昨日、墓参りが終わって、月初めから続いたいろんな用事がすべて完了した。これでようやく八ガ岳一直線モードに入れる。
しかし昼間はまだまだ酷暑。この気候ではどうしても気持ちが乗ってこない。夕方の山田池ジョグも、重い脚を何とか振り絞って走る感じだった。かろうじてキロ6分を少し切るくらい。
本番から逆算すると、今週末あたりが長距離を走れる最後のタイミング。できれば京都のトレイルコースへ行きたいと思っているが、天気がどうなるだろうか。
多少暑くても鞍馬までは行けると思うが、上桂までの約 70km となると、かなりの試練になりそうだ。清滝や嵐山など、リタイアの誘惑にかられそうだ。
それもトレーニングのうちではあるのだが。
月: 2013年8月
秋の気配?
毎朝7時過ぎに走っているが、昨日から明らかに空気が変わった。それまでと較べると爽やかで、気温も若干低くなってきている。
昼間はまだまだ酷暑が続いているが、確実に秋が近づいてきていることを感じる。
暑さの苦手な私にとっては、とてもうれしい兆候だ。
今日は京都で墓参りの予定。
福士選手はレース後のインタビューで、福士家の墓参りへ行って、メダル獲得の報告をすると言っていた。私はご先祖様に報告するようなことは何も無いが、病気もケガもなく過ごせているということは、一番ありがたいことです。
世界陸上女子マラソン
もう世間ではほとぼりが醒めてきていると思うが、世界陸上の女子マラソンの日本選手の感想を少し。
予想していた結果と較べると、福士選手と野口選手の結果が逆だった。木崎選手は順位は予想以上だったが、走りの内容はおおむね予想通り。そのあたりが木崎選手らしいところか。
野口選手は序盤のハイペースにぴったりついて行って、やはり本人のコメント通り、調子が良いのだろうと思った。全盛期の躍動感が戻ってきているように感じたが、それは10キロ手前までだった。
徐々に集団から後れだした時、彼女のスタイルからするとこのまま遅れていくだろうと思った。
それにしてもこの結果は残酷だ。彼女の頭の中にはもはやアテネの金メダルのことはまったく残っていないだろう。この先、競技を続けるかどうか微妙なところだが、アテネ以降のことを考えると、この失意を取り戻せる舞台はオリンピックでまたメダルを取るくらいしかなく、はたして3年後を目指して再出発できるかどうか、非常に厳しいと考えざるを得ない。
有森裕子も高橋尚子も現役終盤は不本意なレースがいくつかあったが、これほどではなかった。結果的に見れば世界陸上の代表に選ばれたことが不運だったのかも知れない。
あれだけの実績を残した選手なので、失意のままで現役を終わってほしくないとは思うが、それにしてもこのダメージはあまりにも大きいと思える。
野口選手とは対照的に、棚ぼた的にメダルを獲得したのが福士選手だ。おそらく戦略も何もなく、ただ無心に走っていたら3位になってしまったというのが実際のところではないだろうか。
この結果に対して日本の陸上界ではようやく女子マラソン復活のきっかけができたとよろこんでいるようだが、レース後のインタビューを聞く限りでは彼女はマラソンはもういいと思っているようだ。
あの性格なのでまた気が向いたら走るかも知れないが、年単位のスケジュールで取り組むマラソンという競技に対してはあまり魅力を感じていないように思える。
しかし競技場に帰ってきてからの笑顔は非常に良かった。
初マラソンの大阪国際女子マラソンで、トラックで何度もころんで、顔面をトラックに打ち付けながらも笑顔で立ち上がってゴールした姿には感動したが、今回の笑顔はさらに素晴らしいものだった。
彼女は日本ではトラックの女王として何年も君臨してきたが、世界の舞台で表彰台に立ったのはこれが初めてだ。そのうれしさがはちきれているようだった。
陸上選手というのは非常に生真面目なタイプが多いように思えるが、彼女のような天然で明るいタイプの選手はめずらしいので、できればまだまだ長く走りを見せてもらいたいと思う。
ただ、そうなると舞台はマラソンしかない。トラックではもう国内でも勝つのは難しいだろう。後は駅伝くらいか・・・。
競技場レペティション
今日の練習会は競技場で 3000m + 2000m + 1000m のレペティション。こんな天気で本当にやるのかというコンディションだったが、それでも止めないのがここの人たち。
灼熱のトラックをオジサン、オバサン達が汗を飛ばしながらスピード練習に取り組む。
先週は西穂高、一昨日と昨日は城崎温泉への家族旅行ということで、スピード練習に取り組むのは久しぶりだ。おまけに気温は朝から明らかに 30 度を超えている。昨日は日本の何カ所かで最高気温が 40 度を越えたらしい。今日のそれと変わらないくらいの天候だ。
ウルトラトレイルにスピード練習は必要無いが、灼熱の下を走ることで暑さ対策にはなる。9月上旬というのは天候によって寒暖の差がはげしい季節なので、思いがけない高温になる可能性もある。
気持ちは重いが、まな板の鯉という感じで、集団でスタートする。
最初の 1000m は 4’10″。もっと遅いかと思ったが、今日のコンディションでこれならまぁまぁだろう。その後は徐々にペースが落ちたが、12’35” くらいで 3000m を終了。心拍数は 170 前後で、負荷としては目一杯状態だ。
はたして3本をしっかり走りきれるかどうか心配だったが、若干抑え気味に走ったせいもあって、無事3本を走りきることができた。心拍数を見ても、ほぼ全力に近い走りだった。
さて、後は八ガ岳まではほとんど用事は無い。思い通りの練習ができるが、そうは言ってももう残り1ヶ月を切っているので、おまけにこの気候では、あまり疲れの残るようなことはできない。
クラブのベテランの方で、100km 以上の超長距離の経験が豊富な方に直前の練習に関して尋ねてみたが、普段しっかり走っていれば、そんなに恐れる必要は無いとのこと。本番では自分と同じくらいのペースの人を見つけて、うまく他人を利用するのが秘訣とのことだった。
そうは言われても未経験の舞台に上がる訳で、なかなか『何とかなる』という気分にはなれない。
来週の週末はどこかで長い距離にチャレンジしてみたいと思っている。
緊急地震速報
夕方、走りに出かけて間もなく、地域の広報スピーカーから緊急地震速報が流れた。
ちょうど広い駐車場を横切っていた時だったので、ここなら足元の地面が割れない限りは、家が倒れたとしても潰されたりしてケガをする危険性は無い。で、しばらく立ち止まって様子をうかがっていたが、2分くらいたってもまったく揺れる気配が無い。
これなら大丈夫だろうと思って、予定通り山田池へ向かった。
帰ってきてからネットを見たところ、どうも誤報だったらしい。
実際には和歌山県北部でマグニチュード2.3程度の地震だったようで、本来であれば緊急地震速報が流れるほどのものではなかったらしい。
何もなかったことは良いことではあるけれど、こういうことがあると本当の地震の時に緊迫感が無くなってしまいそうで、それはそれで困ったものである。
しっかりと原因を究明してもらいたいと思う。
山田池ジョグ
今日も山田池でジョグ。
今日は日射しも強くて暑いので、夕方のジョグはかなり厳しくなると覚悟していた。しかしちょうど出かける直前になって雲がかかってきて、運良く覚悟したほどのコンディションではなかった。
コースの途中では夕立が降った所もあったようだ。
このところ平日は、ナイター練習会を除いては単調なジョグばかりになっている。これではマンネリで、あまりよろしくないのだが、とにかく最も暑い時期だし、当面の目標はロングトレイルということで、スピードを磨くようなものではないので、ということを口実にして、ダラダラと走っている。
今日は少しだけペースアップしてみたが、平均でキロ5’28″だった。この時期にしてはまぁまぁかなというところ。
今週は金曜日から城崎温泉へ夏休みに出かける予定。ずいぶん暑くなりそうだ。
西穂高岳
先週末は予定通り、西穂高岳へ行ってきた。
とは言ってもとあるカルチャーセンターの登山講座のサポートスタッフということで、一応は仕事である。仕事と言うよりは、アルバイトという感じか。
アルバイトとは言ってもそれなりの責任感は求められる。リーダーではないが、20名以上の参加者の命を預かっているわけで、万が一にも事故を起こしてはならない。
土曜日は新穂高まで貸し切りバスで行って、ロープウェイで上がってから西穂山荘までの歩き。上空は雲がかかていて、アルプスの稜線は見えない。
人数が多いのでパーティを二つに分けて、私は後ろのパーティの先導役をやった。かなりゆっくり歩いて、1時間半くらいで小屋へ到着。
さすがにハイシーズンで混雑していて、小さな6畳くらいの部屋に大人が12人!!。敷き布団は単に敷き詰めてあるだけで、枕がきっちり横に6個並んでいる。
夜は天気が良くて、寝る前には満点の星空に流れ星を見ることができた。
左右の人の方が触れるくらいの窮屈さで、寝たのか寝てないのかわからないような状態で4時に起床。天気は昨日同様、曇っていて稜線は見えない。
6時前にまた二つパーティで歩き出す。独標手前から岩場が出てくる。慣れていない人がおられて時間がかかるが、仕方ない。とにかく事故のないようにというのが使命だ。
独標を過ぎてルートが一段と厳しくなってきた頃に小雨が降り出した。これはヤバイと思ったが、前のパーティが先行しているので、雨具を着けて先へ向かう。
幸い、雨はそれほど強くならず、なんとか西穂高岳の頂上へ到達できた。思いがけず雷鳥が1羽、近くを歩き回っていた。
帰路は疲れた方が出てきて、随分時間がかかった。しかし何とか全員無事にケガもなく戻れてほっとした。
予定よりも随分遅くなってしまったが、久しぶりに『ひらゆの森』の露天風呂も堪能できて、これはうれしかった。
それにしてもこういう引率登山は思った以上に大変だと感じた。ただ、こういうのはいやではないというのも実感することができた。
今後どうなるかはまだわからないが、機会があればまたやってみたいと思う。
準備
明日からの西穂高の準備をしている。
普通の歩きの登山は久しぶり。しかも小屋泊まりとは言え、泊まりでの山行となると、いったいいつ以来か思い出せないくらいだ。
おまけに今回は補助要員としての参加なので、あまり極端に軽量化するわけにはいかない。受講生の手前もあるので、非常用のものなどもしっかり持っておかなければならない。
つい先日、中央アルプスで韓国人のパーティが大量遭難して、4人ほど犠牲者が出たばかりだ。幸い、今週末は天気は悪くはなさそうなので、韓国パーティのような悲惨な状態になる危険性は無さそうだが、ルートには岩場も何カ所かあるので、十分注意しておかなければならない。
主催者の親会社は全国レベルの有名メディアなので、万が一にもそのブランドに傷をつけるようなことをしてはならない。
その割にはギャラは学生のバイトかスーパーのパート程度だが、参加費と実際にかかるコストから考えると、それほどの利益が出ているとも思えないので、これは致し方の無いところだ。元々わかっていたことでもあるし。
せっかくなので、アルプスの景観をたっぷり楽しんできたいと思う。下山後は、個人的にはこれまで入った温泉の中で最もお気に入りの『ひらゆの森』に寄れるので、これも楽しみである。
携帯トイレ
使い捨ての携帯トイレを100円ショップで買ってきた。今度の山行での携行品。
登山者の多い山域では携行するようにしているとのことだが、今回のコースのように山小屋がある場所では実際に使うことは無いようだ。
登山における糞尿の処理の問題はなかなか難しい。昔はほとんどの山小屋では糞尿は垂れ流しだったが、人気山域では自然分解をはるかに越える量が溜まるようになり、その処理が大きな問題になっている。
糞尿処理の設備は多大なコストがかかるため、山小屋にとっては大きな負担となる。トイレを有料にしている小屋もたくさんあるが、それはそれで少し離れた場所にこっそり・・・というのが後を絶たない。
ペットの糞尿と同様に、量がわずかであれば自然分解するし、自然な肥やしになるという側面もある。ずっと以前はさほど問題にはならなかったことだ。私自身も、トイレがある場所ではそこを利用するようにしているが、無い場所では陰でこっそり・・・というのが本当のところだ。
この春に落石を受けて亡くなった山スキーヤーの方は、自分の出した糞尿はすべて持ち帰るようにされていたらしい。大したものだと思うが、自分にはそこまではできないという気持ちも少なからずある。ゴミは小さいものでも必ず持ち帰るようにしているが、さすがにウ○コをザックに入れて持ち帰る気にはなれない。
まだまだ修行が足りません。