昨日は絶好のトレイル日和。キャノンボールの疲れはまだ残っているけれど、こんな日を休養日にするわけにはいかない。
そこで先月、花の講座で訪れた時にまた行ってみたいと思っていた桜井市の笠地区を再訪することにした。
地図を眺めて、柳本から龍王山に登って、そこから笠地区へ。そして南へ向かって初瀬山、巻向山(まきむくやま)。最後に三輪山へ行ってみようと思った。
柳本から龍王山は昨年9月に随行で歩いたコースだ。
昨日のコースは短めに設定したので、朝はゆっくりめで9時過ぎに柳本駅をスタートした。
昨年、帰りに散策した黒塚古墳。
長岳寺に向かう道からは正面に龍王山がばっちり見える。
9月に訪れた長岳寺も山門までは行ってみた。
登山道に入って、木道や水の流れで溝のようになった部分を越えるとなだらかで走れるトレイルになる。
てぶらで下ってくる人達何人かとすれ違っているうちに車道に出た。
出発してほぼ1時間、10 時 10 分に龍王山の山頂(585m)に到着した。おおむね予定通り。
ここからは葛城・金剛方面、そして奈良盆地の眺めが素晴らしい。
しかし問題はここから。東へ向かう道がよくわからない。山頂には道標が見あたらなかったので、少し下ってから柳本龍王社の方へ行ってみた。
しかしこのまま下ると柳本に下りてしまうので、少し戻って横にそれている踏み跡程度の道を行ってみることにした。ちょうど山頂部分をトラバースするような感じ。
しかしこの道もほどなく消滅して、方向もちょっと南に向きすぎている。
gps で方向を確かめて適当にヤブ斜面をずり上がったら、赤テープで道に出た。おそらく山頂から東に向かう道があったのだと思う。
道ははっきりしていたけれど、あまり歩かれていない感じ。
ほんの数分程度で林道に飛び出して、林道をしばらく進むと見覚えのある車道に合流した。
笠そば処の駐車場からは9月には白いソバの花が一面咲き誇っていたけれど、昨日はその名残はまったく無し。
笠そば処は先月食べたので今日はパス。
先月は入らなかった笠山荒神社に入る。
なかなか立派な神社だ。今でこそ車で来られるけれど、昔はなかなか大変だったんじゃないかと思う。
参道を反対側に下りて、しばらく車道(県道50号)を下る。
gps に従って道標の無い道を山に入る。またまた不明瞭になった。このあたりは道がどうなっているのか不安だったけれど、やっぱりという感じ。
何度かヤブこぎしながらも gps のおかげで何とか踏み跡に戻ることができた。
朽ちた「長谷寺」という道標が道にころがっている。
道は初瀬山の山頂を迂回していたので、適当にヤブをこいで山頂を目指した。
548m の山頂は展望は無く、訪れる人もほとんどいない感じだった。ただし踏み跡はあった。
ここからも不明瞭な道が続く。今日は膝上までのハーフタイツなので、膝のあたりがヤブにこすれて血がにじんでいる。
gps のおかげで何とか目指す方向に向かうことができたが、突然、朽ちた林道に出た。
林道を進むと巻向山を通り過ぎそうになったので少し戻ったら、山側に山頂へ向かう道標が見つかった。
巻向山には 12 時 25 分に到着した。ここには三角点がある。腰を下ろしておにぎり休憩にした。
ここからも道の不明瞭さは続いた。
当初予定していた分岐のあたりに道が見あたらず、諦めてもう少し北に向かってから車道に出ることにした。
地形図に記載されている道はもはや廃道状態(と言うか、もう無くなっている)で、車道に近くなってからようやく少し痕跡が残っているという感じで、何とか無事県道 50 号に下りることができた。
しばらく車道を下って、山辺の道に入る。
好天の日曜日なので散策している人も多く、さすがにここを走るのははばかられる。トレランスタイルは場違いだ。
一旦、大神(おおみわ)神社まで行ってみる。
それから狭井(さい)神社に戻った。
三輪山に登るためにはここで手続きをしなければならない。三輪山はご神体なので、勝手に登ることはできないのだ。
いくら何でもこのスタイルで入るのはいかがなものかと思ったので、黒いパンツをはいて、サングラスもはずして、受け付けに行った。
受け付けで入山の旨を伝えたところ、「すでに2時を過ぎているのでもう入山できない」とのこと。そこまでは調べていなかったし、時計も見ていなかった。
仕方無いので諦めて受け付けから離れて時計を見たところ、何と2時1分!!。
受け付けでは前の人を待っていたので、2時には到着していたはずで、受け付けの人はそれを見ていたはずだ。
この瞬間、残念という気持ちよりも「もうこんな所には二度と来ない!!」という感情が湧き上がってきた。
もうあたりには目もくれずに駅に向かった。この界隈では一切金を使わないし、来年からは三輪そうめんも買わないと堅く誓った。
その後、乗り換えの天理で駅のそばの中華料理店に入った。ここの五目ソバが値段の割にはおいしくて、おまけに店のおばさんが愛想が良かったので、ムカムカしていた気持ちも少し落ち着いた。
奈良の山は登山教室では何度も訪れているけれど、個人で来たのは生駒とダイトレを除くと初めてだった。
これをきっかけに奈良の山にも足をのばそうと思っていたのだけれど、これではまた足が遠のくことになってしまいそうだ。
月: 2016年10月
日本コバ
火曜日は登山教室で鈴鹿の日本コバへ登ってきた。山名は聞いたことがあったけれど、行くのは初めて。
キャノンボールの疲れはまだたっぷり残っていて、おまけに終日ほぼ雨。しかも雨で滑りやすい道に、手を使って登る岩場などもあって、十分満足感のある一日だった。
八風街道から少し横道に入った所が登山口。バスを下車した所から少し車道を歩く。
登山口は道標はあるものの、ちょっとわかりにくい。
少し登ると谷筋に出る。キャノンボールのダメージで筋肉痛がある。
何度か沢を渡って、滑りやすい急登を上がると、固定ロープのある岩場に出た。
ここを越えると上部の平らな所に出る。しかしこんなルートとは思ってもみなかった。
下山予定の政所(まんどころ)への道から分かれて山頂へ向かう。
山頂エリアの平らな所なのに、しっかりした沢が流れている。ちょっとめずらしい風景。
12 時 40 分頃、ようやく日本コバ山頂(934m)に到着した。
山頂から少し戻った所で雨よけのブルーシートを張って昼食にした。
30 分ほどの休憩で政所へ向けて下山開始。登ってきた道とは違ってなだらかで歩きやすい。
ほどなく衣掛山(870m)に到着。山という感じがしない。
これからは結構すべりやすい道が続いて、3時過ぎに政所へ下山した。
今回は貸し切りバスだったが、キャノンボールの疲れで行きも帰りもバスの中ではウトウトしていた。
六甲縦走キャノンボールラン
先週末は恒例の六甲縦走キャノンボールラン。もう大会参加は辞めると言いながら、この大会だけはついふらふらとエントリーしてしまう。
この3月の大会で1年半ぶりに完走できたので、アクシデントさえ無ければ完走はできるだろうと思っていた。
それに UTMF や先日の和泉山地など、欲求不満のたまる出来事が続いていたので、一度すっきりさせたいという気持ちもあって、わりと前向きに考えていた。
秋の大会は宝塚がスタートゴール。ただしスタート地点は塩尾寺(えんぺいじ)下の広場。ゴールは湯本台広場になる。
広場からの宝塚方面の夜景。
定刻の土曜日午後9時にスタートした。ほんのわずかに霧雨が漂っている。
今回からナイトスピードという、夜間の片道コースが新設されたので、これまでより参加者が随分増えるのではないかと思っていたが、それほどでは無さそうだ。何となくパワー(往復部門)の参加者が以前に比べると少ない感じ。
ただ、おそらくナイトスピードの選手は片道なので速いと思うので、掬星台でカレーにありつけるかどうかちょっと心配だ。
スタートして1時間 50 分でドライブウェイに出た。ここまでわりといい感じで来ていて、なかなかのタイムだと感じていたが、帰ってから調べたら2年前は1時間 37 分だった。
一軒茶屋のエイドは酒しかなかったのでパス。
いよいよ 100 万ドルの夜景が始まる。
同じアングルの昼間はこんな眺め。
初めての参加者が多いのか、忠実に全山縦走をを行く人がたくさんいる。私はいつも通りの最短距離コースを行く。
その後2カ所ほどエイドが出てきたけれど、いずれも酒などの飲み物ばかりなので通過する。
3時間 15 分くらいで掬星台に到着して、ようやくカレーにありついた。その時はいいタイムだと思っていたけれど、過去の記録を見るとそれほどでもなかった。体調は上々だ。
ここからの夜景は素晴らしい。
それにしても今回は相前後する選手の数が非常に少ない。これまでに比べるとずいぶんばらけている感じ。
市ヶ原を越えて大竜寺の手前には今回はどんな仕掛けがあるか楽しみにしていたら、暗闇にガイコツがぶら下げられてライトアップされていた。
大竜寺のエイドでは豚汁とおにぎり、そしてコーラをいただく。
菊水山はスタートして約5時間で到着。これなら8時間台で須磨まで行けそうだ。
今回は水道局そばにエイドがあった。さっそくビールをいただいて、コンソメスープ。そして小さなおにぎり。
前後にほとんど人がいなかった丸山の住宅街もロストせずにクリアできて、高取山へ向かう。
今回は高取山エリアはラン禁止区間になっている。山頂エリアのフラットな部分が走れないのはちょっともったいないけれど、その分、夜景を楽しんで行く。
同じアングルの昼間はこんな眺め。
妙法寺の信号を渡って少し行った所で、左側の階段を上がって行く人がいた。前回も見かけたけれど、どうも須磨アルプスへ入る登山口へのショートカットがあるようだ。
一瞬、後を追ってみようかと思ったけれど、見失いそうだったのでやめた。地図を見ると山肌に階段が続いているようだけれど、それほど近道になるようには思えない。
前後に誰もいない中、暗い須磨アルプスを越えて行く。夜明け前に須磨に到着できそうだ。しかしハンドライト方の電池が残り少なくなってきた。
須磨浦公園には5時半に到着した。往路は8時間 29 分。往路の最速タイムではないかと思ったけれど、よく見たら2年前は8時間 18 分だった。
せっかくのいいリズムを崩したくなかったので、お茶を買って持参したおにぎりを食べて、15 分の休憩でまだ薄暗い中、リスタートした。
しばらく下ったり、少し休んだあとの登りはしばらく苦しいけれど、どうもそれだけではない疲労感を感じる。やはり往路のダメージが思いのほか大きかったのかも知れない。
明石海峡大橋の眺め。
自動販売機で 100 円のスポーツドリンクを買ってボトルに入れたけれど、ちょっと変な味だ。
復路でも須磨アルプスは誰にも出会わず。
これから先、高取山は何とかなるにしても菊水、鍋蓋、そして摩耶山を越えていけるのだろうか。いささか不安を感じてきた。
水道局のエイドでビールをいただこうと思ったら、ガスが切れていて取りに行っているとのこと。カレーと巨峰をいただく。
菊水山までリスタート後3時間 45 分。思ったよりは悪くないタイムだ。
鍋蓋山への登りで8時にスタートしたスピード(片道部門)のトップ選手がやってきた。これは速い。おそらく4時間台のペースだと思う。
鍋蓋山は急登が終わってからのチンタラが結構こたえる。
大竜寺のエイドではまた豚汁とおにぎりでくつろぐ。ここの人は親切で(全般的にエイドの人はどこでも親切だけれど。OSJ は???)、ペットボトルに入れていた水を満杯にしてくれた。
摩耶山の登りも苦しかった。もうちょっとと思ってからが長かった。地形の記憶がついつい都合の良い解釈になってしまう。登り切ってからのフラットな部分も歩きで、リスタートから6時間かかってようやく掬星台の東屋に到着した。
ここではおかゆやバナナなどをいただいた。
往路がここまで3時間半足らずだったので、あと4時間半だと 10 時間半。菊水山を登っているあたりでは復路は 11 時間くらいかかるのではないかと思っていたけれど、そこまで遅くはなっていないようだ。ただしこの先が何とかしのげればという話だけれど。
もうこれから長い登りは無いけれど、ちょっとした登りがなかなか苦しい。あまり頑張らずに、止まらずに歩き続けるということを心がけて足を進めた。
三国池そばでドライブウェイに出てからの緩い登りの歩道もほとんど走れず、これでは復路 11 時間かという気分になってきた。
これまで4回の完走はいずれもトータルで 19 時間台ばかり。2年前に往路を8時間 18 分で行った時も、復路は 10 時間 50 分もかかってしまった。
今回は合計タイムで 19 時間を切れる可能性があるのだが、かなり微妙な状況だ。復路が 10 時間半でクリアできればいいのだけれど。
藤原商店でお茶を買って、ボトルの入れ替えをやる。甘いスポーツドリンクは食傷ぎみだ。
六甲山ホテルの近くにエイドがあって、コーラとクッキーをいただく。あと 15km とのこと。
時間的にリスタート後7時間半くらいだったので、残りを1時間 5km のペースで行ければ 10 時間半。ちょっと頑張ればトータル 18 時間台が達成できる。
どうもそれが起爆剤になったようで、このあと少し走れるようになってきた。
ゴルフ場そばのフラットもしっかり走って、ドライブウェイもほぼジョグで進んだ。
一軒茶屋で8時間半。これまではここからの下りがだいたい2時間なので、10 時間半が切れるかどうかというギリギリの状態だ。
幸か不幸かいつもあるエイドが今回は無かったので、トイレに寄っただけで先に進んだ。
東六甲縦走路は長くていつもうんざりする。特に昨日は、後からスタートした片道部門の選手が次から次からやってくる。そのたびに道を避けなければならない。
以前は往復部門も復路のスタートは片道と一緒だったので、こういうことは無かったのだけれど、いつの間にか復路のスタートは自由ということになったので、こういう事態が発生する。
片道と一緒にスタートすればいいのだけれど、私の走力だとそうするとゴールが暗くなる可能性があるし(実際に以前はそうだった)、序盤の渋滞も煩わしい。
仕方無いと諦めるしかない。
想定したより 10 分ほど早く塩尾寺に到着した。これなら10 時間半を少し切れそうだ。
ここから下はいつも階段と山道のショートカットを行くのだけれど、下りなので多少距離が延びても車道をリズミカルに下る方が時間的には早いのではないかと思って、車道を下ることにした。
これまではここの下りはもうまともに走れず、下りにも拘わらず早歩き程度になってしまっていたのだけれど、昨日はジョグでしっかり下れた。
体力や筋力の問題ではなく、単に気持ちの持ちようだ。
昔に比べるとトレイルレースや登山の後でも大腿四頭筋に筋肉痛が出ることがほとんど無くなってしまっているけれど、これは筋力が付いたり技術が上がったというのではなく、単に気持ちが身体をセーブしてしまっているからだと思うようになった。つまり昔ほど自分の能力を十分に使っていないということだ。
そういうことに気が付いて、今回は意識的に攻めてみることにした。それが往路の好タイムにつながったのだと思う。
いよいよゴールが近づいてきた。こういう時は何とも言えない感傷的な気持ちが心に湧き上がってくる。
特に最近はそういう機会も少なくなったし、何よりも「はたしてまたこんな気持ちを味わえることがあるだろうか」という思いもよぎってくる。
3月の時は相棒がいたのであまり感傷的な気分にはならなかったけれど、今日は2年ぶりの単独ゴールだ。
最後までしっかり走って湯本台広場の緩い階段を駆け上って、サングラスを取ってゴールした。復路 10 時間 23 分で、何とか往復 18 時間台を達成できた。
釈迦岳
昨日の登山教室は比良の釈迦岳。久しぶりにすっきりした好天で、コースもそこそこ歩き応えがあり、気持ち良い一日を過ごすことができた。
集合はバス停のイン谷口だったが、1本早い電車で行ってイン谷口まで歩いて行くことにした。
案の定、講師の先生と一人のお客さんがこの電車に乗っておられたが、私は準備などに時間がかかって少し遅れて出発した。
しばらくは車道を行く。目の前には釈迦岳と堂満岳がくっきり浮き上がって見える。
R161に出ると樹下神社。
イン谷口に集合して、いよいよ出発。
10 月は新しい期の初回で、久しぶりに新参加の方が何名かおられる。
ところが今日のコースはイン谷口が標高約 250m。釈迦岳が 1060m で、いきなり標高差約 800m の登り一辺倒になる。
新しい方々の体力や技術がどの程度かまったくわからないので、場合によっては先月のように一旦下って登り返しということも有り得ると覚悟して歩き始めた。
しばらくは車道を行く。昔はここからリフトとゴンドラで北比良峠まで上がることができた。
昔のリフト下の道を行く。
今のところはみなさん快調で、問題無さそう。思ったより暑い。
途中の展望箇所から琵琶湖を望む。
ガンガン登ってかつてのリフトの終点に到着。
ここからは比良の南の方の堂満岳や打見山、蓬莱山、もちろん琵琶湖の眺めも素晴らしかった。
カラ岳方面への道を分けて釈迦岳へ向かう。なかなかの登りが続くけれど、みなさんまったく問題無し。ここまで来ればもう引き返す必要は無さそうだ。
少し登ると大津ワンゲル道と合流。
釈迦岳(1060m)には 11 時に到着した。
朝が早かったのでここで昼食。
少し北へ行ったところからは北側の展望が開けていた。昨年、安曇川から蛇谷ヶ峰を経由して和迩まで行った時の序盤ルートがぐるっと見渡せる。
昼食後は北東方向へ向かう。
東側が崩れた稜線を慎重に通過。
対岸は近江八幡方面と沖の島。午後になって少し雲が出てきた。
振り返ると武奈ガ岳。
12 時 20 分にヤケオ山。
急な下りを慎重に下りてヤケ山へ。
ここから稜線を北小松へ下山する。
こんなキノコは見たことが無い。
涼峠で一服。
スムーズに歩けて時間があるので楊梅の滝に寄り道する。
まずは雄滝。
滝見台からはこんな感じ。
さらに雌滝へ。
雌滝にはスカートの女性がいてちょっとびっくりしたが、駐車場から直接上がって来られる道があった。
その道を下って、無事北小松駅に到着した。
出発前の不安は杞憂に過ぎず、楽しい一日を過ごすことができた。
山田池練習会
先週の4時間走に続いて、今日の練習会も山田池。普段の個人練習も山田池が多いのでいささか食傷気味ではあるけれど、踏み切りと信号を越えなければならない淀川からは足が遠のいてしまった。
最近の練習会では自分の目標ははっきりとは決めずにその時の感覚でムリの無いペースでスタートして、体調と気分でペースや距離を設定するような感じで走っている。
今日もゆっくりめでスタートして、最初の1周は 13’55″。まぁ体感通りというところ。スタートしてわずかで単独走になった。
体調はまぁまぁで、順調に周回を重ねて行った。
特に意識はしなかったけれど、後からラップを見たらきれいにビルドアップしていた。ストップウォッチには表示されているけれど、細かい数字はしっかり判別できない。
できれば8周(20km 弱)行きたいと思っていたが、行けそうな感じ。6周目は 12’55” だった。
ラスト2周は意識的にペースを上げた。ただ、このあたりから右足の外側に少し痛みが出てきた。シューズのヒモを締めすぎていたのかも知れない。
7周目は 12’35″、ラストは 12’13” で、以前ほど追い込んだ走りではなかったけれど、そこそこ満足できる練習ができた。
最近は限界まで追い込むよりも若干余裕のあるくらいの強度で終えた方がいいかなと思っている。
と言うか、限界まで追い込むのはもう身体が生理的に拒否しているような感じがする。
清水山
今日は京都一周トレイルコースの随行で清水山へ。
朝方は気温が低かったので熱いお茶を持って行ったけれど、昼間は結構日射しが強くて、蚊もたくさんいた。
集合は東山七条のバス停付近で、しばらく車道を行く。
小松谷正林寺の山門から眺める阿弥陀ヶ峰。
渋谷街道の裏道を通って一周トレイルルートに合流。
石段を上がると正面右上に清閑寺。ここは何度も通っているけれど、このアングルで眺めたのは初めて。
ようやく清水山へのトレイルに入る。
少し登って道から少し横に入った所に清閑寺の関連らしい塔がある。随分古いものらしい。
スタートして1時間ほどで清水山(242m)に到着。本日の最高標高地点。
山頂の少し南側の林の中に古い鉄塔が残っている。
何と戦争中に建てられた見張り塔とか。保存されているという訳ではなく、ただそのまま撤去されずに残っているようだ。
ちょうどお昼に東山山頂公園に着いて昼食。
昼食後はお決まりのコースで展望台へ。正面はポンポン山方面。
そして青蓮院。ただし中には入らず。
木陰に入ると爽やかで涼しい。
林道整備で少し変更されたルートを下って尊勝院に到着。
境内にはフヨウの花が。
時間があるので粟田神社にお参り。
ここからは北の遠方に花脊峠の電波塔が見えたけれど、写真では判別不可能。
地下鉄の東山駅で午後2時に解散となった。
まだひと山十分に行ける時間だったけれど、繁華街に近いので今日は久しぶりにランニングシューズを見に行こうと思っていた。
この2年ほど、買ったシューズはトレラン用ばかりで、ランニングシューズはみんなソールがすり減って、ミッドソールもかなりへたった状態になっている。
ジョグ用には古くなったトレランシューズを払い下げしたりしていたけれど、そろそろ1足新調しなければと感じていた。
いつも通りにネットでいろいろ探してみたけれど惹かれるものに出会えなかったので、今日は久しぶりにショップへ行ってみようと思って、京都の Step へ行ってみた。
期待通り、いいのがありました!!。
久しぶりの New Balance。
定価 1,1000 円(税別)が 4,990 円(税別)。いつも通りレディスの 25cm でジャストフィット。
ルンルン気分で新京極を歩いてから帰りました。
南葛城山
このところ白馬や UTMF などで不完全燃焼が続いていて、そろそろ気分をすっきりさせたいと思っていた。
三連休の3日目は好天に恵まれそうで、これはやるしかない。
しかし UTMF などで結構散財しているので、近場の日帰りで満足できそうなコースを探した。
そこで設定したのが紀泉高原。ダイトレはもう卒業したので、その南側の未踏のエリア。
紀見峠をスタートして岩湧山への道を上がって、少しだけダイトレを行ってそこから南葛城山へ。蔵王峠を経て和泉葛城山。そしてさらに西へ向かって犬鳴山温泉を越えて JR 阪和線の山中渓までという 45km 超のコースを設定したのだが・・・。
今回の最大の不安要素ははたしてちゃんとルート通りに行けるかということだった。
地図を見ても細かい道がたくさんあって、おそらく現地に行けばさらに細かい道が入り組んでいることが予想される。
ダイトレのようなメインストリートなら道標もしっかりしているし、トレースもはっきりしているけれど、そういうコースから少し離れた場所では訳のわからない道がいっぱいあって、道標もあまり無いということが多い。
アルプスのような高山であればそういう道はあまり無いけれど、里山で、特に植林ですでに人があまり入っていないような場所はどれが登山道でどれが山仕事の道だったのかなかなかわからない。
おまけにこのコースは山が深くて、途中でリタイアするにしても電車の駅までは非常に遠く、バスも日に数本というコミュニティバスのような路線ばかりだ。
しかし日帰りエリアですっきりしたロングルートで残っているのはこれくらいしか思いつかない。
ということで、暗い中を始発電車で出かけて、紀見峠駅を7時前にスタートした。
駅の改札を出たら岩湧山への道標があって、まずはほっとした。道標に従って線路を渡って北へ向かう。
しかしこの後すぐに道標の無い十字路に出た。山へ入って行く登り坂を行ってみたが、どうも違うようで、引き返してさらに北に向かった。
ほどなく案内板が出てきて、しばらく舗装道路を進む。
傾斜は緩く、スロージョグで上がれるくらい。しばらく行くと右に岩湧山という道標が現れた。
しかしここは gps に入れてきたルートとは違う。地図を見てみると、予定のルートの手前に岩湧山への稜線に上がる道があるようで、おそらくこれだろう思った。
予定のルートを目指して舗装道路をさらに進む。しかしこの分岐を過ぎると道が荒れてきた。
分岐があったが道なりに進んだ。
ようやく登山道に入るが、かなり不明瞭だ。
少し登ると古い道標が現れて、「三石山」と書かれていた。あわてて gps で確認すると、ルートを大きくはずれて南へ向かっていた。
さっそく大きくロスト。
舗装道路を下って、先ほどあった分岐の方へ入ってみた。どうもこれが正しいルートだったようだ。
しかしここも少し行ったら沢の合流点で行き止まり。右の沢を少し登ってみたがどう考えても道ではない。
強引に真っ直ぐ行ったら道を補修したような痕跡があって、やはりここかと安心したのもつかの間。すぐに道は消えて、深いヤブに行く手を阻まれた。
ルートには乗っているようだが、いくら何でもこれでは進めない。戻るしかない。
敗北感が襲ってきた。しかしまだ8時半。とにかくさっきの岩湧山への道を行こうと思った。
分岐まではほんの数分だった。
登りに入るとダイトレ名物の木道が登場した。
しかしリズミカルに登れるので、少し気分が回復してきた。
分岐から 20 分少々で稜線に出た。
この稜線はあまり傾斜がきつくないので、だいたい走れる。気分が乗ってきた。
稜線に出てから 20 分ほどでまた舗装道路に出た。ここは以前のかすかな記憶がある。
舗装道路をどちらに進んだらいいのかちょっと迷って、少し下ってから登り返して南葛城山への分岐の道標に出会った。
ここからしばらく舗装道路を行く。このあたりもだいたい走れる。快調だ。
しばらく行ってトレイルに入る。このあたりは極上トレイル。
ルンルン気分で一本杉に到着。
このあたりからヤブが深くなってきたが、南葛城山の山頂(922m)に 10 時 10 分に到着した。
本当はここで軽く給食したかったけれど、一人いた登山者がタバコを吸っていたので、写真を1枚撮っただけで早々に退散した。
山頂エリアはヤブが深かった。
しばらく順調に下ったけれど、次第にルートが不明瞭になってきた。道はあるけれど、結構分岐があって、道標がまったく無い。
行っては戻るというようなことを何度か繰り返して、gps とにらめっこしながら下ったが、しばらく下った道が次第にルートからはずれてきて、カーブしてとんでもない方向に向き出した。
しかし手前に不明瞭な分岐は記憶がなかったので、もう登り返す気力は無かった。
地図を見るとさらに下るとまた舗装道路のような道があって、そこを辿ると蔵王峠へ行けるので、その道に出ることを期待して先へ進んだ。
少し下でバイクのエンジン音を聞こえて、細い舗装道路に出ると建物が現れた。
紀ノ川が望める。対岸は九度山あたりだろうか。
細い舗装道路を西に向かって進んだが、また突然道が途切れた。少し戻ってみたが行けそうな分岐は見あたらない。しかし gps で見ると行き止まりから本来のルートまでは距離的にはわずかだ。
行き止まりの先はそれほど深いヤブではなかったので、ここを適当に進めば本来のルートに出会えると思った。
目論見通り、不明瞭だが道に出会うことができた。古い道標。
ほどなく葛城蔵王権現社。時間が無いので素通り。
蔵王峠に着いたのは 11 時 35 分だった。
ここは車道で車が通るので、もう少し落ち着ける場所で給食にしようと思って、この標識のそばのトレイルを西に向かった。
もっとしっかりした道を期待していたのだが、どうもほとんど人が通っていない感じ。蜘蛛の巣がいっぱいある。
gps のルートには沿っているようだが、どうも様子がおかしい。
さらに進むと本来のルートからどんどんはずれてきた。またロストだ!!。
さすがにもう気力が萎えた。とにかく蔵王峠に戻る。そして正しい道を見つけて、そこでおにぎり休憩にした。
もう 12 時近いので、予定のルートを行くのはまったく不可能だ。犬鳴山温泉まで行ければバスの本数もありそうだが、おそらく遅くなって、最悪バスの時間に間に合わないということにもなりかねない。
北側はどこも山が深くて、バス便は極めて不便で本数も少ない。それにこういうバスは高い。
登山地図も持ってきたので大エリアで見てみたら、南の和歌山側へ下ると和歌山線の駅に出られそうだ。ずっと車道を下ることになるけれど、走ればゆっくりでも1時間少々くらいで着けそうだ。
下山するには時間は早いけれど、これ以上先に進むのは時間的に危ないので、今日はここから車道を下ることにした。
紀ノ川の眺めはきれいだった。
和歌山線の妙寺駅には1時 15 分くらいに到着した。電車まで 30 分ほどあるので、きれいなトイレでゆっくり着替えをした。
ビールの自動販売機が無いかと探してみたが見あたらず。コンビニも無い。
乗り換えの橋本駅の売店でようやくビールにありついて、ゆっくり帰ってきた。
走行約 29.5km だった。
山田池4時間走
今日はクラブ恒例の山田池4時間走大会。
例年この時期に行われるイベントで、山田池を最大4時間、自分の好きなペースで好きなだけ走るというもの。
補給の飲み物とパン、バナナなどの軽食が用意される。
昨年のこの時期は椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症で、走るどころか歩くことさえままならなくて、薬の効果もまったく無く、ひょっとしたらこのまま治らないのではないかと本気で心配していた。
手術に踏み切るにはいくばくかの思い切りが必要だったけれど、結果的には早めに手術を受けたおかげでまたこの4時間走を迎えることができたのだと思う。
以前は「4時間でフルマラソンの距離を走る」ということを目標にして、普段は走って往復する山田池の練習会もこの時だけは自転車で往復して、4時間走だけに集中して走った。
しかし今日は特にこれと言った目標は設定せずに、走り出してからの気分で走れるだけ走ろうという気持ちだった。
と言うことで、家から走って出かけた。
今日は準備運動もアップも無く、9時にスタートする。
キロ6分より遅いくらいの大集団ができたので、流れに乗ってそこに入ることにした。UTMF のことなどをしゃべりながらのんびり走った。
1周 2.5km くらいの周回コースを行く。4周ほど行った頃から給水などで少しずつばらけてきて、いつの間にか単独走になった。
今日は天気予報では昼頃から雨模様とのことだったが、晴れたり曇ったりと不安定な空模様だ。しかし結構暑い。
UTMF で大量在庫になったジェル(実は昨年の UTMF の余りで、消費期限をかなり過ぎている)を消費したりしながら平均キロ6分くらいのペースで周回を重ねた。
ちょうど 12 時頃になってから空模様があやしくなってきたので、給食のテーブルの始末が始まった。
3時間を過ぎると走っている人も少なくなってきて、閉店ムードが漂ってきた。
私は 12 時半くらいに約 33km、3時間半で終わることにした。
家からの往復を加えると 39km 弱、約4時間という結果だった。
ペースが遅かったせいもあって、距離のわりには疲労感はあまり無かった。
府庁山
今日の登山教室は大阪南部の府庁山。今回も登るのはもちろん、山名を聞くのも初めての山。
昭和の初期に大阪府が植林のために地権者から借り受けたエリアということで、いつのまにかこういう名前で呼ばれるようになったらしい。
ダイトレの縦走路から少し北にはずれた山で、降水確率が高かったせいもあるとおもうけれど、土曜日にも拘わらず他の登山者には一人も出会わなかった。
スタートは南海電車の天見駅。
ここはダイトレのレースで3回ゴールした場所。確か駅のすぐそばに小さな店があって、缶ビールが安かった記憶があるのだが、見あたらなかった。
最近のレースはゴール地点が紀見峠の方に移ったとかいう話を以前に聞いたような気がする。
今日は時間に余裕があるので、少し歩いた所にある蟹井神社に寄り道する。
しばらくは車道。
歩き出して 50 分ほどでようやく登山道に入って、急登をしばらく登るとコンクリートの道路の十字峠に出た。
ここにはタンボ山から道がつながっているらしい。
しばらくコンクリート道路を歩いて、また登山道へ入る。
昼前に「府庁山(610m)」という名札のあるピークに着いて、ここで昼食にする。
昼食後はそのまま稜線を北に辿る。少し登るとまた「府庁山 610m」という名札が現れた。
さらにもう少し高いピークがあったけれど、ここには名札は無かった。
少し進むと今日初めて眺望の得られる場所に出た。これは北側。
もう少し行って田山(541.7m)。ここには三角点があった。
少し下ってクヌギ峠。
滑りやすい急坂を慎重に下って、2時 20 分に車道に出た。
時間つぶしに賽ノ神へ立ち寄る。
あとは車道をのんびり歩いて千早口駅に3時前に到着した。
こんな機会でも無ければ訪れることはなかったような山で、みなさんとおしゃべりしながら楽しい時間を過ごすことができた。