なので、もう長時間のランは控えることにした。
生駒全コース
昨日は自宅スタートで生駒を走って王寺まで行った。予定では朝護孫子寺を往復するつもりだったが、気持ちが切れて片道で終了した。
13時間以上かかると思ったので、朝5時37分に家を出た。空には厚い雲がかかっており、天候状況としては良い。
おおむね 80km くらいになるので、余裕のあるペースで穂谷川沿いを行く。おおむねキロ6分少々というところ。
1時間半くらいかかってようやく交野山山頂へ到着。大阪市内はよく見える。
生駒のロングの時はいつも一服するくろんど園地の休憩所は今日は通過する。
ゴルフ場の道から生駒山を望む。
いつも一服する生駒のハイキングコース入り口で一服しようと思っていたのだが、どうもそこまでは持たない感じ。ムリをするとダメージが大きくなるので、車道を渡って室池園地に入った所にベンチがあったので、ここでぼた餅休憩にする。スタートして3時間10分。
3時間半くらいで阪奈道路に出たいと思っていたが、おおむね予定通りだった。
いつも休憩する場所は通過する。人が一杯だったのでちょうど良かった。
今日は生駒山山頂へは行かずに舗装道路をそのまま進む。山頂への分かれを4時間20分ほどで通過。
しばらく舗装道路を行くが、ちょうどあじさいが満開で、突然ゲートが現れて『ランナーは走らないように』との警告。人も多いので、ここは早歩きで進む。
それでも走って上がって来るランナーが何人かいた。こういう連中がランナーの印象を悪くするのだ。
ショートカットの山道は空いていたので、ジョグで下る。舗装道路に合流した所はおそらくラン規制エリアをはずれていると思ったので、ここからはジョグで下る。
このあたりの坂はなかなか急で、復路は苦しいだろうと思いながら下った。
ぼくらの広場へ上がる登山道の下の休憩エリアでおにぎり休憩。スタートしておおむね5時間。
ぼくらの広場で大阪市内の展望を楽しむ。
復路では鳴川峠から舗装道路に下りて、ここはカットしようと思った。
滑りやすい道を注意して下って、鳴川峠を越えて先へ進む。もう信貴山まではほとんど登山道だ。アップダウンはそれほどではないが、舗装道路や林道を走るようなペースでは進めない。
まだ体力的には余裕はあるものの、疲労感は感じてきた。タイム的にはおおむね想定の範囲内だが、ここをまた戻るのかと考えると気持ちが重い。
十三峠を通過。
高安山から分かれて信貴山への道に入った頃には、気持ちは王寺へ下りる方に大きく傾いていた。
信貴山では山頂の展望エリアへ立ち寄った。
ここまで来るともうすっかり観光地だ。
当初予定していた折り返し地点へは12時半頃に到着した。もう気持ちはこのまま王寺へ下ることにほぼ決まっていたが、ひょっとしたら気持ちが変わるかもと思って、自動販売機でコーラを買ってベンチに座って一服した。
ここまでほぼ7時間だったので、復路は8時間以上かかるだろう。帰り着くのは9時くらいになるかも知れない。
まだ体力的には余裕があったので、何か新鮮味のあるコースならそれでも先に進んだと思うが、今回のような完全な練習モードではもはやそこまでの気力が出ない。
練習モードならコースを熟知している方がいいと考えていたが、実際にその場になってみると、そうではないようだ。特に電車の駅までさほど遠くない場所からの折り返しとなるとなおさらで、もはやここから戻る気持ちはまったく無くなっていた。
車道を走って王寺駅に着いたのはちょうど午後1時、約 46km だった。
駅前の西友のトイレで着替えて、休憩エリアで缶ビールを飲んだ。万が一に備えて最低限度の着替えとお金を持っておいたので助かった。
ビールはおいしかった。一息ついても、復路も行ったら良かったという気持ちはまったく起こらなかった。
練習のために一人でキャノンボールランをやろうと思っていたが、もう止めようと思った。おそらく今回と同じ結果になるだろう。
長い距離は来月のおんたけウルトラトレイル 100k だけにして、あとは先日の比良の様に自分自身が興味を持って楽しめるルートにしようと思った。