エクストリームトライアングルのリザルトが公開された。参加者 516 名、完走者 315 名で、完走率 61% とのこと。
関門通過タイムを細かく見てみると、第2関門を私より1時間ほど前に通過して完走した人が一人いたが、完走者のほとんどは2時間以上前に通過されている。
ギリギリ完走くらいの人はだいたい最終セクションが8時間くらいかかっているので、私の見通しはおおむね当たっていたと思う。
第1関門を私より後に通過して、第2関門を私より先に通過した人は二人だけで(そのうちの一人はすぐ前にいた女性)、第2セクションではフラットや下りでずいぶん抜かれた印象があったが、セクション全体で見ると順位はむしろ上がっているくらいだった。
今回の結果は妥当なものだったと思う。もしコースのコンディションが良ければ完走できたかと言うと、微妙なところだ。まったく不可能だったとは思わないが、完走できたと言える自信は無い。
また来年、開催されるかどうかわからないが、少なくとも今は再挑戦したいという気持ちは無い。
これからどうするかはまだ気持ちが定まらないが、今朝エントリーの始まった 10 月末のキャノンボールはまた往復でエントリーした。
昨年、須磨スタートゴールと宝塚スタートゴールの両方を完走して、今年の3月の大会は直前にヒザを痛めて棄権して、もういいかなという気持ちも若干あったのだが、今となっては数少ない自分自身が楽しめる大会なので、やはりエントリーだけはしておこうと思った。
私たちが志賀高原で泥まみれになっているころ、海の向こうでは UTMB が開催されていた。
大本命の François D’Haene が大会記録を更新して優勝したようで、今やこの世界では Kilian Jornet と並んで東西の横綱というところだ。
期待の原良和さんは今年も途中リタイア。昨年の UTMF で優勝して一躍時の人となった原良和さんだが、元々ロードのウルトラのエキスパートだ。この春からはそれまでの仕事を辞めて(病院勤務の医師)、メーカーのサポートなどを受けるプロランナーとしての生活をスタートされている。
しかし今年の UTMF は途中リタイア。四万十のウルトラは連覇されたものの、Western States は終盤歩いてのようやく完走という結果で、UTMB も途中リタイアということで、これから先が難しくなってきているように感じる。
おそらく年齢的に(41 歳?)思い切ったチャレンジにはラストチャンスと考えられたのだろうが、今後が多少心配ではある。まぁ、登山をやる方ではないので、相馬さんのようなことにはならないと思うが。