私は SNS はやったことが無いし、やりたいとも思わない。ただ最近は、公式情報を Facebook で公開しているようなところがたくさんあって、そのいくつかを見るために Facebook のアカウントは持っている。
名前をアルファベット表記で登録しただけで、それ以外のプロフィールなどはまったく何も入力していなかった。
ある日ふと見ると、住所が勝手に推測されて事実と異なるものが表示されていたので(とは言ってもそれほどデタラメではなくて、大阪府のどこかだった)、ここだけ正しいものを登録した。
それから少しすると、Facebook から『お友達ではありませんか?』というメールがやってきたので、暇つぶし気分で眺めてみると、何と以前に勤めていた会社で仕事でつながりのあった人や、陸上クラブの人などがそこに含まれているではないか!!
私自身は Facebook では何も投稿していないので、それ以外のいろんな所の膨大なデータから(いわゆる『ビッグデータ』と呼ばれるもの)抽出されているようだ。
大半はまったく面識の無い、記憶にも無い人ばかりだったが、それでもざっと見ているとランニングを趣味にしている人たちが結構含まれている。そんなところまでデータベース化されているのだ。
何とも気味が悪い。
ほどなく陸上クラブの人からお友達申請とやらが届いた。拒否するのも気まずいので、承認しておいた。
最近、仕事の関係で、とある情報交換サイトに書き込まれた情報を Facebook や Twitter に自動的に投稿したいという要望を受けて、そのシステムのプログラムををいろいろと試すようになった。つまりテストのための投稿が私の Facebook や Twitter に頻繁にアップされるわけだ。
まさか友達申請がやってくるとは思ってもみなかったので、あの人はこの一連の変な投稿を何と思っているだろうか。
通常の操作なら自分しか公開されないような設定ができるようだが、プログラムから投稿した場合はこのあたりの設定がどうなるのかはまだよくわかっていない。
それにしても油断も隙もない時代になってしまった。