日曜日の六甲の試走タイムがあまりに悪かったので、中身をいろいろと分析してみた。
今回の主目的は丸山の住宅街のコース確認だが、実はタイムも多少は意識していた。前回のキャノンボールでは復路が10時間以上かかったので、今回はここを10時間以内におさめたいと思っている。目標タイムは往路8時間半、復路9時間半〜10時間というところ。
で、試走では余裕を残して8時間半以内。できれば8時間少々くらいというのが設定タイムだった。ところが結果は前回のキャノンボールの往路よりも遅い9時間弱となってしまった。
宝塚から掬星台までは3時間半で、もう少しいいタイムを期待していたが、まぁ納得できるタイムだった。須磨スタートの場合は掬星台までおおむね5時間くらいなので、下り基調ということを考えると5時間以内では行けると思ったが、結果的には登りよりも遅い5時間半もかかってしまった。
もちろん須磨からスタートするとここは前半で、まだまだ体力に余裕のある時なので、後半になった今回とは単純には比較できないが、それにしても遅すぎる。今回は疲れでおにぎり休憩、コーラ休憩と2回腰を下ろした休憩があったが、その時間を差し引いても巡航速度が遅くなっている。もちろん前回のキャノンボールの復路よりは速いが。
内容を細かく比較してみると、予想通りと言うか、摩耶山から市ヶ原への下り、鍋蓋山の下り、菊水山から高取山登り手前までの下り基調の部分が、前回のキャノンボールの復路の時とほとんど変わらなかった。
原因は『トレランポールを持っていなかった』ということしか考えられない。
私はどうもトレランポールというのがあまり好きではない。元々バランスは良くないので、むしろ持った方が良いというのはわかっているのだが、余計な荷物というイメージが染みついていて、これまで本格的に使ったのは前回のキャノンボールの復路くらいだ。
ただ、その時はその有効性を強く感じたので、長いトレイルでは有効に使いたいと思ったのだが、その後はまったく一度も使っていない。
トレランポールも道具なので、やはりいつも使って慣れていれば邪魔にはならないのだろうと思うが、どうも心理的な抵抗感がぬぐいきれない。カリスマ山スキーヤーのHASUHIRO先生も、無雪期登山では必ずポールを使われている。
UTMBやUTMFではトップ選手もほとんどがトレランポールを使っているので、これからは積極的に利用していこうと思う。