トレランポールの是非

来年の UTMF はトレランポールは全コース使用不可になったらしい。目的は自然保護とのこと。
ポールの使用は登山ではずいぶん以前から一般的だったが、普及してきた頃からそういう意見は少なからずあった。つまり石突きで地面を傷つけるということだ。
私自身は登山でポールを使ったことは無い。それは自然保護というような高尚な理由ではなくて、単に余計なものを持ちたくないというだけのことだ。ただ、自分自身バランスが悪いので、本当は使った方が良いとは感じていたし、その気持ちは今も変わらない。
トレイルレースではポールの使用を制限している大会も少なくない。ただしその理由はほとんどが、混雑によるトラブル防止のためだ。私自身、前の人のポールが目の前に振り出されて、危ない思いをしたことは何度かある。
しかし自然保護という理由は今ひとつしっくりこない。トレランポールの使用がそこまで自然を傷つけるものなのだろうか。それよりも、多くのランナーが一時に登山路を駆け回る方がよほどインパクトが大きいように思う。
トレランは最近、結構なブームになってきているようだが、一般の人たちからは冷ややかな目で見られている面もかなりあると思う。特に普通の登山者などはトレイルランナーを嫌っている人は多いと思う。私自身、元々山屋から走り始めた人間なので、その感覚は良くわかる。静かな登山道をバタバタと走り抜けられるのは迷惑だろうと思うし、私も登山者とすれ違う時はいつも小さくなって、おとなしく歩くようにしている。
レースの開催にしても、地元の自然保護団体などとの交渉が難しいことが多いそうだ。
たとえ歩きの登山でも多くの人が山に入れば何らかの自然破壊は発生するし、登山者でもポールを使う人はたくさんいる。むしろ初心者向きの書物や講習会などでは安全面からポールの使用を推奨しているのではないかと思う。
自然破壊というのは議論すればキリが無いし、いくら議論しても絶対的な結論が得られるようなものではない。自然保護か安全重視かというのもきっちり線引きできるようなものでもない。
トレランポールを使わないことによってどれだけ自然破壊が抑制できるのかはよくわからないが、まぁ意図はわからないでもないというのが正直なところだ。
とは言ってもキャノンボールにはトレランポールを持って行くつもり。ただし使う場所は限定的にすると思うが。

理解不能なシステム

クライマックスシリーズの阪神タイガースは、予想通りの二連敗で終了となった。試合内容も予想通りの完敗だったようだ。
FAができてからプロ野球に対する興味が薄れてきたということを先日書いたが、さらに興味を無くしたダメ押しの要因はこの『クライマックスシリーズ』というシロモノである。
FAは制度としては必要だと思う。それ以前は選手の人権などまったく無いに等しい状態で、まるで人身売買のようなことがまかり通っていた。一旦どこかのチームに入った途端、将来自分がここでプレーし続けられるか(もちろんそれなりの実力を維持した上でのことだが)、それともどこかにトレードで出されるのか、まったくわからない。
あるチームで主力として長年活躍してきた選手がいきなりトレードに出されて、涙の記者会見なんてことも何度かあったように思う。これではあんまりだと思う。
個人的にはドラフトは完全ウェーバー制で、FA資格取得を今よりも緩くするのがいいと思うが、そうなると一段と選手の流動が激しくなって、大リーグのようになるだろう。
私のような古い人間はさらに野球に対する興味を無くすに違いないが、致し方ないことのように思う。
それにしても『クライマックスシリーズ』という仕組みはまったく理解不能である。一体何のためにリーグ戦を144試合もやっているのだろう。
もしセ・リーグで広島が勝ち上がって、日本シリーズも制したとしたら、リーグ戦の勝率が5割にも満たないチームが今年の日本一のチームということになるのだ。とても現実社会の出来事とは思えない。
パ・リーグがクライマックスシリーズを始めた時は、また人気取りのために奇妙なことを始めたというくらいにしか思っていなかったが、確か始まってからの2年くらいはリーグ戦首位のチームが日本シリーズには出られなかったように記憶している。
あり得ないとシステムだと思ったが、どうもビジネス面ではかなりうまくいっているらしい。シーズン終盤までAクラス争いで客足もあまり衰えなくなったそうだ。
かつては日本シリーズはあまり興味の無いチーム同士でも時々はテレビを見たりしていた。
やはり真の日本一を決めるという雰囲気が漂っていて、ピリピリ感がリーグ戦とはひと味違う。西本監督や仰木監督、野村監督などの采配は、普段とは違う何かを感じさせるものがあった。
しかしセ・リーグまでクライマックスシリーズを導入してからは、日本シリーズは一度も見たことが無い。見る気にもならない。一体何を戦っているのかと思ってしまう。
それにしても一番気の毒なのは現場の選手や監督、コーチ達だろう。
今年であれば、楽天の星野監督や田中投手などは、絶対にジャイアンツと対戦して優勝したいはずだ。しかしここでもし、広島が勝ち上がってしまったらどう思うだろう。
選手や監督だって生身の人間だ。大きく落胆することは間違い無い。モチベーションも一気に下がるだろう。試合も負けるかも知れない。
勝てたとしても、本当に日本一を掴んだという気持ちになれるだろうか。現役時代からジャイアンツに勝つことだけを生き甲斐にしてきたような星野監督であれば、何が何でもジャイアンツと対戦したいはずだ。
クライマックスシリーズはビジネス的には成功しているのかも知れないが、その反面、失ったものは非常に大きいと思う。何よりも日本シリーズの価値が大きく下がってしまったし、本当に今年一番強かったチームはどこかということを決める場を無くしてしまったとも言えるだろう。
こんなことを続けている限りはますます選手はチームよりも個人を重視してFAに走り、実力者はメジャーへ流出ということになっていくだろう。
柔道などの一部の格闘技では敗者復活戦があるが、あれにはちゃんと理由があるし、敗者復活戦を勝ち上がっても最高3位である。今のクライマックスシリーズの仕組みは、敗者復活戦を勝ち上がった選手が優勝もできてしまうということで、こんな理不尽なシステムがもう何年も続けられているのはまったく信じられないとしか言いようが無い。
まぁ、すでに興味も無くなっているのでどうでもいいけど・・・。

やはりトレランポールか?

日曜日の六甲の試走タイムがあまりに悪かったので、中身をいろいろと分析してみた。
今回の主目的は丸山の住宅街のコース確認だが、実はタイムも多少は意識していた。前回のキャノンボールでは復路が10時間以上かかったので、今回はここを10時間以内におさめたいと思っている。目標タイムは往路8時間半、復路9時間半〜10時間というところ。
で、試走では余裕を残して8時間半以内。できれば8時間少々くらいというのが設定タイムだった。ところが結果は前回のキャノンボールの往路よりも遅い9時間弱となってしまった。
宝塚から掬星台までは3時間半で、もう少しいいタイムを期待していたが、まぁ納得できるタイムだった。須磨スタートの場合は掬星台までおおむね5時間くらいなので、下り基調ということを考えると5時間以内では行けると思ったが、結果的には登りよりも遅い5時間半もかかってしまった。
もちろん須磨からスタートするとここは前半で、まだまだ体力に余裕のある時なので、後半になった今回とは単純には比較できないが、それにしても遅すぎる。今回は疲れでおにぎり休憩、コーラ休憩と2回腰を下ろした休憩があったが、その時間を差し引いても巡航速度が遅くなっている。もちろん前回のキャノンボールの復路よりは速いが。
内容を細かく比較してみると、予想通りと言うか、摩耶山から市ヶ原への下り、鍋蓋山の下り、菊水山から高取山登り手前までの下り基調の部分が、前回のキャノンボールの復路の時とほとんど変わらなかった。
原因は『トレランポールを持っていなかった』ということしか考えられない。
私はどうもトレランポールというのがあまり好きではない。元々バランスは良くないので、むしろ持った方が良いというのはわかっているのだが、余計な荷物というイメージが染みついていて、これまで本格的に使ったのは前回のキャノンボールの復路くらいだ。
ただ、その時はその有効性を強く感じたので、長いトレイルでは有効に使いたいと思ったのだが、その後はまったく一度も使っていない。
トレランポールも道具なので、やはりいつも使って慣れていれば邪魔にはならないのだろうと思うが、どうも心理的な抵抗感がぬぐいきれない。カリスマ山スキーヤーのHASUHIRO先生も、無雪期登山では必ずポールを使われている。
UTMBやUTMFではトップ選手もほとんどがトレランポールを使っているので、これからは積極的に利用していこうと思う。

宝塚から六甲縦走

今日は予定通り、宝塚から六甲を縦走してきた。
5時12分の始発に乗って、宝塚到着は6時45分くらい。家を出たときはまだ暗かった。昨日までとはうって変わって、少し寒い。

より大きな地図で 六甲縦走 を表示
湯本台のローソンの裏で支度をして、7時前にスタートする。いきなりの急登は息が上がらない程度にじっくりと。25分ほどで塩尾寺を通過して、55分くらいで大谷乗越。次の車道から山道へ入る分岐を見落としてしまったが、すぐに道が途切れていたので少々のロスで助かった。
気温もやや低めの快晴で、樹林帯の中を快調に進む。1時間50分ほどでドライブウェイに出た。体感よりは時間がかかっているが、あせらないようにしよう。
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日射しを浴びるようになったので帽子をかぶって、少し空腹感を覚えたのでジェルを補給する。
ガーデンテラスへ向かう山道の分岐は一瞬忘れそうになった。
ガーデンテラスは一瞥しただけで通過して、前回のキャノンボールで通過してしまったアゴニー坂への分岐もしっかりと確認して、スタートから3時間半ほどで掬星台に到着した。ここで今日初めて腰を下ろして大福餅を食べる。
前回のキャノンボールの往路や試走で、須磨からここまでおおむね5時間くらいだったので、これなら今日の目標の8時間は何とかいけそうと思った。
下りのショートカットも間違えずに通って、快調に下って行く。しかしモチを食べた後に急な下りでお腹に衝撃が加わったせいか、下腹部に鈍痛を感じるようになってしまった。走りにさしさわるほどではないが、あまり気持ちのいいものではない。
下りは思ったより長かったが、前回若干の大回りをしてしまった箇所も本来のルートを辿って、市ヶ原へ下りてきた頃にはお腹の具合も回復していた。
六甲縦走は宝塚から須磨へ向かう場合、実はここからが正念場だ。細かいアップダウンの繰り返しで、これがボディブローのように効いてくる。あせらずにじっくりと歩みを進める。
鍋蓋山の下りは難渋した。ソールのすり減ったジョギングシューズできたので、細かい砂のかぶった下り坂で何度となく足を滑らせた。キャノンボールの復路ではこんなに難渋した記憶が無いのだが、あのときはトレランポールを持っていたせいかも知れない。
いずれにしてもこのジョギングシューズは今日で引退してもらうことにしよう。結構愛着を感じていて、生駒のトレイルは何度も行ったし、先週のマラニックもこれで走った。別れるのは寂しい気持ちもあるが、私のような走りのへたっぴいがいつまでもこんなシューズを履いていたら、いつか大きなケガをするだろう。
菊水山の下の迂回ルートもしっかり確認して、菊水山ではまたベンチに腰掛けてジェルを補給した。
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菊水山の下ではいつもの水場で水分補給。上部にゴルフ場があるのが気になるが、これまではお腹をこわしたことも無いし、常用するわけでもないので、まぁいいだろう。
鵯越を越えると今回の目的のハイライト、丸山の住宅街に入る。前回のキャノンボールの復路では、思いがけないルートミスに苦しめられた。
たまたま宝塚をスタートして追いついてきた人がいて、ポイントを教えてくれたので、今日は迷うことなく通過できた。
しかしこのあたりまで来るとさすがに疲れを感じてきた。高取山の登りは結構苦しかったが、キャノンボールの復路でもしっかり登っていたことを思い出して、何とか歩みを止めずに登り切った。
下りでは空腹感を覚えて、半分壊れたベンチに腰掛けておにぎりを食べた。8時間での完走はもうムリだと観念した。しかし何とか8時間半以内では走りきりたい。
妙法寺を越えたら高速のトンネルをくぐって、須磨アルプスへ向かう。ノドが渇いた。水分はまだあるが、冷たいものが飲みたい。
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須磨アルプスは馬の背の核心部を越えてからの登りが苦しかった。しかし何とか止まらずに進み続けて、例の階段を下りて、高倉台のピーコックでコーラの500mlボトルにありついた。この様子なら9時間くらいかかりそうだが、もうタイムはどうでもいい。
フラットな部分ではまだそこそこ走れている。これでこのタイムなら、本番ではどうなるのだろう。かなり不安を感じる。
旗振茶屋は大賑わいだった。しかし明石海峡大橋の遠景はやはり気持ち良かった。
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六甲縦走は須磨ゴールの方が気持ちいいと思った。終盤のアップダウンには苦しめられるが、この光景は何とも言えない。ここまでやってきたご褒美のようにも思える。
最後は石段をどんどんと下りて、9時間弱でようやく須磨浦公園駅に到着した。当初は8時間くらいで走って、そのままJR須磨駅まで走ろうと思っていたのだが、須磨浦公園駅からの電車の本数が思いのほか多かったので、ここでお終いにすることにした。
木陰で軽く着替えて、売店でビールを買って、ホームのベンチに腰を下ろした。

競技場変化走

今日の練習会は久しぶりに競技場。今日も朝から暑い。
当初は持久的に10本やろうと思っていたのだが、アップをやっているうちに、せっかくの競技場なのでやはりスピード的に追い込む練習の方がいいのではないかと気が変わった。そこで、速い方を4分少々で行くグループに付いていこうと思ってスタートした。
変化走は最初は遅めから始めるのだが、なかなかのペースだ。4’38″で、速い方に入る。かなりのペースだなと思ったが、最後尾から少し離れたあたりで何とか踏ん張る。4’02″。これは変化走にしてはちょっと速すぎ。
グループに付くことはあまり意識しないようにして、しかしある程度目標にはなるくらいの位置で、周回を重ねる。
その後は遅い方は5分弱、速い方は4分一桁秒だったが、4本目はぐっと落ちて4’24″。さすがにこれでは落ちすぎと思って、5本目を最後にしてもう一度ギアを入れ直す気持ちで走った。少し盛り返して4’14″。
何とも微妙な感じで終わった。どちらかと言うとインターバルを失敗したような感じ。しかし脚筋疲労は結構あるので、内容的にはそこそこの練習だったように思う。
明日は始発で六甲へ行くつもり。

淀川スロージョグ

明日は久しぶりに競技場での練習会。昨日は個人練習としてはわりと速めのペースで山田池を走ったので、今日はのんびり淀川のスロージョグということにした。
それにしてもこの暑さは異常と言うしかない。9月の前半よりも暑いと思う。昨夜の就寝時は室温が何と30度で、もちろんクーラー。明後日あたりからは気温が下がるらしいが、それでも平年と同じかやや高いくらいらしい。
明日の練習会のメニューは変化走。山へ行ったせいもあって、競技場での練習会は先月の最後のナイター練習会以来だ。もう1ヶ月以上前のこと。
明日は久しぶりに気合いを入れて走ろうと思う。目標は速い方を4’20″台、遅い方を5分以内のペースで10本。昨年末には4’14″+4’45″で10本やったので、これに近いくらいの練習をやりたいと思っている。

実は元、阪神タイガースファンです

今日はちょっとめずらしいテーマで。
私はこのところはプロ野球にはあまり興味が無いが、以前は阪神タイガースのファンだった。と言ってもそれほど熱狂的ではなくて、球場まで観戦に出かけたのはこれまでの生涯で数回程度。しかしそのすべての試合で、試合終了を待たずに球場を後にしたという実績が残っている。
なぜならば、あまりの大敗で、もはや逆転の可能性は無いと思えるような試合内容ばかりだったから。
野球に興味を持ちだしたのは小学校の4年生くらいだったと思う。クラスの男子でプロ野球が話題になることが多く、地元は京都だったが、聞こえてくる球団名はジャイアンツばかりだった。ちょうどV9の初期の頃だったと思う。
なぜか生来の性格で、『一番』という存在に対して反発するところがあって、友達に他のチームのことを尋ねたところ、阪神タイガースというチームの存在を教えてもらった。
関西では阪神タイガースは非常に人気のあるチームで、大阪が地元だということを知ったのはずっと後になってからだった。
江夏豊と王、長島との対決などは本当にワクワクしながらテレビを見ていたが、子供心にも阪神タイガースが優勝するなんてことは絶対にあり得ないと感じていた。確か高校3年くらいの頃だったと思うが、ジャイアンツV9の最後の頃で、最終戦までタイガースが首位で、最終戦のジャイアンツ戦に勝つか引き分けるかで優勝という年があったが、絶対に負けるだろうと思っていた。
案の定、大敗。試合終了後にファンがグラウンドになだれ込んで、随分と後味の悪い試合になったようだ。『なったようだ』と書いたのは、私はテレビも見ていなかったから。見れば悔しい思いをするに違いないと思っていたからだ。
阪神タイガースで一番強いイメージと言えば、とにかく重要な試合、ここぞという試合で、ことごとく負けるということである。しかもおおむね大敗する。選手に『どうしても勝ちたい』という気持ちがあるように思えないのだ。
なので、阪神が優勝、しかも日本一になることなど、私の目の黒い間にはあり得ないと思っていたので、30年ほど前に日本一になった時は本当にびっくりした。しかもその頃は日本一と言ってもいいチーム力だった西武が相手だっただけに、あり得ない結果だと思った。
しかしその年の強さはたまたま勢いが1シーズン続いただけだと感じていた。本当にチームに根付いた強さではないと思っていて、予想通り、その年をピークに下降線をたどり、数年間最下位に沈むという暗黒時代に突入していった。
その阪神タイガースの負け犬根性というようなものが薄まったのは、唯一、星野監督時代だ。
個人的には星野監督はあまり好きではない。監督としての手腕も私のような素人目にはよくわからない。ただ、今年の楽天もそうだが、間違い無く実績は残している。選手を鼓舞させるような何かを持った人間なのだろうと思う。単なる鉄拳制裁だけではあれだけの実績は残せないだろう。
しかし星野監督が阪神タイガースの監督を辞めてから、その時代の貯金を取り崩すように、徐々にまた以前の負け犬タイガースの体質に戻ってしまっていると感じる。
ただ、FA制度ができて以来、チームのイメージというのが随分変わった。はっきり言って、21世紀に入ってからのタイガースは、一体どこのチームなのかと見まがうくらいだ。
制度としてはFAは必要だとは思うが、以前ほどプロ野球に興味が無くなったのは、以前ほどチームに愛着が感じられなくなってしまったからだと思う。特に昨今のタイガースの金満体質にはうんざりする。
しかし今シーズンの2位は信じられない結果である。シーズン序盤にちらっと見た印象では、今シーズンは間違い無くBクラスだと思った。ただ、その内容はと言うと、一部のお客様チームから勝ちを稼いで、ジャイアンツには後半はほとんど負けている。
特に対ジャイアンツで言うと、タイガースがチーム状態の良い時にジャイアンツ戦になると、絵に描いた様に連敗する。良くて1勝2敗。だいたいは3連敗だ。
そんなわけで、クライマックスシリーズはおそらく広島に2連敗するだろうと思っている。こういう戦いに勝てるチームではないのだ。
しかしチームカラーというのはどこから生まれてくるのだろう。私はアンチジャイアンツだが、はやりジャイアンツは強いと思う。そういう土壌が培われているのだろう。
阪神も一時期、金本や城島など、メンタルの強そうな選手がいたが、チームカラーというのはそれくらいでは変わらないようだ。
まぁ、できの悪い息子ほどかわいいという言い方をするファンも少なくないようで、そういうファンがこういうチームにしてしまっているのかも知れない。
ほんの暇つぶしでした。。。

熱帯夜

昨日は本当に暑く、夕方に家に帰ったら速攻でクーラーを点けるほどだった。
私の寝室は二階の南側の部屋で、夏は特に暑い。昨夜の就寝時の室内気温は何と28度!!。外気温は25度未満と思うが、室内では立派な熱帯夜である。迷わずクーラーを点けて寝た。
それにしても10月になって就寝時にクーラーを点けたというのはちょっと記憶にない。台風の影響もあるだろうが、ちょうど1ヶ月前は八ガ岳のトレイルで雨に打たれて震えていたというのに。
天気予報によるとこの暑さはまだしばらく続きそうだ。天気予報というのはなぜか、当たってほしくない時にえてして当たる。
ぜんぜん気付いていなかったのだが、今度の週末はまた3連休らしい。土曜日は競技場での練習会。
六甲縦走キャノンボールを月末に控えているので、日曜日か月曜日には久しぶりに六甲へ行こうと思う。今回は宝塚スタートで、前回復路で迷った丸山の住宅街を早朝の暗い時間帯に通過することになるので、宝塚から須磨に向かって行こうと思っている。

後醍醐天皇足跡マラニック

昨年と同じく、山田池4時間走の翌日に後醍醐天皇足跡マラニックへ行ってきた。
それにしても暑かった!!。昨夜も熱帯夜かと思うくらいで、何度も扇風機を点けた。クーラーを点けようかと思ったくらいだった。

より大きな地図で 後醍醐天皇足跡マラニック を表示
スタート前の説明で、先月の台風の影響で道が荒れているところがあるということや、一部コースが変わっているというような話があったが、あまりしっかり聞いていなかった。エイドはいつも通りではなさそう。
朝からの強い日射しの元、JR玉水駅を9時にスタートした。参加者は300名くらいだろうか。いつもと同じくほのぼのとしたスタートだ。
割と前の方でスタートしたが、これもいつも通りでどんどん抜かれて行く。暑いのでスタート直後にあめ玉を口に入れた。
30分くらいたって一汗かくと身体が楽になってきた。コースも徐々に上り坂がきつくなってきて、歩いている人がぽつぽつと見受けられる。
峠のエイドはいつも通りだった。オレンジを二切れほどいただく。
ここから茶畑の間の不整地を行くことになる。そしてヤブの山道へ。
山道を下りて車道に出ると、いつもは左に曲がって鷲峰山へ向かう。しかしこの曲がり角に『倒木がある』というような看板が立っていて、前方の人たちはみんな下に下って行っている。これは道が荒れていてコースが変わっているのかと思って後を追ったが、ほどなく前方の人たちが戻ってきた。
やはりコースミスだったようで、いつもの所に戻ると、曲がってから白線が引いてあった。こういう所は曲がる手前に白線を引いてほしい。ロスタイムは10分くらいだろうか。まぁ、こういうことがあるのもこの大会のほのぼのした所なのだが。
ここからはしばらく車道を登る。歩いている人と走っている人が半々くらい。私は昨年と同じく、こういうところは絶対に歩かないという気持ちでスロージョグで登り続けた。
金胎寺の手前では少し歩いたが、にゅうめんのサービスにありついた。昨年までは赤飯のおにぎりもついていたのだが、今年はにゅうめんのみ。
ここから東海自然歩道を和束へ下る。台風の影響で道がかなり荒れている。
原山へ下りる手前で、昨年は少し山道へ行く方に印がついていたのだが、今年は矢印が無い。この山道は結構急で滑りやすくて、昨年も転倒したのを記憶しているので、通常の整地路を選ぶ。
下に下りてからは昨年同様、神社経由の回り道をさせられて、国道手前のエイドでお茶を2杯いただく。
この先、堂仙房へ向かう道の分かれで昨年コースミスしたので、今年は絶対にミスしないようにと強く意識していたのだが、何とその分かれの前で左側へ分かれる細い道に矢印が引かれている。しかも戻ってきていつものコースへ向かう矢印も見られる。どこかを見物して戻ってくるということなのだろうか。
急な細い道で、迷わず歩きで行く。所々に矢印が現れるが、その後は前向きの矢印しか出てこない。しかも戻ってくる人にはまったく出会わない。GPSの地図を見ると、いつものルートにどこかで合流するような方向に向かっている。
茶畑が広がって、素晴らしい眺望なのだが、ルートがどうなっているかわからないのが不安だ。
地図で従来のルートにかなり近くなってきたので、これはどこかで合流するに違いないと思ったところ、久しぶりに前方に先行者が見えた。
先行者に追いつくやいなや、以前のルートの車道に飛び出した。先行者は初参加のようで、しばらく一緒に走り続けた。
いつもエイドのある、木津川へ下る分かれのところは、今回はエイド無し。
しばらく下って行くと、前方にゴールの笠置寺を望むことができた。
国道に出て、橋を渡って、最後の笠置寺への登りだ。車道を行くか、初めて山道を登るか、ぎりぎりまで迷ったが、分かれに来ると脚が勝手に車道の方へ向かった。やはり慣れているということだろう。
暑くてかなり体力も消耗してきているので、昨年のように最後までジョグで登り切れるか不安だったが、何とか最後の階段の手前まではジョグでたどり着くことができた。
最後の石段は迷わず歩きで、今年も無事ゴールすることができた。約40km、4時間40分だった。温泉のタダ券と草餅をいただいて、山道を下って、温泉を堪能してきた。

山田池4時間走

今日は恒例の山田池4時間走だった。朝、起きたときは小雨が降っていて、天気予報でも雨模様とのことだったが、結果的には曇り時々晴れという恵まれた天候で終えることができた。
昨年は、いつもの練習会で走るコースとは少し違う、若干大回りのコース(約2.54km)を17周、43km ほどをほぼ4時間かけて走った。今年も同じくらいを目標にスタートした。
昨年は序盤は1周14分少々、中盤で13分台、終盤はまた14分台で、全体としては平均キロ5分35秒くらいのペースだった。
今年も1周14分をキープするつもりだったが、予想外の大集団ができて、しかもほとんどは私より明らかに走力が上の人たち。おまけに集団の前になってしまって、抑えているつもりでも速いペースで入ることになってしまった。
最初の2周は1周13’35″から13’40″くらい。その後、少しペースを抑えたおかげで集団の後ろになって、次第に大集団を見送る形になってきた。ただ、私のペースに合わせている人が一人、後ろに続いている。
昨年はスタートしてからほとんど終始単独走だったが、今回は結果的にはラスト2周以外は誰かと一緒に走る形になった。個人的には単独走の方が気楽でいいのだが、だれか伴走者がいた方がいいペースが維持できるというのは事実だ。
そんな訳で、今回はその後も給水で少し止まった時以外はずっと1周13分台で走り続けた。
昨年の感覚から考えると、このままのペースを最後までキープするのは難しいだろうと思っていたが、15周目までは実質的に1周13分台で走り続けることができた。
普通なら最後の2周となると思い切ってスパートという気持ちになるところだが、さすがに40km近く走り続けてくるともうスパートする余力は無い。スパートどころか明らかにペースダウンで、16周目は14’20″。最後は15’08″まで落ちたが、何とか当初の目標の17周をほぼ4時間で完走することができた。
昨年もそうだったが、走り切った直後は目の前が白くぼんやりして、力を出し切ったことをはっきりと感じることができた。
昨年と同じくらいで走れれば上出来と思っていたが、平均ペースでは昨年を少し上回ることができた。しかしこれは走力が上がったというものではなく、昨年1回経験しているので、その経験でペース配分がうまくいったせいだろう。できれば最終盤の落ち込みをもう少し抑えたかったところだが。
これも昨年と同じパターンで、明日はお気に入りの京和トライアスロンクラブのマラニック大会。本当の山道の部分もわりとあるので、雨は勘弁してほしい。
最後に笠置山を登るという厳しいコースだが、何とか今年もこの登りを歩かずに登り切りたい。