鯖街道ウルトラマラソン

昨日は鯖街道ウルトラマラソンを走ってきた。初参加だった。

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予定通り土曜日は、クラブのベテランの人のテントに泊まらせてもらった。夕食は魚料理店へ行ったが、何と魚料理以外のメニューは何も無いという恐ろしい店!。野菜が好きなぼくとしてはかなりつらい食事だったが、なかなかの人気店のようで、ずいぶん混んでいた。
夜はあまり眠れなかったが、こういうのはいつもの事なので気にしないようにした。六甲縦走キャノンボールを経験したおかげで、一晩くらいは寝なくても走れるということはわかっている。
天気予報では午後から雨模様ということで、シューズをどうしようかと最後まで悩んだが、結局ランニングシューズを選択した。今回はできるだけ身軽に走ることを優先しようと思って、荷物は雨を想定したライトジャケットを腰に結んだだけで、飲み物や食べ物は一切持たなかった。念のためにポケットティッシュをタイツにはさんでおいた。
下はハーフタイツ。上はノースリーブのドライシャツの上に長袖シャツといういつものスタイル。ゴアテックスの帽子を飛ばないように襟にバンドで止めた。
商店街の鯖街道起点を6時にスタートした。かなり前の方でスタートしたが、みんななかなかのペースで。どんどん抜かれていく。ぼくはベテランのお二人と相前後しながら行く。おおむねキロ5分半くらいのペース。これくらいがちょうどいいと思う。
しばらくしたら下見で走った道に合流した。ここからは徐々に登り気味になってくる。まだどんどん抜かれる感じ。しかし気にしない。
まずは最初の下根来のエイド。ポカリスウェットをもらう。エイドではできるだけ小まめに、お腹が空いていなくても固形物も少しは取るようにしようと思っているが、まだ朝食のおにぎりが胃に溜まっている感じ。
車道の傾斜がきつくなってくる。ベテランの一人の方が少し前の方に行かれるが、あえて追わないようにする。
少し行くと今度は上根来のエイド。こんどはバナナを一切れ補給。
そしてようやく山道への分岐に到着した。いつもこの先の山道が渋滞するらしい。ネットで写真を見ても、そういうシーンが多い。しかし今日はそんなことはまったく無い。ランナーはまばらで、自分のペースで行ける。ここでベテランの人の前に出る。
杉の枯れ葉でフカフカの山道をしばらく上がると一旦林道へ出る。ほどなくエイド。今度はオレンジをいただく。そしてまた山道へ。
眺めの良い峠を越えて一気に下り、ふたたび林道へ出る。しかしすぐにまた山道へ。しばらく下ってまた林道へ出て、これからずっと車道と思っていたら、また山道へ入る。今年はちょっとコースが変更されたそうだ。車道よりはこちらの方がいい。
平坦になって最後で小川を丸木橋で渡って、車道に出る。ここでエイド。
ここからは20kmほど延々と車道を走る。所々にちょっとしたアップダウンはあるが、おおむねやや下り気味。キロ5分台の前半で行けている。
ちょうど中間地点の標識があったが、3時間45分だった。このペースでいけば7時間台ということになるが、後半は峠が二カ所ある。7時間台はムリとしても、9時間以内にはゴールできる可能性が高そうだ。
エイドのたびにしっかりと補給する。半鯖と合流する三叉路を10時前に通過して、ここから峠へ登って、久多のエイドに到着。ここはおにぎりがある。梅をもらったが、そのままではのどを通らなさそうなので、お茶をもらって口の中でお茶漬けにして流し込んだ。
あと35kmとのこと。10時を過ぎており、この後のコース状況を考えるとうまくいって8時間半くらいだろうか。
しばらく石のゴロゴロする荒れた道を走ったり歩いたりして、八丁平への山道に入る。つづら折れを登っていたら、早くの半鯖のトップがやってきた。大変なスピードだ。
所々走りを交えた歩きで何とか峠まで登り切って、八丁平に入る。あたりを眺める余裕も無くひたすら前へ。
今回はさすがにコースミスもなく、つづら折れの下り山道へ入る。足先をひっかけて一度転倒したが、大事には至らず。
エイドではパンをポカリスウェットで流し込む。
大見のエイドを過ぎると杉峠までの最後の登り。この道はずっと昔は車道だった道なので、登山道のような急な登りは無い。しかしここまで来ると緩い登りもなかなか走り続けられない。道が荒れていて、足元の石か何かに躓いて、しばしばこけそうになる。
見覚えのあるキャンピングカーの廃車のあたりから雨がぽつぽつと落ちてきて、峠に近づくあたりで本降りになってきた。腰に巻き付けてきたライトジャケットがようやく出番を迎えた。
杉峠のエイドに到着した時は雨の風も強く、かなりの荒天になってきた。しかしジャケットと帽子のおかげでぼく自身はまったく問題無い。豆腐そうめんをいただいて、この後は車道のみ。しかししばらくは急な下りが続く。ここをいかに脚へのダメージを少なく走るかというのが重要なポイントだ。
このところ抜かれるのは半鯖の人たちだけだったが、全鯖の何人かに抜かれた。傾斜がゆるくなってきて、13時20分頃に鞍馬のエイドに到着した。雨は小降りになってきている。
あと13kmくらいだろうか。8時間半はちょっとムリという感じ。しかしここまで60km以上走ってきたわりにはまだしっかりと走れている。キロ5分前半くらいを維持している。急な下りで勢いよく抜いて行った全鯖の人が走ったり歩いたりしている。
信号を渡って右にまがったらまたエイドがあった。通りすぎそうになったが、呼び止められた。市原のエイドだ。ここでもらったきゅうりの梅ペースト添えはおいしかった。
このあと少し緩い登りがあるが、この登りでまたリズムが良くなった。賀茂川のそばまできて、ゴールが近づいてきたことを実感する。
全鯖の二人組を追い越す。『ナイスランですね!!』なんておだてられてさらにペースが上がってしまう。
河川敷に下りていよいよ残り5km。8時間30分台で行けそう。ここまで来てまだキロ5分少々で走れていることに自分でびっくりする。このところはロードのフルでも最後はキロ6分台まで落ちるというのに。
最後の賀茂川のエイドでもしっかりと補給してラストスパートモードに入った。
しかしこのあたりからちょっと体調がおかしくなってきた。あとわずかということで緊張感が薄れてきたのだろうか。ちょうど昨年の福知山のラスト5kmあたりと同じような感覚で、頭が少しぼうっとして、油断するとふらふらと倒れてしまいそうな感じ。しかし福知山も何とか最後まで持ちこたえたので、今回も大丈夫と自分に言い聞かせる。
ラスト2kmあたりではペースを維持することもできなくなってきて、関係者の声援に応えることすら億劫になってきた。ついさっきまで快適なゴールをイメージしていたのに、そんなことはもうどうでも良い、ただただ早くゴールしたいというだけの気持ちになってきた。
ラスト1kmを過ぎたところで先ほど抜いた二人に抜き返された。気を遣ってくれたのか、無言で走り去って行った。その方がありがたい。
出町柳への橋の下で最後の声援をもらったが、反応する気力すらない。
すぐ後ろに一気に迫ってきている足音が聞こえたが、後ろは振り返らずに何とか前でゴールテープを切った。
8時間38分38秒。45位だった。
ゴール後はすぐそばの濡れた芝生に倒れ込んだ。親切なスタッフが荷物を持ってきてくれた。
次第に雨が強くなってきたので橋の下のブルーシートの所に移動して、缶ビールとサービスの豚汁で祝杯を挙げた。親切なスタッフが、ぼくの両手がふさがっているのを見て、完走証を荷物の所まで持ってきてくれた。ありがたいことだ。
ベテランのお二人はぼくから1時間ほど遅れてゴールされた。
エイドは充実していたし、スタッフも親切で、とてもあたたかい良い大会だと思う。しかしこのコースはぼくの好みとしてはどうも今ひとつというのが正直なところ。ロード区間が長すぎる。
自分が想定していたよりは良い結果で、ラストで苦しんだのもそれも楽しみのうちというところだが、一度経験しておけばそれでいいかなというのが本音だ。
スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

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